#中西学引退 #上からドン!
新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD」最終戦、後楽園ホール大会。
「野人」の異名を取った中西学の引退興行である。
中西は「第三世代」と呼ばれた同志の永田裕志、天山広吉、小島聡と
タッグを組み、今現在の新日本4TOPに名を連ねるオカダ・カズチカ、
棚橋弘至、飯伏幸太に後藤洋央紀を加えたチームと8人タッグで対戦。
入場時で既に感極まった表情の中西が印象深い。
普通の人間なら致命的、と称されるケガが無ければ、今の鈴木みのる
と同様の活躍が出来たかもしれない中西。全盛期の迫力に溢れた姿は
正直見る影も無い。でも、中西は最後まで中西らしくあろうとした。
そんな状態で対戦相手全員の必殺技を正面から受け、玉砕して行った
姿は本当に見事だった。正しく「天晴れ」。男ならこうありたい、と
思うくらい、すばらしい引退試合であった。
正直、第三世代の選手たちにはほぼ思い入れが無い僕なのだが、それ
でもデビュー戦を観ている選手が引退していくのは寂しい。残された
3人も引退はそう遠くない気はするが、その前にもう一花咲かせて欲し
い気がする。
好ファイトで最高の引退試合を魅せてくれた中西のためにも。