#ONGAKU-SENKA
復活の『今日のiPod「POP」から流れた曲』。
もう30年以上前という遠い昔の曲。当時溢れていたチャート系の
ラジオ番組で毎日かかっていた曲。
Heat of the Moment by ASIA.
ASIAは「エイジア」と発音し、アルバムの邦題は漢字の当て字で
「詠時感(エイジア)〜時へのロマン〜」。キング・クリムゾンや
イエス、EL&Pという当時のプログレシーンで活躍した精鋭たちが、
Popを追求する、という斬新なスタイルのバンドだった。
圧巻なのは、間奏のカール・パーマーのドラムス。
特に難しいことをやっているワケでは無いのだが、「リズムを印象
づける」ことに大成功している稀有なパターン。スティーヴ・ハウ
の透明感溢れるボーカルと相まって、相当に売れた。
ASIAはこの至極のデビューアルバムが最高傑作とされているのだが、
次の「ALPHA」もヒット。“悲劇のマスクマン”こと、ザ・コブラの
テーマ曲がASIAの「The Heat Goes On」だったのはプロレスファン
には有名なエピソードである。
こういうカラッとしてスカッとする曲がチャートに登場しなくなって
久しい。そのジャンル、今完全に空き家だと思うんだけどなぁ・・・。