WINDY CITY RIOT

#njriot #MOX


新日本プロレス『Windy City Riot』シカゴ大会のメインにて、IWGP世界
ヘビー級王座戦。両国で王座を防衛したばかりの内藤哲也に、元AEW王者
ジョン・モクスリーが挑んだ試合は・・・。

なんと、大流血戦の上で勝利したのはジョン・モクスリー
それなりに長くプロレスを観てきている僕だが、ここでタイトルが動く、
とは全く予想出来ず。もう少し内藤政権が続くと思ったのだが・・・。

コレを報じる記事を見て、ちょっとだけ違和感を覚えた。
モクスリーは『三大王座』を制覇、との記述。この三大王座とは、どうや
WWE・AEW・IWGPの3つを差すらしい。日本ではIWGP・GHC・三冠
3つでグランドスラム、と表現するが、モクスリーが達成した三大王座の
方が、若干ステータスが上、と感じてしまう。

しかし、あのディーン・アンブローズがIWGPを取るとは・・・。
もし叶うのであれば、年内は主戦場を新日本にして欲しいところ。レギュ
ラーで出てくれるのであれば、全く文句の無い世界王者なのだけど。

AKEBONO

#64


プロレスラー・格闘家の曙太郎氏が逝去。死因は心不全。享年54
2017年に福岡で行われた試合後に救急搬送され、以来現在に渡るまで闘病
最後は家族に見守られながら息を引き取ったという。

大相撲第64代横綱。第47代・52代三冠ヘビー級チャンピオン
全日本・新日本・ノアのリングはもちろん、WWEハッスルにも参戦。
K-1総合格闘技にも出場。K-1デビューのボブ・サップ戦は、大晦日・紅白
歌合戦の視聴率を上回るほど話題になった。

・・・横綱
あの極寒の長野で、オープニングセレモニー主役を見事に演じきった横綱
は、神々しいくらいに格好良かったです。

 

そんな憧れの存在である横綱が自ら設立した団体のお手伝いを、短期間なが
ら出来たことは、僕にとってかけがえのない経験になりました。長期に渡る
闘病生活、本当にお疲れ様でした。そして心から、御礼申し上げます。

そちらには馬場さんも、テリーさんも、そしてあの人も居ると思います。
僕も近いうちに、必ず観に行きます。だからまた必ず、どこかで。

THE IRON CRAW

#WCCW


アイアンクローat シネマイクスピアリ。

さすがにこの映画、観る人を選ぶかも。
昭和のプロレスファンならおそらく誰もが知っている“呪われたファミリー”
フォン・エリック一家に実際に起こった不幸な出来事の連鎖を、切なすぎる
人間ドラマとして再構築した作品。

この映画の中で起こる一連の不幸な出来事を、我々は「事実」として知って
いる。なんなら実際に起こったことは、この作品よりもっと残酷で、口にす
るにも憚られるほど。そこから考えると、この映画を通じてエリック一家の
ことを初めて知る人たちは、普通に衝撃を受けると思う。

とにかく、語り部でもある(事実上の)長男、ケビン・フォン・エリック
気の毒でしょうがない。この難しい役柄を熱演したザック・エフロン、今後
も注目させて貰おうと思う。

プロレスを扱った映画としては、おそらく最高傑作
ドキュメンタリー寄りヒューマンドラマに興味のある人は、急いで映画館
へ行くことをオススメする。さすがに残念ながら、早めに上映は終了してし
まうと思うので。

・・・買う気は無かったのだが、売店でこの表紙を見て、思わずオーダー。
このパンフ、作品を象徴するすばらしいデザインだと思う。

SAKURA GENESIS 2024

#njSG


新日本プロレス『SAKURA GENESIS』をテレ朝チャンネルにてライブ観戦。
オカダが居なくなってから最初の春のビッグマッチ。さすがにカード編成
には工夫が施されており、期待していたのだが・・・。

残念だったのは、今日組まれた全試合の中でも僕がいちばん注目していた
IWGPジュニアヘビー級選手権が、大アクシデントでほぼ「中止」に近い
カタチで終わってしまったこと。試合時間は約90秒、結果はレフェリー
ストップ。序盤で肩を脱臼し、ストップを余儀なくされた挑戦者YOH
気持ちを思うと、まぁやるせない。救いがあるとすれば、王者SHOが終
了後も悪態をつきまくり、ヒールに徹したこと。やっぱりさすがだ・・・。

IWGPジュニア戦で若干テンションが下がったが、セミファイナルで組まれ
たNEVER無差別級選手権でかなり持ち直した。ここ1年でようやくヒールの
になったEVILが持ち味を発揮し悪行三昧(^^;)。コレを全て迎え撃った上
で、新王者となった鷹木信悟も大したモノ。非常にスッキリ出来た。

そしてメイン、IWGP世界ヘビー級王者内藤哲也に、同じL.I.JNJC覇者
辻陽太が挑んだタイトルマッチは、30分に及ぶ熱戦。試合の8割を辻が
攻める展開ではあったが、終わってみれば内藤の掌。世界王者らしい試合
を魅せた上で、内藤が差を魅せつけた試合であった。

新日本、しばらくは内藤の天下が続きそう。
対抗出来るとすれば、デヴィッド・フィンレーくらいだが、出来ればもう
一人、日本人で可能性のある選手が欲しい。それが上村であれば嬉しいが、
成田海野も可能性はある。オカダ・オスプレイが居なくても、やっぱり
それなりにおもしろいね、新日本は。

DIRECT DRIVE

#njSG


新日本プロレス『Road To SAKURA GENESIS』後楽園ホール大会。
4月6日・両国のビッグマッチに向け、内藤哲也辻陽太のIWGP世界ヘビー
級選手権唯一の前哨戦が組まれた大事な大会。しかし、今日僕の目を惹いた
のは・・・。

IWGPジュニアヘビー級選手権の前哨戦としてセミで組まれたタッグマッチ
ROPPONGI 3Kのパートナー同士だったSHOYOHが、それぞれ成田・海野
をパートナーとして闘った。

注目すべきはYOH
SHOベルトを盗み捻りのありすぎるマイクアピールを連日行う、という
奇行。正直、徹底的なヒールをこなすSHOに大きく水を開けられた感のあっ
たYOHだが、この一連の行動で遂にキャラが立った
最後も必殺のダイレクト・ドライブを決め、SHOから完璧な3カウント。まぁ、
“前哨戦で勝利してしまうと本番が期待出来ない”というジンクスこそあるもの
の、YOHの弾けっぷりには期待せざるを得ない。

最後は腹話術(^^;)で締め、完全にペースを握ってしまったのだから凄い。
小松洋平・田中翔の時代から二人に大いなる思い入れを持っている僕として
は、今の二人の一騎打ちが結果・内容共に気になるところ。
とにかく「凄い試合」になりそうな予感。あの二人なら、きっと・・・。