天山広吉・引退発表

#猛牛


昨日、新日本プロレス記者会見

猛牛天山広吉が今年8月15日、G1 CLIMAX 2026・準決勝の行われる
両国国技館大会での現役引退を発表。天山は2025年4月より腰・ヒザの
負傷が悪化し、長期欠場中。難病である「黄色靱帯骨化症」も発症して
おり、プロレスラーとしての”最低限”が維持出来ない、と自らが判断し、
引退を決意した、という。

僕は天山広吉をデビュー戦の頃から知っている。
純粋な同期は、西村修金本浩二の両名で、少し先輩の小原道由と、後に
タッグを組む小島聡が少し後輩。この4名に山本広吉(現在の天山)を加
えた5名が新日本の前座戦線を沸かせていた頃が、僕がいちばんプロレス
を観に行っていた時期だった、と思う。

小原は既に引退し、西村は故人。金本は現役ではあるが、ほぼセミリタイ
アに等しい活動しかしていない。この状況を考えると、やっぱり少し寂し
い感はある。だけど・・・。

・・・この先のことを考えると、引退も致し方無し、とは思う。
時折解説などで会場に姿を見せる天山は、全盛期の半分くらいの筋肉量
な上に、頬がこけて見えるくらい激ヤセしている。あれだけバランスが
良く、受けの上手かった天山の足下もおぼつかない様子は、正直見てい
て辛かった。

ラストマッチの相手は、もちろんタッグを組んだあの男が濃厚。
熱い試合を期待するが、何よりも怪我なく無事にリングを降りて欲しい。
おつかれさま、は両国大会が終わったら改めて。

10.9

#ドームを押さえろ!


10.9 プロレスのいちばん熱い日 / 瑞佐富郎(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

随分久しぶりにレビューする「愛のプロレス作家」こと瑞佐富郎作品。
コチラでのログを確認すると、5年前のさよなら、プロレスが最後な
のだが、実際はこの5年で瑞氏の著作を数冊読んでいる。レビューが無い
理由は・・・まぁ、察してください。いや、けして悪い意味では無いので、
その辺りは誤解の無いように・・・。

1995年10月9日東京ドームで行われた『新日本プロレスvsUWFインタ
ーナショナル全面戦争』。この真に“伝説”興行に関するあらゆる要素を、
様々な角度から深掘りし尽くしたノンフィクション

相変わらず瑞氏の分析・考察は凄まじく、時代背景からこのイベントが実
現した経緯、そして今に至るまでの影響など、重要な事象を完全に網羅
いわゆるケーフェイに触れている部分もあるのだが、瑞氏のリスペクタ
ブルな文体はソレすら「イヤなモノ」と感じさせない。このある種特殊
な才能は、瑞佐富郎独自のモノ。さすが、である。

当然、僕もこの日の東京ドームの観客席に居た。
試合内容はもちろんのこと、会場全体を包んでいた異様な空気と高揚感、
そして何よりも「本当に」立錐の余地も無いくらいの人・人・人・・・。
東京ドームがリアルに超満員になった様子を、僕は2度観ているのだが、
その1度目がこの日。試合前・試合中・試合後の全てで、観客全員が完全
に出来上がっている、という現象は、一生のうち一度あるか無いか。
そこに参加していた事実を幸福だと思うと共に、その時の感覚をリアル
に思い出させてくれたこの作品に、心から感謝したい。

天心と武尊が雌雄を決したTHE MATCH棚橋弘至引退興行、そしてつい
この前の井上vs中谷は、同じ景色だったのかな?確認しておけば良かっ
たのかなぁ・・・。

Wrestling DONTAKU 2026・福岡国際センター②

#njDONTAKU


新日本プロレス『レスリングどんたく2026』福岡国際センター二日目
昨日とカードに差があるとは思わなかったのだけど、二日目の今日はさす
がに客入りが良い、という印象。実際、満員マークが付いていたらしい。

今日もメインとどちらにしようか迷ったのだが、ピックアップはセミ
「毘沙門チン」こと、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ボルチン・オレッグ
保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に、United EmpireHENARE&
グレート・O・カーン&ウィル・オスプレイが挑んだ一戦。

改めて認識したのはボルチンポテンシャルHENAREオーカーンとの
絡みは既に鉄板級の信頼感があるし、あのオスプレイと絡んでも見劣りす
る部分が一切無い。この6人の中では実力的に飛び抜けている感さえ抱か
せてくれるのだから、プロレスラーとして超一級品。なんなら、カラムの
次のIWGP王者になっても全く不思議は無い。

そしてこの6人がそれぞれの持ち味を存分に発揮した凄い試合に。
男を上げたのはまたしてもYOSHI-HASHIで、実力・体格で明らかに上回る
UE勢を向こうに回して大立ち回り。最後こそUEの三位一体技に力尽きたが、
心の底から応援したくなる選手に化けてくれた。

問題はやっぱりオスプレイの今後
オスプレイはAEW所属選手であり、パーマネントに新日本に参戦するのが
難しい立場。実力も華もあるし、個人的にも大好きな選手だが、さすがに
タイトルを渡してしまうのは正直どうかと思う(^^;)。ただ、メイン終了後
はUEに内紛の雰囲気が出ており。そうなるとオスプレイもガッチリストー
リーラインに絡む必要がある気が。最近は頻繁に来日しているし、もしか
したら新日復帰?の期待が(^^;)。そうなってくれると嬉しいんだけど・・・。

Wrestling DONTAKU 2026・福岡国際センター①

#njDONTAKU


新日本プロレス『レスリングどんたく2026』福岡国際センター初日
レスリングどんたくが2daysになって久しいが、正直今の新日本は2日間
興行を持て余している感じも。無理に2日やること無いと思うのだが・・・。

今日のピックアップ、迷った挙げ句セミファイナル
NEVER無差別級選手権王者成田蓮に、STRONG無差別級王者ボルチ
ン・オレッグが挑んだ試合。今年のNJCで組まれた同一カードは、ボルチ
ンの圧勝。フラットに観れば両者の実力差は歴然で、成田が勝つにはHOT
っぽいヒールムーブを駆使するしかない。今のパッとしない成田なら、勝
つにせよ負けるにせよ大した試合にはならない、と思っていたのだが・・・。

今日の成田、(これまでに比べると)なかなかピリッとした感を出せたの
ではないか?と評価。今回もいつものようにHOT勢の途中介入があったの
だが、ソコはあまり重要では無い。強烈無比ボルチンの技の殆どを受け
まくり、その上で(反則絡みながら)勝利した。まだEVILの域には達して
いないが、今日は懸念事項として上げていた「憎々しさ」が出ていた。

成田もヒールとして生きて行く覚悟が出来た、と思いたい。
その振り切りが出来なければ、キャリアの近い上村・辻・海野、なんなら
下の世代の大岩Yuto存在感に追いつけない気がする。

次の防衛戦の相手はウルフ・アロンになりそう。
となると、正念場。今日と同じレベルの憎々しさが出せれば、ようやく
成田蓮の株が上がると思うのだが・・・。

レスリング肥前の国

#njHIZEN


新日本プロレス『Road to レスリングどんたく2026』SAGAアリーナ
今日の大会は「レスリング肥前の国」というタイトルが付いており、この
前の広島大会同様に単なるシリーズの一戦に納まらない特別な大会
この大会の“主役”として、本当に久しぶりに抜擢されたのが・・・。

7月引退を控えている四代目タイガーマスク
極悪の限りを尽くし、長期政権を築いているIWGPジュニア王者DOUKI
ケンカを売り、「佐山サトルのストロングスタイルで潰す!」と宣言した
四虎の、おそらく最後のビッグマッチ
さすがにインパクトの強い試合が期待出来る、と思っていたのだが・・・。

僕は随分昔の段階で四虎を見限っている
佐山の直弟子としてみちのくプロレスでデビューし、新日本に移籍してか
らも数年間は期待しつつ応援していたのだが、NOAHとの対抗戦、具体的
には丸藤正道との一戦での内容があまりに非道く、大いに落胆。その後は
全く巻き返すことが出来ず、伝統虎の仮面を被りながら中堅、もっとハ
ッキリ言うのなら“ジョバー”としてここまでダラダラ現役を続けて来た。

しかし、今回の試合は前哨戦等でしっかりお膳立てが出来上がっており、
挽回出来る最後のチャンス。僕も最後くらいはかつての「強いタイガー」
が観られるのでは?という淡い期待を抱いていたのだが・・・。

・・・期待した僕がバカだった(^^;)。
キャリアは四虎の半分以下なDOUKIにゲームメイクを頼り切り、ピリッと
したところが一切無い。正直、勝てるとは思えない試合ではあったのだが、
負け方試合の内容も、新日本プロレスのメインに相応しいとは思えない
必死に試合を組み立てたDOUKIが、ちょっと気の毒に思った。

ライガー棚橋も、晩年の勝率は当然良くは無い。
しかし、勝ち負けを超えたところで強烈な印象は残し続け、結果惜しまれ
ながら引退した。もちろん、四虎にそこまでは望んでいなかったのだが、
この内容はどうなのか?あと2ヶ月、しっかり考え直す必要があると思う。

TAKAみちのくと激しくやり合ったデビュー時、難敵のドス・カラスを破
って優勝したふく面ワールド、UFOのリングで当日のベストバウトと評さ
れた日高戦など、印象的な試合が幾つもあったんだけどなぁ、四虎には。
マジでガッカリしました、今日は。本当はもう、あんまり酷いことを言い
たく無いんだけど・・・。