HOLGA DIGITAL

約1年前に旧サイトのトピックで話題にした件。
僕をトイカメラの道へ引き摺り込んだメーカー(?)、HOLGAが、フィルム
カメラの生産を完全に停止。それ自体は時代の趨勢だからしょうがないと思っ
ていたが、驚いたのはこの発表から数日でHOLGAブランドデジタルカメラ
の発売がアナウンスされたこと。あれから1年、約3,000円という超安価で、
HOLGAデジタルが僕の手元にやって来た。

大きさ感を測るために、定番の120GCFNを隣に置いてみた。
・・・DianaDiana miniみたいな対比に思わず笑う。ホルデジのかわいらしさ
はかなりアリ。カメラ女子が持ってたら、ちょっと注目しちゃうかも。


んで、テスト撮影結果。
ホルデジには135モード120モードがあり、上は135モード=4:3の写真。
見事に四隅が光量オチし、これぞHOLGA、という仕上がり。

残念ながらフィルムのHOLGA135のように逆光フレアが出る事は無いが、
明暗のハッキリした場所での撮影は新しい面白さが発見出来そうな気配。

120モードではお馴染みのスクエア写真撮影が可能。
注目は右側で、これは明るい場所で普通にシャッターを切っただけ。何故に
こんな流れた写真になるのか(^^;)? こういうところもHOLGAっぽくて良い。

まだ使っていない機能は、バルブモードモノクロ撮影。ま、その辺の機能
はおいおい試すつもりだけど、無理にそのモード使う必要無いかも(^^;)。
これだけで充分楽しいから。

しかし、買おうと思ってる人に1つだけ注意
このカメラ、デジカメには必須の液晶画面が付いてません!故に撮影結果は
SDカードをPCにセットするまで一切解らないのでご了承の程。
それこそがHOLGA、King of Dreamyなんだけど。

ご無沙汰のフィルムカメラ

先週の仕事の合間、ずいぶん久しぶりに浅草橋パレットプラザへ。
いわゆる街の写真屋さんで、ちょっと前までは1週間に2〜3回は足を運んで
いた場所。要するにフィルム現像・プリントしてくれるお店。しばらくぶ
りにフィルムカメラの話題!!

カメラはLomographyLC-Wideを使用。
フィルムは同じくLomographyのColor Negative 100で、基本は街撮り
セッティング。春先にフィルムを入れ、現像に出したのが12月(^^;)。昔の
家庭用カメラってこういう事態が結構起こった。イベントの時しかカメラ使
わないから、1年分の写真を現像、みたいな(^^;)。



↑↑の3枚、おそらくフラワーガーデンスプリングフェア時(5月)の写真。
天気の良い日に見られるThat’s トイカメラな仕上がり。接写の上2枚は狙っ
た通りの絵になったのだけど、ロングの3枚目はちょっと失敗。この構図、
iPhoneでは結構素敵な写真が撮れていたんだけどなぁ・・・。


↑↑の2枚はそれぞれ夜景街撮り。下の写真は中野に芝居見に行った帰り
の写真だから、季節は夏に入ってるハズ(^^;)。両方とも広角感を強調して
みたんだけど、いかがな感じかな?

最後の1枚は先月野球場での一コマ。5月から11月までかからないと36枚
仕上がらない、というのはちょっと呆れるなぁ、自分でも(^^;)。
毎日持ち歩かないとダメだね、フィルムカメラは特に。明日からローライ35
持って出掛けることにしよう(^^;)。

Photo Latte

基本的にソーシャルからは距離を置いている僕なのだが、取り敢えず
毎日1枚写真をアップして3年経つのが「my365」なるサービス。
iPhone・Android向けのアプリも出ており、利用者もそれ程多く無い
所為かストレスを感じないのが良かったのだけど、最近このサービス
クソ夜になると写真のアップロードが全く出来なくなる、っつー
んだから、使い物にならない。なんかサービス自体があと1ヶ月保ち
そうに無い

で、代わりに使ってるのが↑↑のPhoto Latte
コッチの方が利用者が多く、サイトからしてメジャー感(^^;)が漂う。
インターフェースも解りやすい。

今のところmy365と併用してるのだが、完全乗り換えも近いかも。
ワケわかんないとこのサービスはダメだな、やっぱり。

フィルム、時を止める魔法

▼谷中レトロカメラ店の謎日和 フィルム、時を止める魔法 / 柊サナカ

シリーズ2作目を当然の様に読む。
感覚的には前作とひとつなぎ。物語はゆっくりと、しかし怒濤の展開(^^;)に。

今回もかなりニヤっとする名器モチーフのエピソード多々。
ニコンF2チタン、ライカM3、プララウベルマキナ67、コンタックスIIaみたい
な、“ザ・レトロカメラ”的なチョイスに加え、スパイ用カメラミノックス
マジレトロハンザキヤノンまで加えてくるあたり、実にマニア心をくすぐる。
そしてメインストーリーにはならないものの、僕自身も使っているローライ35
プラモデルカメラが登場。正直心が躍った

前作でマニア以外の反応を気にした僕だが、ここまで読むと逆の感情が芽生え
てきた。もしかしたら、この作品を読むことでフィルムカメラに興味を持つ層
が増えるんじゃないか? そんな気がしてきた。

なぜなら、各カメラから紡ぎ出される“ミステリー”が普通にキラキラしている
し、ゆっくりと着実に進むラブストーリー展開も若年層が絶大に支持しそう。
つまり「読み物」として非常に優秀。ドラマにしてもいいかもしれない。

コレ、シリーズ略称を付けるとしたらなんなんだろうね?
今後絶対に必要になると思う。誰かが良い呼称を考えてくれるといいな・・・。
とにかくこの3日間、このシリーズのおかげで本当に幸せでした。ありがとう!

願わくば、次作ではぜひOLYMPUS PEN-Fを採り上げて欲しい。
そんなエピソードが読めたら、きっと胸がいっぱいになると思うので。

谷中レトロカメラ店の謎日和

▼谷中レトロカメラ店の謎日和 / 柊サナカ

僕のtwitterアカウントはほぼカメラ・写真アカウント
最近すっかりご無沙汰(^^;)になっているのだけど、クラシックなフィルムを
使うカメラをやたらたくさん集め、素人リペアするのが趣味になっている。

そんなtwitterのTLで流れてきたのが↑↑の本の新作
カメラバカでありながら、こんな魅力的なタイトルシリーズを知らなかった、
というのが悔しい。っつーか、このミスまで取ってんじゃん・・・。素人レビュア
としても失格だ、こりゃ(^^;)。

そんなこんなで速攻で入手した柊サナカ「谷中レトロカメラ店の謎日和」
・・・最初にハッキリ言いましょう、どストライクですよ、コレは♪

パルナックライカニコンFローライスコープゼンザブロニカシグネット
更には110ハリネズミカメラまで、フィルムカメラバカならそこらじゅうを
のたうち回って悶えそうなネタが全篇に展開される。商品説明のディテールも
かなり細かく、それをかなりハイレベルなミステリーに昇華させているのだか
ら、文句の付けようが無い。いやもう、最高です!

ただし!
コレってクラシックカメラマニア以外の人はちゃんと理解出来るんだろうか?
という心配アリ(^^;)。まぁ、このミスを取ってるくらいだから、ある程度の
コマーシャリズムはあると思うのだが、そのへんの客観的な判断がカメラバカ
の僕にはちょっと無理(^^;)。だから同好の士にだけ、自信を持ってオススメ
しておきます。

さぁ、新作読もう!