このところ視聴率的に惨敗が続き、枠そのものの存在すら危うくなっている
フジテレビ月9。さすがに危機感を覚えたのか、今回はついに最終兵器である
福山雅治を投入。タイトルは「ラヴソング」。
無論、コテコテのラブストーリーになると思っていたら・・・。
ヒロインのさくら(藤原さくら)は吃音、つまりはドモリに悩んでいる女性。
当然のように人間関係は上手く行かず、ある種自暴自棄になっている。
そんなさくらが、職場の上司に無理矢理行かされた会社内のカウンセリング
ルームで元ミュージシャンの臨床心理士・神代広平(福山)に出逢って・・・。
という感じの第一話。
・・・コレはすっごく難しいジャンルを選択したなぁ、と感心。
そもそも、このドラマの主役はたぶん福山では無く、ドラマ初出演でド新人
の藤原さくらな気がする。吃音持ちという重い役柄は新人には辛いと思うが、
この難しいキャラに真っ向から勝負を挑んでいる姿にグッとくる。そして、
劇中で歌う藤原を見て、完全にやられた。凄い歌を歌う人なんだね、この人。
おそらく賛否両論の渦になると思うが、こういう硬派系のドラマは大好き。
今後の展開が凄く楽しみだし、毎週藤原さくらの歌が聴ける、と思うと、妙に
ウキウキしてしまう。月9、久々に来たね、と思っていたら・・・。
初回視聴率10.6%だって・・・。
結婚で福山の神通力が薄れたのか、そもそも月曜の夜にドラマを見る奴が減
ったのか・・・。少なくとも僕はとても良いドラマだと思う。ちゃんと数字が
付いてくればいいなぁ・・・。