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2017年12月17日、大日本プロレス横浜文化体育館大会において、王者の
鈴木秀樹に橋本大地が挑んだBJW世界ストロングヘビー級選手権は、タイ
トル初挑戦の橋本大地が見事にシングル初戴冠を達成した。
感心したのは、序盤の粘っこい展開。
スタンドでの主導権の取り合いはいわゆるランカシャースタイルのキャッチ
・アズ・キャッチ・キャンであり、完全に鈴木の庭。にも関わらず、大地は
この展開にしっかり付き合い、なんと先手を取って魅せたのだから凄い。
中盤以降の打撃戦は、鈴木の切れ味鋭いエルボーを何発も受けながら、豪快
な蹴りで応戦。かつて父親が使っていた袈裟切りチョップを繰り出した時に
は、ちょっと涙が出そうになった。
フィニッシュは垂直落下式のライジングDDT。
あの鈴木秀樹を朦朧とさせた上で、完璧な3カウントを奪ってみせた。
ZERO-ONEを辞めた時はまぁしょうがない気がしたが、その後に移籍したIGF
を中途半端な形で離れた時は、正直この選手を見離した。しかし、大日本に
移籍した後は同じ選手とは思えないほどの大活躍。そしてこういう結果を出
したワケだから、もう橋本大地というプロレスラーを認めざるを得ない。
・・・いや、正直言えば「待っていた」。
本人はもちろん考えるところがあると思うが、やはり橋本真也の血は特別。
あともう少し、キャリアと実績を積んでいけば、橋本大地というプロレスラー
を確立出来る、と信じたい。大地は、我々ファンにとっても可愛い息子である。
息子の自立を喜ばない親は居ないのだから。
ガンバレ!そして、大日本ストロング史上、最高の王者になって欲しい。
嬉しいなぁ、本当に。