2020・G1-30 at ドルフィンズアリーナ(14/19)

#G1 #愛知県体育館


『G1 CLIMAX 30』、名古屋ドルフィンズアリーナ大会。
名古屋といえば棚橋の地元なのに、メインイベントにタナの名は無し。そりゃ
後藤との試合が組まれちゃったら、メインからは外されるよなぁ、と。
その代わりに、神宮二冠戦以来の内藤vsEVIL。今日の全カード、ある意味で
果が見えているカードばかりなのだけど、果たして・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝6敗>【Clarky Cat】<4勝3敗>ザック・セイバーJr.
KENTA<3勝4敗>【Ringout】<3勝4敗>矢野通×
SANADA<4勝3敗>【Rounding Body Press】<3勝4敗>ジュース・ロビンソン×
×棚橋弘至<3勝4敗>【GTR】<4勝3敗>後藤洋央紀
EVIL<5勝2敗>【Evil】<5勝2敗>内藤哲也×


[本日のピックアップ]


昨日と逆に、今日の試合はどれもあまり語るべき試合が無いような・・・。
ピックアップに非常に迷ったのだが、今日はメインにしておこうかと。

内藤哲也vsEVIL
前述の通り、神宮の二冠戦からあまり間を開けない状況だが、既にワンポイ
ント王者感の強いEVILにとっては、巻き返しに絶好の機会。

インサイドワーク技術に欠けるEVILだが、セコンドのディック東郷のおかげ
結構なヒールぶり。しかし、内藤は悉くEVILを上回る動きを魅せ、役者の
違いを見せつける。

と言いながら、最後はEVILが東郷を上手く介入させた上で姑息に勝利する
と予想していたのだけど、勝負は東郷が介入出来ない状態での一騎打ちへ。
ここでフィニッシュのEvilを爆発させたEVILが、文句の無い勝利を飾ってし
まったのだから、ちょっとだけ驚いた。

これで内藤EVIL10点同士首位に並び、その後をSANADA・ザック・
後藤の3人が8点で追いかける状況。僕のSANADA推しは変わらないのだが、
サイアク後藤以外だったら誰でも良い気になってきた。
・・・棚橋の今後の方がよっぽど気になるなぁ、今は。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.3(13/19)

#G1 #大阪府立体育館(3)


『G1 CLIMAX 30』、岡山から中一日明けて大阪へ移動。
今年は大阪で開幕2連戦があったにも関わらず、後半でもう1日入れて来た
らちょっと驚いた。両ブロック共にリーグ戦の残りは3試合。全9試合だから、
今日から後半戦ということになる。Aブロックでチャンスがあるのは3勝3敗
以上の成績の選手たちか。今日の段階で裕二郎とコブの優勝の目は無い、と。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


ジェフ・コブ<3勝4敗>【Tour of The Island】<3勝4敗>石井智宏×
×高橋裕二郎<7敗>【Bladerunner】<5勝2敗>ジェイ・ホワイト
ウィル・オスプレイ<5勝2敗>【Storm Breaker】<3勝4敗>タイチ×
飯伏幸太<5勝2敗>【Kamigoe】<3勝4敗>鈴木みのる×
×鷹木信悟<3勝4敗>【Money Clip】<5勝2敗>オカダ・カズチカ


[本日のピックアップ]


どの試合もインパクトを残した大阪ver.3、迷いに迷ったのだが、今日は
敢えて3試合目をチョイスしてみた。

ウィル・オスプレイvsタイチ
ある意味で大器晩成、おそらく今がピークタイチと、鳴り物入りで登場し
今も音の鳴り止まないオスプレイ、ジュニア時代以来の久々の対戦。

今回のG1、僕が裏MVPに挙げているタイチが今日も大活躍。
試合内容に全くハズレが無く、どの試合も観客が異様に盛り上がるのは、間
違い無くタイチの上手さ小憎らしさが突出しているから。今日もオスプレ
イを相手に真っ向勝負を展開したのだから凄い。

あんまりこういうことを言いたく無い(^^;)のだけど、全日本四天王の流れ
を汲むタイチ「受け」には感心する。今日もオスプレイのフルコース
璧に受けきり、見事な負けっぷりで轟沈して魅せた。

オスプレイは点数を2桁に乗せ、同率首位をキープ。もしも次のオカダ戦に
勝利するようなことがあれば、高い確率でAブロックを突破しそう。そうな
ったらおもしろいんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]


走ろうぜ、マージ

#犬と暮らすということ


▼走ろうぜ、マージ / 馳星周(Kindle版)

続く馳星周強化月間、今回はノンフィクション
既にレビュー済みの「ソウルメイトII」の大元になった(であろう)実話で、
作者自身の綴る日記が一冊の本になっている。

犬好きで知られる馳星周が、最初に自分の犬として迎えたのが、バーニー
ズマウンテンドッグの雌・マージ。この犬種にしては珍しく10年以上生き
た彼女と、ボスである馳星周の最後の3ヶ月間が描かれている。

僕が馳氏をリスペクトせざるを得ないのが、「犬を飼う」人としての条件
最高級のレベルで満たしており、その上で心の底からの愛情を犬に注い
でいること。単純に大型犬を飼う、という行為だけでも、例えば予算的な
ハードルは相当高い。自由になるお金が潤沢にあり、ある程度時間が自由
に使え、犬のためになんでも出来る。そのくらいの位置に行かなければ、
犬を飼う資格は無いんじゃないか?と思わざるを得ない。

少なくとも、馳氏とマージが圧倒的なまでの信頼感で結ばれていたのは間
違い無い。マージは絶対に幸せだったし、その後も一貫して多数のバーニ
ーズの一生を見つめ続けている馳氏は本当に凄い人であり、憧れるべき人。
大型犬と共に暮らそう、と考えている人は、コレを読んでおくべきだ。

かなりネガティブな印象レビューになってしまったが、言いたいのはこの
作品が「犬と共に暮らすことの辛さ・厳しさ」、そして何よりも「喜び」
が伝わるすばらしいノンフィクションである、ということ。クライマック
スの生々しさには思わず目を背けてしまったが、あとがきまで含めて読了
出来、本当に良かったと思う。

幸せな犬が、無尽蔵に増えるといいなぁ・・・。

2020・G1-30 at ジップアリーナ岡山 (12/19)

#G1 #ジップアリーナ岡山


『G1 CLIMAX 30』、広島からちょっと横に移動して岡山大会
パンチのあるカードは無いのだが、今日の結果如何で優勝戦線に残る人・脱落
する人が決まる可能性あり。現状、3敗以下の選手にはまだチャンスがありそ
うなのだが・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝5敗>【GTR】<3勝3敗>後藤洋央紀
ザック・セイバーJr.<3勝3敗>【Heel Hold】<3勝3敗>矢野通×
SANADA<3勝3敗>【O’Connor Bridge】<3勝3敗>KENTA×
内藤哲也<5勝1敗>【Destino】<3勝3敗>ジュース・ロビンソン×
×棚橋弘至<3勝3敗>【Evil】<3勝3敗>EVIL


[本日のピックアップ]


・・・いろいろ熟慮した上で、今日のピックアップは↓↓コレ。

ザック・セイバーJr.vs矢野通
今日の試合、熱戦になった試合は結果に納得がいかないし、結果が予想通り
だった試合は内容的にピリッとせず。消去法でこうなったワケなのだが・・・。

矢野通、おそらく今現在新日本最強のプロレスラーだと思われる。
しかし、本格派として活躍するにはルックスに恵まれず極悪ヒールをやる
には顔が面白すぎる。で、ようやく発見した立ち位置がコミカルファイター
というスタイル。勝っても負けても短時間で試合が終わり、悲壮感は皆無。
それはそれで全然アリなのだけど・・・。

今日の矢野の試合はやや長かった
グラウンド巧者ザックとの丸め込み合戦はやたら見応えがあり、普段の
矢野なら絶対に見せない引き出しをちょっとだけ開けてくれた感。奇想天外
な反則もいいが、こういうテクニカルなせめぎ合いをもっと観たい気が・・・。

最後は切り返し合いを制し、変形ヒールホールドを極めたザックの勝利。
しかし、コレが決まってもしばらく粘った矢野の姿に、隠れた実力者の本来
の姿を観た気がした。矢野通という存在、マジで貴重だと思う。

しかしBブロック、内藤があと3試合残して二桁を超えたのにはビックリ。
まさかこのまま行く、ということは・・・。SANADAを推してるんだけどなぁ、
今回は。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 広島サンプラザホール vol.2(11/19)

#G1 #広島サンプラザホール(2)


『G1 CLIMAX 30』、広島2連戦の2日目。
昨日のBブロックと比較すると、派手では無いが、が注目しそうな粒の揃っ
たカードが並ぶ。後楽園ホールでやっていたら、ちょっと観に行きたくなるよ
うな感じ。やっぱり今回のメンツはAブロックの方がいいかも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×高橋裕二郎<6敗>【Brain Buster】<3勝3敗>石井智宏
オカダ・カズチカ<4勝2敗>【Quick(Ebi)】<2勝4敗>ジェフ・コブ×
ウィル・オスプレイ<4勝2敗>【Storm Breaker】<3勝3敗>鈴木みのる×
ジェイ・ホワイト<4勝2敗>【Bladerunner】<3勝4敗>タイチ×
×飯伏幸太<4勝2敗>【Last of The Dragon】<3勝3敗>鷹木信悟


[本日のピックアップ]


今日はどれにしようかかなり迷ったのだけど、やっぱりメインかな?
もし10年前に実現していれば、大きな話題になったかもしれない初対決。

飯伏幸太vs鷹木信悟
インディ育ちだが、その頃から突出していた2人が、新日本プロレスのリン
グでメインイベント。しかもG1。それだけで感慨深い。

ペースは鷹木。飯伏はやや受けに回る展開が多くなったが、ここまでの経験
でその姿に余裕が見える。同い年・同年デビューだが、現実は飯伏が一歩先
を行く状況。取り敢えずその「格」を、鷹木は壊しにかかった。

次第に消耗戦となり、前半飛ばした鷹木がやや劣勢に。しかし飯伏も受けす
ぎたのか、攻撃の迫力に欠ける。それでも絶好のタイミングでボマイエを決
め、仕上げのカミゴエを狙ったのだが・・・。

カミゴエの膝を抱え込んだ鷹木が、起死回生のラスト・オブ・ドラゴン
これがズバリと決まってしまい、勝利は鷹木の元に転がり込んできた。

おもしろかったが、やはり2人がもっと若いウチに観たかったかもしれない。
無茶をする頃の2人なら、もっと殺伐としたとんでもない試合になった気が。
しかし、この2人はまだ内容を高めて行ける筈。今後の展開に期待する。

・・・今日の結果で、4勝2敗4人に。残りのカードを考えると、Aブロックを
制覇するのはジェイオスプレイ。本命はジェイだけど、個人的にはオスプ
レイを推したいところ。終盤どうなるか、マジで目を離せなくなってきた。


[本日までの星取表]