2020・G1-30 at 両国国技館 vol.3(19/19)

#G1 #両国国技館(3)


『G1 CLIMAX 30』両国3連戦最終日、優勝決定戦
Aブロック覇者・飯伏幸太vsBブロック覇者・SANADAの一戦となった。

新日本の近未来を測るには最適のカード。おそらくこの先2〜3年の新日本は、
飯伏・内藤と同年代からそれ以下の選手たちで展開するハズ。外国人選手を
別にすれば、実質新日本の四天王はオカダ・内藤・飯伏・SANADAの4人。
その中でも勢いに乗る2人の闘いである。

両名とも今風の選手なのにも関わらず、序盤はグラウンドを中心としたオーソ
ドックスな展開に。こういうのをおざなりにしないから、僕らのようなオール
ドファンにも2人は認められる。実際、見応えの深い攻防であった。

特に新日本移籍以来の大チャンスとなったSANADAは見事に持ち味を発揮する。
独創性に溢れる技を幾つも繰り出し、あわや!という場面を幾つも創った。
が・・・。

35分を超える消耗戦に終止符を打ったのは、人でなしドライバーからカミゴエ
2連発で決めた飯伏。このG1での飯伏のコンディションはすばらしく、粘る
SANADAを見事に振り切って見せた。

飯伏はG1史上3人目となる連覇を達成。
今日開催が発表された新年の東京ドーム大会は、よほどの事が無い限り王者の
内藤に飯伏が挑む試合となりそう。そして、来年はきっとIWGPを腰に巻く飯伏
の姿が観られる、と思う。

・・・なによりも、G1 CLIMAXという長期に渡る大会を、このご時世なのにも関わ
らず、一人の欠場者も出ることなく完遂してくれた新日本プロレスと、選手たち
に本当に感謝する。結局、プロレスが僕を救ってくれるんだなぁ、と改めて。

もう一つ。
ウィル・オスプレイ&グレート・O・カーン『THE EMPIRE』、もしかしたら
かなり早い段階で新日本を席捲してしまう可能性大。が凄ぇよ・・・。


[G1 CLIMAX 30 全星取表]