Rock The Casbah

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
僕らは年代的に「やや遅れてPUNKに触れた」世代なのだが、パンクを意識
する前にしっかりパンクに触れていた、と後で思い知らされた曲。

Rock The Casbah by The Clash.
クラッシュピストルズダムドと並び、UKパンクの御三家とされている
伝説のバンドなのだが、この曲でUSのヒットチャートにランクインしてい
た時期がある。つまり他の洋楽と一緒にヒット曲として耳にしており、そ
あまりのカッコ良さに当然痺れた、ということ。

この曲が収録されているアルバム、『COMBAT ROCK』からは、これまた
名曲である「Should I Stay or Should I Go」も大ヒット。どちらの曲も今
聴くとしっかりPUNKなのだが、それでもオーバーグラウンドでブレイクし
てしまえるのがクラッシュの力量。すげぇバンドだ、マジで。

このMVでの注目は、ベーシストのポール・シムノンプレイスタイル
いわゆるポゴ・ダンスのオリジナルで、まぁ真似した真似した(^^;)。
もちろん、ポールがやるからカッコイイのは良く解っていたのだけど。
・・・ちなみにこの曲、レコーディングでベースを弾いてるのがポールでは
なくてドラムのトッパー・ヒードンだというのは有名なトリビア。

とにかくこのアルバムは普通にロックの歴史に残る名作。サブスクにもし
っかり登録されてるので、ぜひご一聴を!

▼COMBAT ROCK / THE CLASH

古惑仔

#ノワール短編


▼古惑仔 / 馳星周(Kindle版)

Kindle Unlimitedでまだ読んでいなかった馳星周作品。
特に何も考えずにチョイスしたのだが、なんとこれが氏には珍しい短編集
ちょっと面食らいましたよ、ええ。

改めて。
全6篇からなる短編集。主役の殆どは日本で暮らすワケアリアジア系外
国人かその関係者で、おおよそは違法滞在の中国人。野心を持って来日し
たにも関わらず、敢えなく夢は破れ、最悪の状況に陥る人たちの様子が、
バリエーション豊かに描かれている。

「不夜城」に代表される馳ノワールであることは間違い無いが、登場人物
レベル明らかに低い。他の作品に登場する中華系マフィアたちはある
意味で恐怖の象徴であったが、今作に出てくる人たちは全員がそこまで行
かない普通(?)の違法滞在者。もちろん馳作品だから、むごくてエグい
場面の多々ある物語なのだが、主軸は間違い無く【悲哀】。こういう方法
で描かれるノワールの方が、もしかしたらリアルなのかもしれない。

タイトルの「古惑仔」には、「チンピラ」というサブタイトルが付いてい
るのだが、正直この作品の登場人物たちは皆チンピラ以下の最下層な気が
する。彼らの様を読んで僕がいたたまれなくなるのは、同じく自分がチン
ピラ以下だからなのかなぁ・・・。ちょっと複雑。

麺や 航・わたるら〜麺

#オフィス街サバイバル


本日は大手町方面で仕事。
昼イチで行ったのだが、思った以上に早く事が済み、せっかくだから遅
い昼飯でも、ということに。大手町と言えば、OTEMACHI ONEに美味し
いラーメン屋が数軒あったハズ。で、そこに向かったつもりだったのに、
途中のパークビルディングで引っかかってしまった。

麺や 航 大手町店・わたるら〜麺
このお店は人形町の有名店で、近いうちに行ってみるべきお店の一つだ
ったのだが、まさか大手町に店があるとは・・・。つけ麺を推しているよう
だったが、まずはラーメンを食べてみた。

スタンダードな豚骨魚介だが、ココのスープはちょっとドロッとした仕
上げ。好き嫌いの別れるところだが、個人的にはかなり良いバランスか
と。何も考えずにオーダーしたのがいわゆる「全部入り」であり、トッ
ピングの全てがスープに合う、というすばらしい仕上がり。

麺はもう少し固くても良かった気がするが、全体的にかなりのヒット。
大手町界隈のラーメン、最近侮れなくなってきたかも。次回はつけ麺に
チャレンジかな? 餃子も美味しそうだったけど・・・。

参考:麺や 航 大手町店(RDB)

白鳥とコウモリ

#ザ・ミステリー


▼白鳥とコウモリ / 東野圭吾

東野圭吾新作
コロナ禍の影響か、遂に過去作品の一部が電子書籍化された東野作品だが、
新作はやはりソフトカバーオンリー。まずは書店でそのを見て度肝を抜
かれた。「白夜行」までいかないかもしれないが、一見しただけで大長編
と解る装丁。気合いを入れて読み始めた。

弁護士の変死から始まる物語。手がかりの殆ど無い事件で、捜査は暗礁に
乗り上げるかと思われたが、ある容疑者自白で事態は急展開。被害者・
加害者双方の家族も生活が一変し、世間の好奇の目に晒されてしまうのだ
が、被害者の息子加害者の娘の双方が、犯人の「供述」に全く納得が出
来ないでいた・・・という感じ。

・・・凄い
全編に張り巡らされた伏線と、あまりにリアルな加害者・被害者の感情が
交錯し、結果全てから目が離せない。とんでもない長編なハズなのに、全
くと言って良い程長さを感じず、ほぼ2日で全てを読み切ってしまった。

東野圭吾の著作はほぼ全てを読んでいるのだが、個人的にその中でもベス
ト3に入る傑作、と評価。どこを読んでも静かな緊迫感が溢れ、読中心臓
の鼓動が安定しない程。そしてこれまた久しぶりに、最後まで犯人が全く
解らない、というミステリーの王道もしっかり歩んでいる。

これぞザ・ミステリー。東野圭吾の真骨頂を、久々に堪能させてもらった。
ちなみに読後感、悪く無いどころか清涼感すら。オススメすることに何の
躊躇も無い。改めて、凄い作品です、コレ。

これぞ九州の海!

#雄大


本日の仕事終わり、一緒に仕事をさせていただいた方たちを大分空港へ
送り届ける役目を仰せつかった。現場からナビを入れると、空港までの
所要時間は約2時間。その時点で17:45、フライトは19:45。ハッキリ
絶体絶命(^^;)、とにかく急げるだけ急いでクルマを走らせたところ、
空港到着時刻は18:45Eのナビはどんな時間計算をしてるのか(^^;)。

そのまま大分市内まで取って返したのだが、帰りは意識的にゆっくりと。
途中に寄ったコンビニの駐車場から見えた風景が、正に絶景であった。

来月また大分来訪が控えているのだが、もしスケジュールがなんとかな
るのなら、最終日は別府に宿を取ろうかと。温泉に浸かるだけなら、罪
は無いよね、きっと。