CyberFight

#異文化統合


DDTプロレスリングDDTフーズ、そしてノア・グローバルエンタテイン
メントの3社が合同で記者会見

3社経営統合し、プロレス事業会社「株式会社CyberFight」を設立する。
同じCyberAgent傘下とはいえ、出自文化の全く違う両団体が、同じ会社
になってしまう、ということ。

・・・さすがに賛否両論あるだろうなぁ、コレは。
DDTもNOAHも、これまで同様に独自ブランドで興行を続けるらしいのだが、
雰囲気的には大ピンチのNOAHがDDTに救われ、吸収されたような印象が否
めない。

個人的にはDDTに悪い印象は全く無いし、なんなら竹下遠藤GHC戦線
絡んだらおもしろい、とすら思うのだが、古くからのファンは果たして・・・。

しかし、時代はしっかり流れるてるなぁ、こんな時でも。

無観客・路上電流爆破デスマッチ

#DDT #爆破バット


昨日、さいたまスーパーアリーナ(全域)で行われたDDT・路上プロレス
コロナ騒動の最中であってもDDTの攻勢は止まらず、無観客試合を何度も
組んでいる。無論、さいたまスーパーアリーナであっても無観客。アーカ
イブをabemaTVでチェック。

注目はメインで組まれた路上電流爆破デスマッチ
正直、僕はあんまり大仁田厚が好きでは無い(^^;)のだが、こういう現場
での入れ込み方はさすがの存在感。竹下との絡みを何気に実現しちゃって
るところも凄い。

・・・そして爆破バット破壊力
メインが行われた場所はメインアリーナの入口前広場であり、近隣には
JRの駅やオフィスビル、民家などが普通にある。ここで4回くらい爆破
させちゃったんだから、周囲の人はやたらビックリしたと思う。

娯楽の制限される時期に、ここまでやってくれる団体があるのは嬉しい。
今日ばかりは大仁田厚を認めよう。ジャンポケ斉藤にも感謝!

マッスルマニア2019 in 両国

かつて「行こうぜ!プロレスの向こう側」をキャッチフレーズに一世を
風靡した鬼才マッスル坂井のプロデュース興行「マッスル」が復活。
正確には何度かプチ復活(^^;)しているのだが、フルバージョンの興行
は実に9年ぶり。サブタイトルは「俺たちのセカンドキャリア」
コレは確認しておかないと、ということで観に行ってみた。

両国国技館という巨大な箱を使ったマッスルは
興行時間はトータル4時間超えという途方も無いオペラだったのだが、
驚いたことに長さを全く感じなかった。昔のマッスルよりも演出進化
したのは間違い無いし、プロデューサーの坂井がこのビッグイベントに
どれだけ力を入れていたのか、非常に良く解る構成。

マッスルOBである酒井一圭率いる「純烈」も登場。休憩前のメインは
「純烈新メンバー決定バトルロイヤル」で、酒井自身も酒井一圭HGとし
て試合に出場。勝ち残ったのはなんとアンドレザ・ジャイアントパンダ
まさか身長3m動物新メンバーになるとは(^^;)。

この他にも山里亮太&男色ディーノvsマッスル坂井&クロちゃんのスペ
シャルマッチやペドロ高石引退試合も行われ、それぞれかなり盛り上が
ったのだが、メインイベントのカードが発表された時は思わず唸った
アントーニオ本多vsDJ.ニラ。すれっからしのプロレスファンでも首を
かしげてしまうようなカードが、ちょっと涙してしまう感動的な結末
なったのだから凄い。

正直、客入りはそれほど良くなかったけど、プロレスを愛した上で思い
切ったパロディに走るマッスルは本当に良いイベント。坂井は以前より
興行ペースを落とした継続を発表、僕は快哉を叫んだ

この多幸感はマッスル独自のモノ。
まだマッスルには続きがある。だとすれば、僕は観ることが出来る
幸せだな、本当に。

Judgement 2018

DDT旗揚げ21周年記念大会「Judgement 2018」をサムライTVにて。
9年前に初めて両国をやった時でも、まさかDDTが定期的にアリーナクラス
の興行をやれる団体になるとは夢にも思わなかったけど、今や動員の心配を
する必要が全く無い団体に成長。それだけでもうお見事なのだが・・・。


やたら見どころの多い大会だったのだが、中でも異様な雰囲気を醸し出した
のが男色ディーノグレート・ムタの遭遇。役者は完全にムタが上かと思わ
れたが、どうしてどうして。ディーノもしっかり自分の世界観を構築して魅
せた。

最後はムタがリアルにラスト月面水爆を決めて勝利。
ムタ(武藤)は、この後膝に人工関節を入れる手術を受けることになってお
り、手術後は医者からムーンサルトの使用を禁じられている。これが最後の
フィニッシュになるかと思うと、さすがにかなりジーンと来た。

メインは若きKO-D無差別級王者・竹下幸之助が、石川修司の挑戦を受けた
タイトルマッチ。石川は全日本三冠王座チャンピオンカーニバル優勝
獲得しており、キャリア・実績・体格の全てで竹下を上回る選手。しかし、
DDT愛に燃える竹下は大巨人相手にボロボロにさせられながら一歩も引かず、
真正面から石川を撃破してしまった。

DDTのビッグマッチでシングル王座の移動が無いのは珍しい。
それだけ竹下の実力が上がっている、ということであり、更にまだ大学を
卒業したばかり、という若さ。今後、手が付けられない存在になりそう。

観客の満足度が高い興行を連発するDDTは、紛れもなくメジャーの一角に居
る。さらに来年2月、両国国技館であの伝説のイベント「マッスル」の開催
がアナウンスされた。今年は行きそうだな、DDT。すばらしかったです!

俺たち文化系プロレスDDT

映画「俺たち文化系プロレスDDT」を観た。
監督スーパー・ササダンゴ・マシンことマッスル坂井と、「山田孝之の東京
都北区赤羽」等で知られるドキュメンタリーの鬼才・松江哲明の2名。
当初はDDTの1年を追ったドキュメント映画として製作される筈だった作品が、
2015年11月17日後楽園ホールで行われた伝説の興行「#大家帝国主催興行」
にフォーカスされた作品に変更された。

あの後楽園は、リアルに2015年ベストの興行だった。
事の発端となった“棚橋事変”に関しての詳細はコチラを参照して貰うとして、
あの難事件を誰もが納得出来る形でしっかり収める「箱」を作った坂井・大家
・ディーノの3名からなる#大家帝国の面々を心からリスペクトしたし、自分の
立場をあやふやにせずに敵地に立った逸材棚橋弘至も改めてリスペクトした。
サムライでオンエアした試合の映像だけでも説得力抜群。そんな試合のサイド
ストーリーが映画になったのだから、コレを観ないワケには行かない。

・・・ハッキリ言ってしまえば、決して万人向けの「映画」では無いと思う。
しかし、ずっとプロレスを引き摺って生きてきた我々にとっては、どんな映像
よりも心に突き刺さる。HARASHIMAの涙やディーノの「本当は流さなければ
ならない」という台詞、思わず感情移入してしまう大家の「熱さ」はビシビシ
と僕の胸を打つ。正直、上映中に何度も泣いた

万人向けでは無い、と書いたが、出来ればプロレスに興味の無い人にこそ観て
欲しい。そういう人が100人観たとして、引っ掛かってくれるのは1人居るか
居ないかだと思う。しかし、もしその1人が居たとしたら、僕はその人を一生
信用出来る気がする。

出来ればDVD「#大家帝国主催興行 マッスルメイツの2015」とセットで。
プロレスは、こんなにも人を幸せにする!