KING OF THE RINK

#ICEWARS


格闘技情報サイトeFightにて、新しい格闘技(?)を発見。

ICE WARS
アイスホッケーの装備オープンフィンガーグローブを装着し、1ラウンド
1分・2Rを闘う。決着はKO判定。もちろんスケート靴も履いているため、
グラウンドの攻防は認められない。あと、多分蹴りも反則

アイスホッケーが四大スポーツの一角とされるアメリカやカナダでは、わり
と盛り上がる競技になるのかも。雰囲気は懐かしのローラーゲームに酷似し
ており、漂う胡散臭さが非常に魅力的

今のところ「すぐに組み合って殴り合う」展開オンリーだが、“足”を使う
選手が出て来たら人気が出るかも。走り込んでのラリアートとか、スーパー
マンパンチとか出たらトキめくなぁ、きっと。

・・・でもまぁ、無理に氷上で殴り合う必要は無いんじゃないかとも(^^;)。

那須川天心 vs 五味隆典

#エキシビション


那須川天心RIZINラストマッチは、なんとエキシビションマッチ
対戦相手となったのは、かつてのPRIDE武士道エースであり、火の玉ボーイ
の異名を欲しいままにしたレジェンド五味隆典

・・・危険な試合だった、と思う。
天心の足は速く、手数もクリーンヒットも確実に五味の上を行ったハズだが、
おそらく五味は途中で「これなら耐えきれる」と判断した気がする。天心の
パンチが弱いのではなく、五味の10kg以上重いウェイトと化した所為。

適正体重からあまりに逸脱した試合は組まないで欲しい。
考えてみれば、天心が事実上唯一の「負け」を喫した試合もメイウェザー
のエキシビション。大事に至らなかったから良かったモノの、もしこの試合
で事故が起きたら、と考えると、吐き気すらする。

RIZINが無ければ天心を知ることも無かったので、それについては感謝する。
しかし、その危険さから厳格にすべきルールが守られない格闘技の試合を度
々組んでしまうRIZINには、正直嫌悪感しか沸かない。
天心が去った今日を以て、RIZINは特に注視すべき団体ではなくなった。

ただ、那須川天心には心からの「ありがとう!」を。RISEの最終戦と6月の
武尊戦、本当に期待しています!

那須川天心の3対1

#神童


録画しておいたRIZIN.28那須川天心の試合をチェック。

公式試合ではなく、キック無し立ち技変則ルール。契約体重は特に無し、
バックブローが許されているので純粋なボクシングルールでも無い。1R3分
3ラウンドのエキシビションのような試合だが、ハードなのはラウンドご
とに対戦相手が違うこと。1Rはホープの大崎孔稀、2RはK-1甲子園世代の
HIROYA、3Rはなんとあの所英男。ある意味危険なマッチアップである。

元々今日の東京ドームは、天心vs武尊のために押さえられていたらしい。
武尊の負傷でこのドリームマッチが流れたため、天心はこういう変則的な
試合をせざるを得なくなった

試合後、天心は3月からのボクシング転向を正式にアナウンス。
キックルールの試合は、あと2〜3戦ということになると思う。

武尊絶対に間に合わせなければならない
もしこのカードが実現しないまま天心がボクシングに転向すれば、それは
残念ながら武尊の所為、ということになる。天心にこんな危険なお茶濁し
試合をさせたのは武尊の責任。天心はずっと待っていたのだから。

・・・それと2Rの相手を務めたHIROYA、残念ながらちょっと見損なった
体重で圧倒的に勝りながら、1Rしか無い試合でガードを固め、殆ど手を出
さないことに何の意味があるのか? 昔、K-1の試合でHIROYAを認めたこと
があったのだが、今日のHIROYAには本当にガッカリした。

今回のRIZIN、その他の試合もなかなかおもしろかったのだけど、それでも
熱く語るべき試合があったか?と問われると?マーク。希望があるとすれば、
気を吐いたボンサイ柔術勢と、井上直樹の今後か?
それでも厳しいだろうなぁ、RIZINは。

U.W.F.外伝

#さまよえる格闘家 #リアル範馬刃牙


▼U.W.F.外伝 / 平直行(Kindle版)

名作「グラップラー刃牙」の主人公、範馬刃牙モデルとなった格闘家、
平直行自伝。タイトルに「UWF」の3文字があるが、平はUWFに在籍した
時期は無い。これは売れ行きのためにUWFが付いたんだ、と勘ぐっていたの
だが・・・。

僕は一貫して「さまよえる格闘家」と呼ばれた平直行のファンだった。
シュートボクシング格闘技オリンピックRINGS実験リーグなどの主要な
試合はもちろん、バトラーツプロレスをする姿もこの目で観た。どんなル
ールの試合に出ても、必ず独創的ヒリヒリした試合を魅せてくれる、あの
当時では珍しい「プロフェッショナル」な格闘家であった。

あの平直行がプロレス、それもUWF大ファンであった、というのは、正直
この本を読んで初めて知った。しかし、当時をよく考えてみれば、平は公の
場でプロレスを腐すような発言を一切しなかったし、プロレスラーとしてリ
ングに上がっているときも一朝一夕では絶対に出来ないキレイな「受け身」
を見せていた。僕のようなプロレスを入口に格闘技観戦に入った人たちを惹
き付けたのは当たり前だった、ということ。

タイトルに「UWF」の三文字のある本を何冊も読んできたが、お世辞抜きに
それらの中でいちばんおもしろかった。紛れもなく平直行にしか書くことが
出来ない「外伝」であり、タイトルにこの3文字は絶対に必要である

創世記の「格闘技」に興味のある人は是非。すばらしいです、コレ。

証言 UWF×プライド

#UWF #NJPW #PRIDE


▼証言 UWF×プライド / V.A

好評を博している宝島「証言」シリーズ
今回は黎明期の総合格闘技に出場したプロレスラーと、その関係者たちへの
インタビューで構成されている。

登場するのは高田延彦・田村潔司・アントニオ猪木・榊原信行・中邑真輔・
藤田和之・佐藤大輔・川崎浩市・島田裕二。UWF関係者は高田田村だけな
のにタイトルにUWFが付く。販売に影響があるのかなぁ、UWFの冠が無いと。

物心ついた頃からずっとプロレスファンだった僕は、今でも「プロレスこそ
最強の格闘技である」という思いが消えない。時代は変わり、今プロレスと
格闘技を一緒に語る人はほぼ居ないと思うが、田村・中邑・藤田の3名はそ
ういうプロレスファンの最後の熱い思いにある程度応えてくれた名選手たち。
彼らが語る「総合格闘技」という未知の領域へ踏み込んだ思い出は、非常に
重く、そして興味深い内容であった。

もう一つ懐かしかったのは、PRIDEで審判部長まで務めた元バトラーツのレ
フェリー、島田裕二氏の記事(ターザン山本との対談)があったこと。
僕は島田レフェリーこそPRIDE躍進の立役者だと思っていたのだが、アレ以
降の消息を全く聞かず、かなり気になっていた。今は別分野で成功している
ようで何より。

証言シリーズもこのテーマを出してしまったら、少なくともUWFに関する
書籍は終了だろうなぁ、と。編集部にはUWF以外に僕らを惹き付けるテーマ
を模索して欲しい。このシリーズ、非常に良いと思うので。