2021・G1-31 at 広島サンプラザホール(11/19)

#G1 #G131 #広島サンプラザホール


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、本日はAブロックで広島大会。
広島カープの熱狂的なファンであり、応援歌に自身のテーマ曲が採用され
ている内藤が不在。例年に比較してイマイチ盛り上がらないG1、新日本
に悪い流れが来てるのかなぁ・・・。もう暗黒時代はイヤなんですけど(^^;)。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


飯伏幸太<5勝2敗>【Kamigoe】<2勝4敗>タンガ・ロア×
ザック・セイバーJr.<5勝1敗>【Tesco Meal Deal】<2勝4敗>高橋裕二郎×
鷹木信悟<4勝2敗>【Last of The Dragon】<3勝3敗>矢野通×
×グレート・O・カーン<4勝3敗>【Brain Buster】<4勝3敗>石井智宏
(○KENTA<4勝2敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


こんな言い方をするとちょっとアレだが、今日はある程度勝ち負けが読
みやすいマッチメイク。終わってみれば結果はほぼ予想通りだったのだ
けど、どの試合も「あわや!」のシーンあり。新日本、こういうところ
は相変わらず上手い。ピックアップはただ一つ予想を外した↓↓コレ

メイン、グレート・O・カーンvs石井智宏
ザックと共に開幕から快進撃を続けたOカーンだが、ここに来て2連敗
ややトーンダウンした感。逆に3連敗から調子を上げてきた石井を相手
に、どんな試合をするのかと思えば・・・。

ザ・真っ向勝負
こういう試合では抜群の強さを誇る石井、まんまと自分の土俵にOカー
ンを引っ張り出した、と思いきや、9割方攻めたのはOカーンの方。

解説のミラノさんの言う通り、このG1でOカーンは全試合相手の土俵に
乗った上で、殆どを上回っているところが凄い。今の新日本で「強さ」
にいちばん説得力があるのは間違いなくOカーンな気がする。

しかし最後はOカーンの攻めを凌ぎきった石井が、意地でブレーンバス
ターを決めて勝利。石井もこれで勝ち星が先行、4勝3敗まで上がって
来た。終盤に強いなぁ、石井。

これまでを観る限り、やはりザックがG1覇者になるべきな気がするが、
2敗の飯伏・鷹木・KENTAにもチャンスあり。ポイントになるのはやっ
ぱりKENTAかな?ちょっと注目。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 後楽園ホールvol.3(10/19)

#G1 #G131 #後楽園ホール(3)


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』折り返しの聖地・後楽園ホール大会。
今日のBブロック、リーグ戦云々の前に非常に観たかった組み合わせアリ。
絶対におもしろいモノが観られる、と踏んでいたのだけど、その予測は正
しかった。ダテじゃないな、僕の観戦キャリアも(^^;)。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


チェーズ・オーエンズ<1勝4敗>【Package Driver】<3勝2敗>棚橋弘至×
EVIL<4勝1敗>【Evil】<1勝4敗>タマ・トンガ×
×タイチ<2勝3敗>【Tour of The Island】<5勝>ジェフ・コブ
後藤洋央紀<1勝4敗>【GTR】<1勝4敗>YOSHI-HASHI×
×SANADA<2勝3敗>【Rain Maker】<5勝>オカダ・カズチカ


[本日のピックアップ]


今年のG1最後の後楽園ホールは、好カードが満載。特にメイン、無敗
オカダと2敗のSANADAの同い年対決は昨夜の飯伏vs鷹木同様、今
回のG1のベストバウト候補。しかし、今日はもう絶対↓↓この試合

第一試合、棚橋弘至vsチェーズ・オーエンズ
G1初出場のチェーズはもちろん連敗街道まっしぐらだが、僕のような
スレッカラシからの評価が異様に高い選手。実際、これまでの試合は
全て相手の良いところを引き出すファイトを展開。そんな「若き職人」
が、棚橋を相手にどんなパフォーマンスを魅せるか、がポイントだっ
たのだが・・・。

実は棚橋も生粋の職人タイプ。相手の技を受けつつも、主導権だけは
渡さず、勝っても負けても棚橋の世界を構築出来る稀有な選手なのだ
が、今回はちょっと様子が違う。中盤からゲームメイクをしているの
は、もしかしたらチェーズなのでは?という雰囲気に。

どうやらそれは現実だった模様。
あの棚橋を掌の上に載せ、ハイフライフローまで出させ、しかも説得
力抜群の必殺技でフォール勝ち。ある意味で横綱相撲である。

いい選手だなぁ、チェーズ
新日本は保証付きの試合をするこの選手をもっともっと上で使うべき
気分が良いね、今日は。・・・いや、タナの2敗目深刻なんだけど(^^;)。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at ドルフィンズアリーナ(09/19)

#G1 #G131 #愛知県体育館


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、今日はAブロックが名古屋大会場
残念ながら名古屋は2daysではなく、1日開催。ならばホームが名古屋の
棚橋がいるBブロックで開催すべきだったのでは?とか思ったのだが・・・。
そういえば今年のG1、札幌の開催も無い。やっぱりまだいろいろ厳しい
のかなぁ・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×グレート・O・カーン<4勝2敗>【School Boy】<4勝2敗>KENTA
×高橋裕二郎<2勝3敗>【Ape Shit】<2勝3敗>タンガ・ロア
石井智宏<3勝3敗>【Brain Buster】<4勝1敗>ザック・セイバーJr.×
飯伏幸太<4勝2敗>【Kamigoe】<3勝2敗>鷹木信悟×
(○矢野通<3勝2敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


まずは本日のセミ・メイン、両方とも凄い試合だった。
飯伏鷹木の組み合わせなら最初から鉄板だし、絶好調のザックを止め
る役目が石井だった、というのも凄くグッと来る。でも、この2試合を
ピックアップしても普通なので、敢えて今日は↓↓こちらのカードを。

第一試合、グレート・O・カーンvsKENTA
戦前からSNS舌戦を繰り返した両雄が遂にリングで決着を付ける。
このG1、KENTAは今のところ全ての試合で事前にストーリーを作って
おり、それが見事に注目を集めている。してやったり、という感じか?

試合はなんとマイク合戦(^^;)から。負けたら土下座だ、というKENTA
に対し、Oカーンはやれるものならやってみな、という対応。いやいや、
コレって・・・。

しかし、リング上で両者が対峙すると、サイズの差がまざまざと。
全盛期のKENTAは、例えば高山善廣と対峙しても小ささを感じさせない
ファイトが出来たのだが、今のKENTAには残念ながらその力は無い。
実際、試合の9割をOカーンが攻めており、パワーはもちろんテクニック
やスピードでも実力差は歴然。逆にKENTAはよく凌げた、と思った。

しかし、最後は反則攻撃をまとめたKENTAが、ブラインドからの丸め込
、という昔のKENTAファンが観たら卒倒しそうな程の姑息な手で勝利。
おもしろかったのはこの先だった。

リング上でOカーンに土下座を強要するKENTA。
・・・いやもう、完全にドラマ・半沢直樹の名シーンの再現であり、試合に
勝つ云々よりコレをやりたかった、というのが手に取るように解る。

賛否はあると思うけど、キャリアを重ねて真っ向勝負が困難になってし
まったKENTAの【生き残り策】。最初はどうしてもNOAH時代の殺伐と
したファイトを期待してしまったが、今になってようやく「プロの姿」
として肯定出来る。次も姑息に勝ってくれ、KENTA!


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 浜松アリーナ(08/19)

#G1 #G131 #浜松アリーナ


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』台風の日に地方巡業。
と言っても大箱、静岡県の浜松アリーナであり、そこそこ客が入っていて
ちょっと安心。新日本、最近は客入りの件で他所から突っ込まれることが
多いので・・・。で、今日はちょっと思い切った予想をしてみた。つまり、
『アップセット続出』の日になるのではないか?と。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×タマ・トンガ<1勝3敗>【Tour of The Island】<4勝>ジェフ・コブ
×チェーズ・オーエンズ<4敗>【Evil】<3勝1敗>EVIL
YOSHI-HASHI<1勝3敗>【Karuma】<2勝2敗>タイチ×
×後藤洋央紀<4敗>【Quick】<4勝>オカダ・カズチカ
×SANADA<2勝2敗>【High Fly Flow】<3勝1敗>棚橋弘至


[本日のピックアップ]


・・・見事にほぼハズレましたよ、予想(^^;)。
まぁ順当と言えば順当なんだけど、4敗はもう脱落フラグなんじゃない
かと。後藤、どうする気なのかなぁ、この先・・・。
もちろん今日のピックアップは唯一予想の当たった↓↓この試合。

第三試合、タイチvsYOSHI-HASHI
Aブロックはピックアップ常連タイチ、とにかくどの試合も群を抜い
て面白いんだからコレはしょうがない。そして、相変わらず負けが込ん
でいるYOSHI-HASHIだが、これまた違う意味で注目を集める試合を量産。
今日はもしかしたら、と思っていたら・・・。

今日のタイチは久しぶりにヒールに徹する憎々しいファイトに終始。
好き放題のタイチに対し、YOSHI-HASHIは防戦一方。終盤に入るまでは
失礼ながら「あー、今日もダメかぁ」と。本当の事を言えばタイチに勝
って欲しかったので、それでも全然良かったのだが。

が!
今日のYOSHI-HASHIは最後まで踏ん張りきった。タイチの強烈なバック
ドロップこそ喰らったモノの、ブラックメフィストは無茶な方法で切り
返し、最後は遂に今シリーズ初のカルマが炸裂。大逆転で待望の1勝
呼び込んで魅せた。

今日は素直に感動。でも、こういう勝ち方がコンスタントにならないと、
コレ以上上に行くのは無理だと思う。若手の頃から観ている選手なので、
なんとかなって欲しいんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 後楽園ホール vol.2(07/19)

#G1 #G131 #後楽園ホール(2)


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、後楽園ホール2日目
これまでのリーグ戦結果および内藤の全不戦敗を考えると、Aブロックの
天王山は今日かもしれない、という重要なカードが幾つか。さて・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


石井智宏<2勝3敗>【Brain Buster】<1勝3敗>タンガ・ロア×
×グレート・O・カーン<4勝1敗>【Standing Arm Bar】<4勝>ザック・セイバーJr.
飯伏幸太<3勝2敗>【Kamigoe】<3勝2敗>矢野通×
鷹木信悟<3勝1敗>【Last of The Dragon】<3勝2敗>KENTA×
(○高橋裕二郎<2勝2敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


何故に天王山なのかというと、開幕から3連勝で勢いに乗るザックの存在。
今日のザックの相手は、同じくこれまで負けが無く、内藤からの不戦勝を
入れると単独トップに立っている↓↓この選手。

第二試合、グレート・O・カーンvsザック・セイバーJr.
もしザックが【敗北】するとすればこのタイミングかと。逆に今日勝っ
たら残り5試合はほぼ「勝って当然」の相手であり、決勝進出が見えて
来そう。そうなるとかなりエキサイティングなのだが・・・。

・・・いや、そういうのどうでもいいや、と思えるくらいすばらしい内容
序盤、ザックのランカシャースタイルの関節技に対し、総合格闘技的
関節技で切り返して行くOカーン、という攻防は、最近あまり感じられ
ない緊張感に溢れていた。

あのザックを相手に悉く先手を取るOカーン。新日本でデビューする前
に各種のアマチュア格闘技大会に出場し、結果を出し続けて来た怪物
岡倫之の姿がそこにあった。古くからの新日本ファンは、絶対にこうい
う選手が好き。今日のOカーンは、そういうすれっからしを満足させる
ゲームメイクをしてくれた、と思う。

ただし、試合はエリミネーターを切り返し、スタンディングのまま空中
腕ひしぎ逆十字固めを極めたザックの勝利。これにより、ますます強
くなる『ザック優勝すべき!』の思い。いや、マジでこのまま行ったら、
本当に新日本プロレスの流れが変わるんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]