旗揚げ記念日

#njpw49th


新日本プロレス『旗揚げ記念日』日本武道館大会をテレ朝チャンネルにて。
前のトピックでワンチャンあるかも!と書いたが、どうやら今日のメインの
勝者が【IWGP世界ヘビー級初代王者】に認定される模様。
・・・つまり今日が、34年(リーグ戦を入れると38年)続いたIWGPの最後の
となった。

メインは旗揚げ記念日恒例ヘビー級王者vsジュニアヘビー級王者
IWGPジュニア王者エル・デスペラードは、デビュー以来いちばんと言える
追い風に乗り、連続で新日武道館のメインに登場。対戦相手の飯伏幸太は自ら
保持する二冠王座も掛けており、もしデスペが勝てば史上初の四冠王となった
のだが・・・。

良い試合であったのは間違いないのだが、最初から最後までデスペが勝つ、と
いうイメージが沸かなかった。飯伏は余裕を持ってデスペの技を受け、良いと
ころを引き出した上で勝利。デスペの評価が落ちない工夫も感じられた。
この短期間で、かなり「チャンピオンらしいチャンピオン」になったのではな
いだろうか。正月ドームの後、「年内は負けない」と予想したのだが、どうや
らソレは当たりそうな気配。オカダ棚橋は踏ん張りどころかも。

心配なのは、セミでNJC2021の一回戦として組まれた試合で、あの内藤哲也
グレート・O・カーン完敗したこと。試合結果よりも、内藤の足の状態
本当に気になる。長期欠場しちゃったらちょっとイヤだなぁ・・・。

・・・インターバルの重大発表に関してはアチラ参照にて。

International Wretling Grand Prix

#IWGP


新日本プロレスがNJPW WORLDにて『CASTLE ATTACK一夜明け会見』
配信。昨日のIWGPインターコンチネンタル選手権試合での王者・飯伏幸太
勝利を受け、兼ねてから飯伏が希望していた【二冠統一】問題に言及した。

IWGPヘビー級王座IWGPインターコンチネンタル王座統一
新しい名称は「IWGP世界ヘビー級王座」となり、飯伏は初代王者に認定さ
れる。ベルトも新造。初防衛戦は4.4両国、飯伏はNJC2021の優勝者の挑戦
を受ける。

・・・非常に複雑
2本のベルトが1つになる、というのは賛成。そもそもIC王座は新日本の海外
戦略のためのベルトで、それを中邑真輔が自らの色に染め上げ、独自の価値
感を付けることに成功。その中邑がWWEに移籍し、さらにUS王座がある今と
なっては、既に役割を終えた、と言って良いと思う。

問題は【統一】。IWGPヘビー級選手権は歴史を背負った重要なタイトルであ
り、初代王者アントニオ猪木から続いた系譜がここで途切れる、というの
は正直納得がいかない。

そして、IWGPに【世界】の名称が付くのは大賛成
我々世代のファンはこの【世界】という言葉にコンプレックスがある。
世界王座とはNWA・AWA・WWWF・WWAが認定する王座のみで、日本で
定着するベルトには【世界】が付かない。あのNWF王座も途中から【世界】
の名称を外された、という悔しい思いは、今でも鮮明に覚えている。

新日本プロレスは、今や名実共に世界第二のメジャー団体である。
胸を張って【世界】を名乗って良いし、IWGPは世界王座に相応しいと思う。

・・・だから、個人的には「IC王座封印・ヘビー級王座名称変更」が今回の落と
しどころだったと思う。飯伏の考え方には全く異存は無いが、歴史だけは継承
して欲しかった、というのが本音。

IWGPの歴史は終わってしまう
・・・が、ワンチャンあるのは旗揚げ記念日で行われる飯伏vsデスペの試合。
もしココでデスペが勝つことになったら・・・。

CASTLE ATTACK

#njcattack


新日本プロレス『CASTLE ATTACK』大阪城ホール大会。
昨年までのDOMINIONをリニューアルした、新日本上期のビッグマッチ。
昨日・今日の2日間開催だったのだが、タイトルマッチは今日に集中。
集客もそこそこだったようで何より。

ちょっと心配していたのは棚橋弘至vsグレート・O・カーンNEVER戦
棚橋がNEVER戦線に居る、というのだけでイヤなのに、雰囲気的にはまた
棚橋が後輩の踏み台役を買って出そうな気配。Oカーンには伸びて欲しい
のだが、棚橋がないがしろにされるのはちょっと・・・と思っていたのだが、
見事な内容で棚橋の防衛。セコンド・のストーリーも良かった。

そして、セミファイナル、3wayで行われたIWGPジュニアヘビー級王座
決定戦は、伏兵エル・デスペラード王座初戴冠。昨年末のBOSJから
注目度が格段にアップしたデスペラードが、遂にメインストリームへ。
もしかしたら息の長いチャンピオンになるかも。

そしてメイン、飯伏幸太IWGPインターコンチネンタル王座「のみ」
挑戦したのは内藤哲也。ドームから対戦のスパンが短いので、正直それ
なりの試合になると思ったが、これがまたもや名勝負。特に内藤、負傷
明けにもかかわらず鬼のように強かったのだから凄い。その内藤を振り
切って勝利したのだから、飯伏の神っぷりもまた上がったと思う。

しかし今回いちばん印象に残ったシーンは、試合後に旗揚げ記念日での
対戦を飯伏にアピールした新ジュニア王者のエル・デスペラード。今回
マイクアピールは本当に秀逸で、↑↑の睨み合いのシーンでは思わず
鳥肌が立った。

これはもう、デスペラードを応援せざるを得ない。
旗揚げ記念日は3月4日、日本武道館。もしかしたら、もしかするか??

NEW BEGINNING USA 2021

#njnbg


NJPW WORLD『NJPW STRONG Episode 29』が本日配信。
特殊契約(AEWとの掛け持ち許可)のままIWGP US王座を保持し続けている
ジョン・モクスリーに、挑戦権利証保持歴が半年を上回ったKENTAが挑戦。

いろいろな意味で重要な試合
モクスリーはこれまでアメリカ国内で行われる新日本プロレスのイベントに
は出場出来ない契約だった筈。これが解禁されたことでAEWとのコラボレー
ションも実現し、今後が期待されているのだが、もしKENTAが勝ってしまっ
たら、全てが終わる可能性がある。なので、かなりモクスリーに肩入れして
見てしまったのだが・・・。

・・・正直、内容はけして良くなかった
これは両選手の責任ではなく、無観客の弊害。せめて100人でも観客が居れ
ば、もっと盛り上がった気がするのだが、米国ではまだちょっと難しいのか
もしれない。

結果はモクスリーの防衛
これでまだNJPW×AEWに続きがある目が出たし、ゲスト解説を務めた棚橋
挑戦を表明してくれたのも嬉しい。今年のG1はぜひ出場して欲しいなぁ、
モクスリーには。

飯伏幸太 vs SANADA

#njnbg


新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA」2日目。
結構長期に渡って行われたニュービギニングシリーズも今日が最終日

メインは飯伏幸太SANADAが挑戦したIWGPダブル選手権
この2人、今の新日本の中でも「試合のセンス」が突出している感。
鉄板で良い試合になる、と確信して観ていたのだが・・・。

期待に違わぬ好勝負
特にSANADAクラシカルなテクニックには毎度唸らされる。丸め込
み系の技であるオコーナー・ブリッジが出るだけで観客のテンション
が異様に上がるのだから凄い。

しかし、試合は飯伏が完璧なカミゴエを叩き込んで勝利。
年明けに王者になった飯伏だが、既に安定感が出て来た感あり。強く
てカッコイイチャンピオン、少なくとも年内は防衛し続けて欲しい。

終わってから気付いたのだけど、この試合は久しぶりに「乱入」とか
「介入」が一切無かった。そういうのもけしてキライでは無いけど、
やっぱりこういう【熱戦】新日本の中心路線であって欲しいところ。

次は内藤インターコンチ王座のみに挑戦。
こういう一工夫は良いと思うな、うん。