レスリング肥前の国

#njHIZEN


新日本プロレス『Road to レスリングどんたく2026』SAGAアリーナ
今日の大会は「レスリング肥前の国」というタイトルが付いており、この
前の広島大会同様に単なるシリーズの一戦に納まらない特別な大会
この大会の“主役”として、本当に久しぶりに抜擢されたのが・・・。

7月引退を控えている四代目タイガーマスク
極悪の限りを尽くし、長期政権を築いているIWGPジュニア王者DOUKI
ケンカを売り、「佐山サトルのストロングスタイルで潰す!」と宣言した
四虎の、おそらく最後のビッグマッチ
さすがにインパクトの強い試合が期待出来る、と思っていたのだが・・・。

僕は随分昔の段階で四虎を見限っている
佐山の直弟子としてみちのくプロレスでデビューし、新日本に移籍してか
らも数年間は期待しつつ応援していたのだが、NOAHとの対抗戦、具体的
には丸藤正道との一戦での内容があまりに非道く、大いに落胆。その後は
全く巻き返すことが出来ず、伝統虎の仮面を被りながら中堅、もっとハ
ッキリ言うのなら“ジョバー”としてここまでダラダラ現役を続けて来た。

しかし、今回の試合は前哨戦等でしっかりお膳立てが出来上がっており、
挽回出来る最後のチャンス。僕も最後くらいはかつての「強いタイガー」
が観られるのでは?という淡い期待を抱いていたのだが・・・。

・・・期待した僕がバカだった(^^;)。
キャリアは四虎の半分以下なDOUKIにゲームメイクを頼り切り、ピリッと
したところが一切無い。正直、勝てるとは思えない試合ではあったのだが、
負け方試合の内容も、新日本プロレスのメインに相応しいとは思えない
必死に試合を組み立てたDOUKIが、ちょっと気の毒に思った。

ライガー棚橋も、晩年の勝率は当然良くは無い。
しかし、勝ち負けを超えたところで強烈な印象は残し続け、結果惜しまれ
ながら引退した。もちろん、四虎にそこまでは望んでいなかったのだが、
この内容はどうなのか?あと2ヶ月、しっかり考え直す必要があると思う。

TAKAみちのくと激しくやり合ったデビュー時、難敵のドス・カラスを破
って優勝したふく面ワールド、UFOのリングで当日のベストバウトと評さ
れた日高戦など、印象的な試合が幾つもあったんだけどなぁ、四虎には。
マジでガッカリしました、今日は。本当はもう、あんまり酷いことを言い
たく無いんだけど・・・。

WRESTLING REDZONE in HIROSHIMA

#njREDZONE


新日本プロレス『WRESTLING REDZONE in HIROSHIMA』広島サンプラザ
どんたくシリーズ中ではあるのだが、今日の広島は別にタイトルが付いた
ビッグマッチ扱い。実際、タッグ王座戦2試合も組まれた。

今日のピックアップは当然メインIWGPタッグ選手権
今やすっかり新日本の中心人物となった王者、KOBYuto-Ice&OSCAR
が、UEとの挑戦者決定戦を制した毘沙門後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
挑戦を受けたワケだが。

いやもう、凄い熱戦
両チームが出せる技を全て出し、受けられる技は全て受ける、という、
最高レベル消耗戦。この一戦、ゲームメイクしたのはまたしても吉橋
受け安定度後藤よりも高く、Yutoとオスカーのポテンシャルを最大
限に引き出した手腕は見事。前回「遅きに失した」と書いたが、もしか
したらココに来て狂い咲き出来るのでは?くらいのモノを感じた。

そして、KOB
新日本の空気を変えただけでなく、タッグマッチの底上げまでしている。
現状、各種のシングル戦線よりも、個人的にタッグタイトルマッチ
方が注目度が高くなっている。Yutoのカリスマぶりに加え、オスカーの
怪物じみた強さは、説得力抜群。このキャリアで、これだけの消耗戦を
制してタイトルを防衛してしまったのだから、本当に驚いた。

こうなると、G1でのYutoオスカー楽しみでしょうがない
彼らがシングルでも行き着くところまで行けば、大量離脱後の新日本も、
1年かからずに安定するかもしれない。

Big Up!だ、マジで。

Road to Wrestling DONTAKU 2026・後楽園ホール②

#njDONTAKU


新日本プロレス『Road to レスリングどんたく2026』後楽園ホール
日曜・月曜の2days・2日目なのだが、正直日程違和感を感じる(^^;)。
パッと見の客入りは正直昨日より更に悪い気が。

今日のピックアップはメイン、IWGPタッグ王座挑戦者チーム決定戦
United Empireグレート・O・カーン&HEANARE組が、毘沙門後藤
洋央紀&YOSHI-HASHI組と対戦。勝利したチームが4/25広島で行わ
れるWrestling Red Zoneで、王者チームのK.O.BYuto Ice&OSCAR
挑戦、ということになるのだが・・・。

ポイントになったのはYOSHI-HASHI。最近の吉橋は「受け」が非常に良く、
試合全体の流れにメリハリが効き、解りやすく盛り上がれる。これに客の
“共感”が付いてくれば無敵なのだが、さすがに遅きに失した感(^^;)。
もう10年早く今のようなパフォーマンスが出来ていれば、吉橋のプロレス
ラー人生も違ったモノになった気がする。

熱戦は毘沙門が制し、終了後に登場したK.O.Bと刺殺戦
なんとココでも吉橋が気持ちの良いマイクパフォーマンスを魅せ、あの
Yutoから一本取った感。K.O.BのおかげでIWGPタッグの価値が上がりま
くっている現在、ベテランの毘沙門もチャンス。もし広島でタイトルを
取ったら、凄く盛り上がりそう。

これに対し、オーカーンの扱いが少し気になる。
今の新日本で稀薄になってしまっている「強さ」を感じられる選手だけに、
こういう場面でコロコロ負けてしまうのはどうかと。そろそろオーカーン
を上げる方法を模索すべき。ボルチンウルフと同等かそれ以上のポテン
シャルがあるのだから・・・。

Road to Wrestling DONTAKU 2026・後楽園ホール①

#njDONTAKU


新日本プロレス『Road to レスリングどんたく2026』後楽園ホール。
今年は5月3・4日の2日間、福岡国際センターで行われるビッグマッチ、
「レスリングどんたく2026」までの約2週間に渡って行われるシリーズ。
開幕戦は日曜日後楽園ホール。このスケジュール、かなり変則(^^;)。

今日のカード編成、なかなかおもしろいところを付いて来た。
セミ・メインで組まれたスペシャルタッグマッチは、Unbound Company
TMDK対抗戦ヘビー級ジュニアヘビー級のメンバーがタッグを組
み、2vs2のタッグを2試合行う、という状況。コレが思いの外白熱した。

今日のピックアップはセミファイナル
OSKAR & ロビー・エックスvsハートリー・ジャクソン & 藤田晃生、とい
うマッチアップ。オスカーIWGPタッグ王者で、エックスIWGPジュニ
アタッグ王者。この王者コンビ、かなりの高低差をもろともせず、息の合
ったタッグワークを魅せる。対する藤田ジャクソンもしっかりと喰い下
がり、結果手に汗握る名勝負となったのだから凄い。

オスカーが新日本に残ってくれたのは本当にありがたいこと
2mを超える長身の上にルックスも良く、ボディスラムスリーパー
必殺技にしてしまうセンスもある。タッグパートナーのYutoはしっかり
プッシュされているが、オスカーももっとビッグプッシュがあって良い。
オスカーをどうするのか、コレは新日本の腕の見せどころだと思う。

思った以上におもしろい大会だったが、客席がやや寂しかったのが気に
なるところ。難しいとは思うんだよなぁ、このシリーズ・・・。

TENSHIN vs ESTRADA

#Prime Video Boxing 15


両国国技館で行われたPrime Video Boxing 15
メインを務めたのは『神童』こと、那須川天心。前回、同じイベントで
井上拓真とのWBC世界バンタム級王座決定戦名勝負を演じながらも敗れ、
キックを含めた格闘技人生初の黒星が付いた天心。これまでのキャリア
で初めて「後が無い」状況に追い込まれた天心の再起戦の相手は・・・。

ファン・フランシスコ・エストラーダ
フライ級・スーパーフライ級世界2階級制覇を成し遂げたレジェンドで、
あのローマン・ゴンザレス勝ち越し、現在のスーパーフライ級最強
されるバムこと、ジェシー・ロドリゲスからダウンを奪った記録も。
正直言えば、試合が決まった時点で「もしかしたらヤバイかも・・・」と思っ
ていたのだが・・・。

ただただ、天心は強かった
あのエストラーダに対し、ミドルレンジをキープしながら常に主導権を握
って魅せただけでも凄いのに、時折距離を潰して強打を振るエストラーダ
のパンチを受けても微動だにしない胆力を発揮。リングマガジン王座まで
取ったエストラーダを戦意喪失まで追い込んでの完勝劇は、前回の試合を
超える現時点での天心のベストバウトになった、と思う。

天心のこれまでのボクシングキャリアの中で、戦前から強敵として認知さ
れたのは井上拓真ジェイソン・モロニーくらい。エストラーダは間違い
無くそのを行く大物だったにも関わらず、結果でも内容でも圧倒して
再起を飾って魅せた。“TENSHIN NOT DEAD”を、最高のカタチでアピー
ルする天心は、やはり神童の異名に相応しい。

次の対戦相手は、井上拓真vs井岡一翔勝者
どちらが出て来ても、絶対におもしろい試合になるのは間違い無い。
そして、今日の天心なら・・・。