SAKURA GENESIS 2025

#njSG


新日本プロレス『SAKURA GENESIS』両国国技館大会。
今年のSG、ダークマッチを含めて全9試合、うち6試合タイトルマッチ、と
いうドーム級のマッチメイク。コレ、いろんな部分で予想外の結果が出た。

まずはセミファイナル王者辻陽太EVILが挑んだIWGPグローバル選手権
HOT襲撃を見越し、双子の兄を代わりに入場させる、というトンチを効かせ
(^^;)。いやね、あれだけの体格があってダミーだけなのは勿体なさ過ぎ
辻兄プロレスラーになってくれればいいのに、とまず思った(^^;)。
スタートこそ面食らったEVILだが、徹底したダーティファイトで試合をリード。
ペースは完全にEVILで、途中でタイトル強奪もあり得る、と思ったのだが、辻
が見事に逆転。いや、なんかチャンピオンっぽくなってきたぞ、辻!

そしてメインIWGP世界ヘビー級選手権だが・・・。
王者後藤洋央紀に、NJC覇者デビッド・フィンレーが挑んだ一戦。正直言
えば『後藤革命』はここまでで、新日本の下半期はフィンレー世界王者とし
て引っ張る展開になる、と信じて疑わなかった。実際、力の入った見事な試合
だったのだが、試合の主導権は終始フィンレーが握っており、既に王者として
の風格まで漂っていたのだが、GTR2連発GTR改を決め、勝利したのは後藤
その瞬間は「おお!」とか思ったが、今後を考えてちょっとアタマを抱えた

後藤は4/11にアメリカで行われる防衛戦の相手に海野翔太を指名。
・・・このマッチメイク、もし海野が負けるようなことがあれば、なんとか浮上
しようとしている海野の努力はまたリセットされてしまう。そもそもアメリカ
でこの二人の一騎打ちが受けるのか?と問われると、答えに詰まる・・・。
今日の大会も、メインの試合内容も凄く良かったのだが、夏のG1までどう繋
ぐのか、と考えると・・・。困るなぁ、こういうの(^^;)。

Jr.GENESIS

#njJG


新日本プロレス『Road To SAKURA GENESIS Jr.GENESIS』後楽園ホール大会。
春の大一番である『SAKURA GENESIS』を明日に控え、今日はサブタイトルに
“Jr.”の文字がある、かなり重要な大会

やっぱりメインのIWGP Jr.ヘビー級選手権が凄かった。
王者のエル・デスペラードに挑戦したのは、War Dogsのクラーク・コナーズ
タイトルマッチにも関わらず、新日本では珍しい凶器持ち込み自由ハードコ
ア戦で行われたワケだが、両者のセンスが大爆発する名勝負に。

フリーダムズを始めとする他団体でハードコアをエンジョイしているデスペ
とって、ホームの新日本でハードコア、しかもメイン、というのはかなり嬉し
かったのではないか?と。そして対戦相手のコナーズがコレに完全対応痛み
が伝わりすぎるプロレス40分近く展開し、観戦していた子どもが、あまりの
恐怖で泣きじゃくる、という伝説まで残した。

新日本のジュニア、完全に『二大カリスマ』の時代に入った感。
一人はもちろん高橋ヒロム、もう一人はエル・デスペラード。この同期の二人
が存在する限り、“世界一のジュニア”は変わらずに新日本のモノ。この勢いの
まま、明日の両国に繋がるといいんだけど。

3150×LUSHBOMU vol.5 day.2

#相性


昨日に引き続き、ボクシング『3150×LUSHBOMU vol.5』をabemaにて。
今日のメインイベントは前王者重岡優大が、王者メルヴィン・ジェルサエム
に挑んだWBC世界ミニマム級選手権。優大のリベンジが期待されたが・・・。

・・・残念ながら、メルヴィンが強すぎた
優大もかなりメルヴィンを研究し、対策を立てた上で挑んだことは理解出来た。
しかし、全ラウンドでメルヴィンは悉く優大の上を行き、主導権を一切渡さない、
という圧倒的な試合を展開。正直、ダウンしなかった優大を褒めたいくらい。

3-0の判定でメルヴィン防衛。おそらく長期政権を築きそう。
注目度の薄くなったミニマム級にスポットを当てたのは重岡兄弟だが、この王者
には兄弟共に相性が悪すぎる気が。銀次朗はIBFを取り返し、優大はWBO・WBA
のタイトルを狙うのが賢明かと。悔しいけど、ちょっとコレは・・・。

二日目はカードが若干弱い、と思っていたが、セミ前で人気者の中川麦茶が見事
大物食いを達成。惚れぼれするような本格的なボクシングで勝った、というの
インパクト大。やれば出来んじゃん、麦茶(^^;)。

そしてセミ、但馬ミツロヘビー級6回戦。当然ミツロが4回KO勝ちを果たした
が、この相手に4Rかかっているようでは、世界なんて夢のまた夢あのテーマ曲
を使っている以上、ミツロには上に行ってもらわないと困る(^^;)。ガンバレ!!

3150×LUSHBOMU vol.4 day.1

#大流血戦


ボクシング『3150×LUSHBOMU vol.4』abemaにてリアルタイム観戦
IBF世界ライトフライ級王者矢吹正道が、このタイトルを保持したまま一階級上
IBF世界フライ級王者、メキシコのアンヘル・アラヤ挑戦する、という異色の
試合。

1R・2Rでそれぞれダウンを奪った矢吹のワンサイドゲームになるか、と思われた
が、3R偶然のバッティング両者大流血。この流血が本当に尋常では無く、特
矢吹の右目下のカット正視に耐えないほど深い4Rまで試合が行われないと、
王者の引き分け防衛になってしまうのだが・・・。

・・・驚いたのは、レフェリーが一切チェックに行かなかったこと。
試合が不成立にならなかったのは良かったのだが、両者の出血具合が酷いにも関
わらず、思いも寄らぬ長期戦に突入。それでも終始主導権を握っていたのは矢吹
だが、違う意味で心臓に悪い。一線を超えてしまった大日本やフリーダムズの
デスマッチを観ている感じ、といえば解ってもらえるかな?

しかし、なんと最終ラウンドで更にダウンを奪って魅せた矢吹。
このダウンでようやくレフェリーが動き、なんとか立ち上がったモノの防戦一方
となったアラヤの様子を観て試合をストップ。最終的には12R・TKOで、矢吹
勝利を飾った。

矢吹正道、日本人初の2階級同時世界王者に。
おそらくライトフライ級のタイトルは返上、ということになるとは思うが、この
記録は誇って良い。拳四朗との決着戦に期待。後は、力石法正が世界王者に
なってくれれば、これ以上良いストーリーは無いんだけどなぁ・・・。

ONE172:Takeru vs. Rodtang

#武尊


さいたまスーパーアリーナで行われた『ONE172』
昨年組まれていた武尊ロッタン・ジットムアンノンスーパーファイトが遂に
実現したのだが・・・。

ロッタンは以前RISEのリングで那須川天心と対戦、大熱戦の末判定で敗れている。
しかし、天心のキックキャリアの中でも一番の「苦戦」であり、未だに判定結果
にケチを付けるヤツが居る始末。そのウチの一人がONECEOなのだけど(–X)。

武尊のコンディションは悪くない様に見えた。だけど、かつてバリバリのオーラ
を発していた武尊の姿を知っている僕は、今の武尊が全盛期で無いことはすぐに
解った。だから、武尊がどこまでやれるか?、に注目した。

・・・1R1分20秒武尊のTKO負け
ロッタンが強い、ということは間違い無いが、敗因はソレでは無い気がする。
コレはもう「時の流れ」でしか無いし、抗えるモノでも無い。この試合が武尊の
ラストファイトであったとしても、僕は充分に納得出来る。・・・悔しいけど

このメインイベントに文句は一つも無い。
だけど、ONEのCEOに関しては、本当に許せない発言が幾つもあった。この件は
どこかで詳しく。もし武尊の引退興行があるのなら、ONE以外でやって欲しい!