ABBA NEW TUNE!

BARKSの記事によると、70年代ボーカルグループABBAが、35年振り(!)
となる新曲の完成を発表した模様。

まぁ、とにかく驚いたのが、4人ともご健在だという事実。
だってABBAの全盛期は僕がまだ小学生(それも低学年^^;)の頃。ディスコブーム
が始まったばかりで、ABBAの曲も立派なDance Tuneだった。

・・・やっぱ名曲だよなぁ、コレ。
しかし、もっと驚いたのが新曲の発表方法。パフォームするのはABBAのメンバー
ではなく、“デジタルABBA”なるアバターキャラクターらしい。この方法であれば
絶対に演者は年を取らないし、今のABBAメンバーが無理してライブを演ることも
無いワケだから、非常に良く考えられたシステムであると思う。

しかし、レコーディングオリジナルメンバー
12月には新曲の一つである「I Still Have Faith in You」NBCBBCでオンエア
されるらしい。あの歌声までもが健在だったら、ちょっと泣くかも♪

参考:ABBA、35年ぶりの新曲完成を発表(BARKS)

日本懐かしオーディオ大全

▼日本懐かしオーディオ大全

実は昨日、もう一冊似たようなMOOKを購入していた。
こちらはカセットテープのようなメディアではなく、ハードウエアである
ところのオーディオ機器。それもJBLやマランツ、マッキントッシュみたい
な高級機ではなく、ラジカセ・ヘッドフォンステレオ・ミニコンポを中心
とした、かなりカジュアルなアイテムが山のように掲載されている。

僕が最初に持ったラジカセはSANYO「おしゃれなテレコ」こと、U4
ダックスフントをイメージキャラクターにした横長のデザインは秀逸で、
当時一番人気だった機種。我が家に最初にやって来た“メタルテープ対応”
の機器はこのU4が最初であり、このラジカセの購入を機にTDKMA-R
買ったことを、鮮明に覚えている。もちろんこの機種は冒頭に掲載。やっ
ぱり当時の代表的なラジカセだった、ということが良く解る。

もちろん、下手すれば「世界の音楽の聴き方を変革した」とされるSONY
WALKMANシリーズ6ページに渡って代表的な機種をラインナップ。
他にも「ああ、あったなぁ・・・」という機器が多々掲載されているが、や
っぱり目を惹くのはパイオニアのミニコンポ・Privateシリーズ。ゴールド
トップのデザインは、これまで発売された全てのオーディオ機器の中で、
いちばん美しい商品かもしれない。

ことラジカセに関しては、今でも「欲しい!」と思うモノが幾つかある。
経年劣化でカセットデッキ部が壊れていたとしても、アンプ・スピーカー
さえ無事ならば、AUXになんらかのプレーヤーを繋いで使用することが出
来るハズ。狙いはSHARP・THE SEARCHERとか、PIONEER・Runaway
状態の良いのがあれば、買っちゃうかも(^^;)。

こちらの本も堪能! いやぁ、お見事です。
このシリーズ、他にもいろいろあるらしいから、片っ端から読もうかと。
次は「日本懐かし即席めん大全」かな?

日本カセットテープ大全

▼日本カセットテープ大全

打ち合わせの帰りに寄った秋葉原の書泉ブックタワーで見つけたMOOK。
30分・46分・60分・90分・120分でお馴染みのカセットテープに関する
トピックを集めた企画モノ。SONY・TDK・maxell国内三大メーカー
関しては、ほぼ全ての製品が写真付きで紹介されている。

・・・いやぁ、懐かしい
今やすっかり死語となった「エアチェック」「FM雑誌」「インレタ」
そして「ワインダー」「ヘッドイレーザー」などと言う言葉を見つける度
に心が和む。昔自分のやっていたことがそのまま書いてある本って、なかな
か無いような気がする。

そして驚いたのが、カセットテープの単価は結構高かった、という事実。
TDKを例に取ると、一番安価なD60分400円、フラッグシップだった
MA-R60分に至っては2,000円もする。今なら秋葉原CD-R200枚
えちゃうんだから凄い。

もちろん、今さらカセットの時代に戻りたいか?と問われたら、戻りたい
とは言えない。74分CD5〜6分MP3に出来るし、iPod5,000曲
近いトラックを持ち運べる。そして、間違い無くカセットより音が良い
でも・・・。

大袈裟でなく、カセットテープというテクノロジーが存在していなければ、
僕はこんなに音楽を聴く生活をしていなかった筈。カセットという媒体が
無ければSANYOのラジカセを親にねだる事はなかったし、WALKMANを買
う為にアルバイトに精を出すことも無かった。ブートレグライブ音源
確実にカセットであり、そこからいろんな曲に出会えた。

カセットテープとはつまり、「オレたちのメディア」
カセット以前の媒体(オープンリールとか)は敷居が高すぎるし、以降の
媒体は・・・MDというガッツのあるモノもあったが・・・ある種の軽薄感が漂う。
だから、カセットの誕生から衰退までの長い期間を、カセットと共に歩めた
人生を、僕は誇りに思う。

カセットテープに大いなる愛を。
46分に情熱を詰め込めた時代が、僕にはちゃんとあったのだから。

第1回・萩中音楽祭

大田区民ホール・アプリコの小ホールで行われた、
「第1回萩中音楽祭ファイナルステージ」を観てきた。このイベント、いわ
ゆる「中の人」の中に古くからの友だちが居り、このファイナルに至るまで
にいろいろ興味深い話を聞いてきた。最後は結果をこの目で確かめたくて、
無理を言ってチケットを取って貰った。ここではとにかくファイナルに残っ
た3組のバンドをレビュー。

3ねん6くみ〜ず は、横浜銀蠅のカバーバンド。
平均年齢かなり高い模様(^^;)で、おそらく僕と大差無い気がする(^^;)。
横浜銀蠅を演る、というところに思い入れの深さを感じる人たち。完成度が
やたら高かったから、きっと凄く練習したのかと。こういうオトナって、実
は凄くカッコイイ気がする。

orcana は、かなりイキの良い4人編成のロックバンド。
足を運ぼうと思ったのは、このバンドがちょっと観たかったから。全員が
かなりのテクニシャンであり、既に自分たちのカラーをキッチリ持っている
ところに才能を感じる。ブレイクを効果的に使う楽曲は僕らの世代を盛大に
ニヤッとさせるし、Vo/G上谷はるかはちょっとしたカリスマ性があるかも。
客席とのジェネレーションギャップ(^^;)にめげず、圧巻のパフォーマンス。
このバンド、普通に30分とか1時間のステージを観てみたい。

Funky Chickens はベテラン・7人編成のビッグバンドで、JBフォロワー
出てくる音はさすがに重厚で、キャリアを感じさせてくれる本格的なソウル
パッケージショーを展開。3バンド中、唯一ノンストップ・ノンMCで持ち時
間の10分を突っ走り、予備知識の全く無さそうな観客の身体を揺らして魅せ
たのだから見事。こういうサウンド、非常に好きです、僕は。

・・・なんか、非常に新鮮
出演者の質、イベントとしての完成度などはイチ商店街が主催したモノとは
思えないレベルだったし、演ってる人たちも作ってる人たちも皆楽しそうだ
った。大田区羨ましいなぁ・・・。江戸川区でもこういうのがあるといいんだ
けど、無理なのかなぁ・・・。

参考:萩中音楽祭(萩中商店街オフィシャル)

Remember Me

Disney/PIXARの新作「リメンバー・ミー」をイクスピアリにて。
PIXARの作品は「トイ・ストーリー」以降、幾つかを除いて殆どを劇場鑑賞。
個人的にはどの作品も評価は高いのだが、この新作は・・・。

これまでのPIXAR作品の中で「No.1」なんじゃないか?と思わせる傑作。
メキシコの祭りである「死者の日」をすばらしくカラフルに表現したCG
加え、誰もが感動でき、そしてホロッと来てしまうストーリー。更に加え、
完成度満点の楽曲が溢れている。アニメーションという枠だけでなく、映画
として最高の完成度。鑑賞後にここまで清々しい気持ちになれた映画、ここ
数年では珍しいかもしれない。

今回は意図的に日本語吹替版をチョイス。
まずは主人公・ミゲルの声を担当した石橋陽彩に、大きな拍手を贈るべき。
とにかく重要な「歌」の部分が完璧。大袈裟でなく、この映画を傑作とした
大きな要因は彼の歌声にある気がする。将来が本当に楽しみ。

もう一人の主役・ヘクターを演じた藤木直人もすばらしかった。日本語を充
てるとするなら、もっと他の選択肢もあった気がするが、見終わった今では
藤木以外のキャスティングはあり得なかった、と思う。さすが実力者!

まだ3月だけど、もしかしたら2018年最高の映画になりそうな予感。
これは子どもから大人まで、誰もが観るべき傑作。バカなボクサーのおかげ
で下がりまくったメキシコのイメージを、一発で良いモノにしてくれます!
オススメ!