ONE PIECE 109

#きみの味方


ONE PIECE 109 / 尾田栄一郎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワンピース・109巻の発売日。
コンビニで深夜2時過ぎに購入したのだが、読み始めるまでに時間がかかった。
今回、内容がかなりキツい、というのは周知の事実。それでもなんとかページ
をめくることは出来たのだが・・・。

・・・いやもう、号泣(^^;)。
別に子どもが居るワケでも無いのに、であるくまの気持ちが痛いほど解る気
がするのはどうしてなんだろう(^^;)。コレはマジでヤバい一冊

そして、ONE PIECE公式YouTubeチャンネルで公開されたミスチルとのコラボ
MVがコレに和を掛けて泣けるのが(^^;)。

・・・ボニーを非道い目に合わせた奴ら、マジで全員四ね!と改めて。
特にJお前がいちばん最初だ!

ニカボニー

#今週のワンピ


月曜に発売された今週の週刊少年ジャンプ『ONE PIECE』の件。
ベガパンクの映像配信で雰囲気がドヨ〜ンとしているエッグヘッド編だが、
今週号の最終ページは久しぶりに速攻涙腺が破壊された。

以下、単行本派・アニメ派の人たちはネタバレ注意!

巨兵海賊団の船でバカ食いし、体力を回復したルフィはボニーに神の言葉
現出したのは・・・。

ニカボニー
羽衣まで纏い、覚醒した感すらあるボニーの笑顔を見た瞬間、涙が溢れる
こと溢れること(^^;)。ダブルニカ状態なら、あのクソ老人なんかに負ける
ハズが無い。来週はコテンパンに叩きのめされる五老星が見れそう!

・・・10人目はボニーでいいじゃん!、とマジで思う。
このタッグが成立したからには、そうならないとウソだ!、と心から。
取り敢えずここから老人虐待だ、ボニー!!!

俺たちの箱根駅伝(下)

#正月の当事者たち


俺たちの箱根駅伝(下) / 池井戸潤(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レビューまで少し間が空いてしまったが、実はほぼ半日で完読してしまった下巻
遂に新年恒例箱根駅伝が開幕、「負け犬の集まり」と揶揄される関東学生連合
チームと、大日テレビのクルーたちによる、“オレたちの箱根”が転がり始めた!

まずは学生連合意地と感動の箱根駅伝
心情描写は10人のランナーたち全員をフォローしており、応援せずに居られない
展開が熱く繰り広げられる。実際の箱根駅伝で学生連合が大活躍する、という例
は殆ど無い。僕にとって箱根駅伝とは、正月に横目で観る程度番組であり、そこ
「学生連合って出場する意味あるの?」と思っていたことも事実。しかし、こ
の作品を読んだことにより、来年の箱根は学生連合に注目せざるを得なくなった
まだ編成は決まっていないと思うが、学生連合チームのメンバーはハードルが上
がったことを覚悟して欲しい。そのくらい熱い物語だった。

そして、大日テレビ箱根駅伝中継チーム
仕事柄、箱根駅伝の中継がどれだけ大変なのかはさすがに解る。レース展開や天
候に左右され、思い描いた通りに番組が進行することは絶対に無い。そういった
「生モノ」の大変さとそれに臨む覚悟、そして“プロフェッショナルの格好良さ”
が切々と伝わって来る。唯一人、最後までヒールを演じねばならなかった編成局
にはちょっと同情してしまうのだけど(^^;)。

これはもう、絶対に映像化すべき作品。
半沢直樹・下町ロケットのチームならキッチリ仕事をしてくれそうだが、やっぱ
り権利は日テレにありそう。日テレのドラマ班は今現在ちょっとアレ(^^;)だが、
それを払拭するためにも、「ちゃんとした原作アリドラマ」を制作して欲しい。
・・・さすがに手を挙げない、ってことは無いよね(^^;)。

俺たちの箱根駅伝(上)

#正月の当事者たち


俺たちの箱根駅伝(上) / 池井戸潤(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒットメーカー・池井戸潤、約1年半ぶりの新作
テーマはなんと「箱根駅伝」陸上競技モノとしては、ランニングシュー
ズの開発をテーマとした『陸王』があり、今回も企業再生モノかと思った。
ところが・・・。

物語の軸は明確に二つ
一つは箱根駅伝本戦への出場を逃した各大学の代表者たちによる混成チーム
「関東学生連合」のメンバーの、箱根への“関わり方”“拘り”について、熱く
展開される部分。そして二つ目は、お正月の定番として箱根駅伝を中継する、
テレビ局のクルーたち鬼気迫る仕事ぶりを描く部分である。

これまでの池井戸潤を考えるに、二つ目はあってもおかしくない内容。
しかし、一つ目に関しては完全に虚を突かれた。まさか“箱根駅伝のお荷物”
ないしは“思い出作り”と揶揄されている学生連合チームにスポットを当て、
そこに意味を持たせた上で痛快な展開を構築されるとは・・・。

実際のところ、内容はこれまでにも増してやたら熱い。ランナーたち全員の、
そしてテレビマンたち全員の意地信念には心を打たれたし、なんなら感動
涙も流した。まだ上巻なのに、だ(^^;)。

そしてこの物語、フィクションであるのは間違い無いのだが、実際に存在す
る大学名がバンバン出てくるし、箱根駅伝中継の歴史等に事実が多く含まれ
ている。その辺りを留意しながら読むと、更に楽しさが増す、と思う。

ココに登場するテレビ局は大日テレビ。もちろんN●Vがモデルなのだが、
彼らの箱根に掛ける情熱に感服した。実際の●TVも、ドラマとか作らずに
スポーツ中継だけやってればいいのに、とか思った。ナイショだけど。

教祖の作りかた

#イヤミスの教祖 #ミスリードメーカー


教祖の作りかた / 真梨幸子(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真梨幸子新作
珍しく前作から約1年ぶりという長いインターバルを経て、ようやくリリー
スされた待望の一冊タイトルからしてもう刺激的、読む前から大好物の
予感がヒシヒシあったのだが・・・。

・・・凄い
これはもう、真梨幸子の集大成、という意欲作かと。
お得意のイヤミステイストを全編に溢れさせている上に、都市伝説・新興
宗教・YouTuber・バラバラ殺人・同窓会不倫など、諸々の要素をバランス
良く見事にブレンド。その上で、語り部を複数人用意した上でミスリード
を誘う、という最強の展開。薄気味悪くなるくらいのレベルのイヤミスなの
にも関わらず、メチャクチャ「ミステリーを読んだ!」という気分になる。

「日本人ほど神を信じたがる国民はいません」は、核心を突いた名言
幸子サマの作品で語られることで、説得力さえ増すのだから・・・。

でもまぁ、僕は大丈夫だと思う。
何故って?だってもう、神はこの世に居ないんだから。