NTFSをなんとかしろ!

会社で長年使用している大型ノート、Dell M90のHDD容量が限界値に。
そもそも内蔵HDDは128GBSSDに換装してあり、そもそもそれだけでは容量
が足りないので、160GBのHDDを常時外付けして対応してたワケなのだが。
・・・というか、160GB外付けってのがそもそも少ねぇよな、うん(^^;)。

んで、2TBのHDDを中古で安く買った。取り敢えずM90のXP環境から重要な
データを逃がし、それでも800GBくらい余ってるから、Macのデータもバック
アップしとこうかと思って繋いでみたら・・・。Macからだと書き込み出来ないん
だよね、NTFSフォーマットは(^^;)。

もちろんMac側ExFatでフォーマット、っつーのも考えた。
しかし、XP32bitだとExFatフォーマットも認識しないのだから、もうどうに
もならない(^^;)。で、コレを導入。

Paragon NTFS for Mac
Mac側NTFSフォーマットのディスクが読み書き出来るユーティリティ。
↑↑はパッケージ版だが、ver.12のダウンロード版は2,160円で購入可能。

・・・いや、すっげぇ便利だ、コレ(^^;)。
と言うよりもだね、まずはコレを機会にXPを違うOSにすることを考えた方が
いいんだろうね、きっと。ギリギリ動くんだよな、7が。

DOMINION 2016

新日本プロレス上半期の総決算、「DOMINION」大阪大会。
今回もNJPW WORLDでの観戦なのだが、6試合行われたタイトルマッチ
のうち、5つが移動する、という派手な展開。そして今回はメインでなく、
↓↓の2試合について。

▼NEVER無差別級選手権 永田裕志 vs 柴田勝頼


NEVERらしいゴツゴツした闘いだったのだが、永田と柴田の絡みには
これまでとちょっと違う“凄み”を強烈に感じた。
四天王プロレス的な極限の消耗戦ではなく、一撃必殺の間合いが何度も
やってくるヒリヒリするような試合。こういう試合を、僕と同年代の選手
がやっている、という事実が凄く嬉しい。

残念ながら柴田にリベンジを許したものの、男を上げたのは永田
新日本プロレスも時代の流れで変遷し、試合の雰囲気がどんどん今風
なっていくのを僕は否定しないし、それはそれですばらしい進化だと思う。
でも、大きな大会で1試合くらいはこういう新日本があるべき。
大玉砕した永田の姿を見て、心からそう思った。

▼IWGPインターコンチネンタル選手権 ケニー・オメガvsマイケル・エルガン


そしてこちらは今風極右に位置する試合。
天井にベルトをぶらさげ、ラダー(脚立)を使用して先にベルトを奪った
方が勝ちになるルール。新日本でこの形式の試合が行われたのはきっと初め
てだと思うのだが、これまで見たどのラダーマッチよりもスリリングだった。

そして勝者は人気者・エルガン
怪力フィジカルの強さは特筆モノであり、ケニーの破天荒な攻めを凌ぎきっ
ての大勝利。バレットクラブのセコンドに手錠で繋がれた時はさすがに終わっ
たと思ったのだが、まさか手錠を引きちぎって勝つとは・・・。
思わず“Holy Shit”と叫んでました。見事です、この試合。

しかし、棚橋・中邑・AJ3本柱を欠きながら、大阪城ホール満員にするの
だから新日本も凄い。その功労者・内藤がタイトルを落としたメインについて
はどこかで書くつもりだけど、アンダーカードで雰囲気の全く違う名勝負が生
まれてしまうのが新日本の新日本たる由縁。
・・・一人勝ちはしばらく続きそうである。

湯処葛西で月を見る

スーパー銭湯・湯処葛西
天然温泉こそ無いものの、広い露天風呂と多彩な湯種で平日も大人気。
そしてなによりも「安い」ということで、以前は週3くらいのペースで
通っていたところ。

最近は船堀・錦糸町あたりに出向くことが多かったのだが、久々に
“本拠地”に帰ってみよう、と思い立ち、夜になってから出掛けてみた。

平日600円・土日祝日700円という料金設定だが、僕は回数券を所持
しているため、この限りに非ず。ちなみに11枚綴りで6,000円、土日
も有効なので、通う人たちは確実に購入してると思う(^^;)。

土曜の夜10時だというのに、大混雑
これはスケジュールに則った方が賢明、と判断し、掛け湯の後にすぐ
サウナへ。ここのサウナは設定温度がそれ程高く無い。従って、ある
程度の時間をこなすことが出来るのが魅力。

本日のスケジュールはサウナ17分・17分・12分・15分61分
水風呂3分ずつ4回。夏場で普通に汗が出るため、通常スケジュール
で充分に爽快な気分になる。後は露天風呂の熱湯で暖まり、念入りに
身体を洗ってフィニッシュ。いいお湯でございました!

風呂上がりで夜空を見上げると、見事なが。
こうやって月を見るのも、ずいぶん久しぶりかもしれない。
相変わらず、僕は待っている。

放浪の殺し屋

米国複数のメディアは、「放浪の殺し屋」ジプシー・ジョー訃報
アナウンス。1933年生まれ、享年82。死因は今のところ明らかにされて
いないが、2013年には持病の痛風が悪化し右足切断とのニュースも。

国際プロレス外人の申し子のような選手。
小柄な身体ながら、周囲の人間を威圧するような恐ろしさを備え、金網デス
マッチではケージ最上段からニードロップを投下する、など、自らの身体を
顧みない恐ろしい攻撃を繰り出す。圧巻だったのはパイプ椅子攻撃「受け」
フルスイングの椅子攻撃を背中で受け、逆に椅子を破壊してしまうパフォー
マンスは、ジョーにしか出来ない芸当だった。

2010年、77歳のジョーがパイプ椅子攻撃を受ける様を、僕は新宿で目撃した
完全に老人と化していたジョーなのに、その迫力溢れる姿は以前のママ。
感動すら覚えた。

プロレスの“凄さ”を、文字通り身を以て教えてくれた名選手
「放浪の殺し屋」ジプシー・ジョーに最大限の敬意を表します。

あちらでは、きっとラッシャー木村が椅子を携えて待っている筈。
僕もまた、必ず観に行きます。

夫以外

▼夫以外 / 新津きよみ(Kindle版)

ひさびさの新津きよみ作品。
「夫以外」という、あまりに意味深なタイトルをテーマにした全6篇
から成る短編集。

どの作品にも必ず「老齢期」、もしくは「人生の末期」に足を踏み込ん
女性が登場する。本来であれば、後は流れるように余生が送れる筈の
女性たちに「何か」が起こる展開。その「何か」は篇によって様々なの
だが、どれもこれもため息をつきたくなるくらいに切ない

もちろん、大好物のドロドロ系要素もしっかりあるのだが、そこに重き
を置いて読めるタイプの作品では決して無い。熟年女性の悲哀を、かな
り高いレベルでまとめた粒ぞろいのヒューマンストーリーである。

男の僕が読んでモノ悲しくなるのだから、同じ世代の女性はリアリティ
溢れる展開に読むのが辛くなる人も多々居そう。上質な作品なのだけど、
誰にオススメすれば良いか、ちょっと悩んでしまう作品でもある。

一定の間隔を空けて読むと、新津きよみの文章はやはり凄いインパクト
ただ、続けて読むのはちょっと辛いな、やっぱり(^^;)。