リアル古都・奈良

昨日より一泊二日で奈良滞在。
アチラでも書いたのだが、奈良はおそらく中学校の修学旅行以来・・・だと思う。
正直、雰囲気は京都の100倍くらい良い。格好付けてない、というか、コッチ
の方が歴史が深いぜ!的な余裕というか(^^;)。

・・・しかし、仕事をする場所としては結構厄介かも(^^;)。
そもそも論として、あの狭い道オンパレードの場所に機材搬入のトラックが入
れるかどうか、そこが微妙。それさえクリアしちゃえばなんてこと無いのだが。

ただ、再来週の本番がちょっと楽しみになってきた。
奈良、すげぇよ!

これは経費で落ちません!

▼これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ / 青木祐子(Kindle版)

Kindleストアリコメンド作品。 青木祐子作品は多分初めて。
完全にタイトルに惹かれて購入した作品。経理vs営業というのはどこの会社
でも頻繁に存在する紛争であり、そのあたりの息詰まる攻防戦が読める!、
と思って購入したのだが・・・。

正直言えば、タイトルに偽りアリだと思う(^^;)。
もちろん、生々しくて息詰まるような攻防戦はちゃんと登場するのだが、この
作品の主人公はどちらかといえば営業の立場をちゃんと考えてくれる協力的な
経理担当。「これは経費で落ちません!」などと言う言葉を発する場面は無く、
どちらかと言えば「そりゃあいくらなんでも無理だろ?」という経費をなんと
か落としてくれようとする「神」のような人物。そして美人(^^;)。
いっそのことタイトルを「コレはなんとか落としましょう!」とかにすれば良
かった気がする。編集にセンスが無いのかなぁ・・・。

まぁ、そういう「孤高のヒロイン」的なテイストに溢れる佳作ではあるのだが、
いくつか気になった点も。登場人物の固有名詞が多々出てくるのだが、人物に
よってで呼んだり名で呼んだりとかなりチグハグ。女性ばかりが3〜4人登場
し、名字名前が入り乱れた状態になるとかなり混乱する。そのあたりをきち
んと整理して貰えれば、おもしろさは倍増すると思うのだが・・・。

とはいえ、全般的な印象はかなり「良」
他作品のラインナップを見るとラ系の雰囲気が色濃くて躊躇するのだが(^^;)、
関連のもう1作品は読んでみようと思う。表紙もはまぁ、アレなんだけど♪

松岡茉優に注目せよ!

7月全7話予定で始まったNHK「水族館ガール」
結局今クールでいちばん一生懸命観た連ドラになったのだが、オリンピックを
挟んだ所為で最終回オンエア9月入ってから(^^;)。さすがにこの飛び飛び感
は厳しかった(^^;)。

ただ、内容は充実の一言。
僕イチオシの松岡茉優は、最終回にして「凄み」を感じさせる演技を連発する。
喜怒哀楽の表現が本当にすばらしいし、走り去って行く後ろ姿で心情を表現し
ちゃうのだから、もう脱帽。やや抑えめに言った「みくびらないでください!」
というセリフの部分で、本当に怖さを感じたくらい。

松岡茉優、女優としてのポテンシャルは10年に1人のレベルかも。
大袈裟な話ではなく、ここ何年かで深津絵里くらいの領域に簡単に到達しそう。
NHKだけでなく民放もこの女優に注目すべき。もしかしたら演技力月9とか
を復活させちゃうかも・・・。

危険なビーナス

▼危険なビーナス / 東野圭吾

「人魚の眠る家」からおよそ9ヶ月振りとなる東野圭吾の新刊。
年間で2〜3冊はかなり充実した新作を読ませてくれる大家だが、今回は
かなり時間が空いた。しかし、前作がかなり重たいテーマだったので、
このブランクは逆に丁度良い具合。勢い込んで読んでみた。

突然現れた種違いの弟の妻を名乗る人物。彼女から弟の失踪を聞かされ
獣医主人公は、彼女と共に弟の捜索に乗り出す。しかし、行動
を共にするにつれ徐々に彼女が気になり始め・・・という内容。

・・・なんというか、かなり痛快(^^;)。
エピソードは大まじめでかなりハードな内容なのだが、主人公獣医
その周辺の人たちのキャラクターコミカルに描かれているおかげで、
タッチは軽く非常に読みやすい。事件の真相もさることながら、弟の嫁
本気で惚れてしまう兄の心模様を追うのが実に楽しい。

もちろん東野圭吾だから、ミステリー部分もサイエンティフィック
恐ろしいぐらい秀逸なのだが、ヒューマンドラマ部分の面白さがコレを
軽く凌駕している。東野ミステリーでこういう状況なのは、もしかした
ら初めてなんじゃないだろうか?

間違い無く、氏の新境地
気合いの入ったミステリーマニアも、ちょっとした恋愛小説マニアも、
双方の琴線に触れること請け合い。待った甲斐あったな、9ヶ月!

CWC #08

「WWE CRUISERWEIGHT CLASSIC」8週目
今週から準々決勝なのだが、準決勝・決勝10週目でライブ放送が決まってい
るため、2試合ずつを2週に渡って放送、ということになる。
今週は日本勢2名が登場。というか、4人が4人とも「日本」の香りが色濃い。
オンエア順にて。

▼ 〇グラン・メタリック(ドラダ・スクリュードライバー)戸澤陽×

ドラゴンゲート所属の戸澤が、元新日本所属のマスカラ・ドラダことメタリック
と闘う準々決勝第1試合。この2人がこの大事な場面でどんな試合をしたかと言う
と、起承転結のハッキリした重厚な試合を選択した模様。

とは言っても、要所々々で戸澤は叫び、ドラダは跳ぶ、という両者の持ち味を
発揮する場面も多々。徐々に激しくなる攻防に、場内から「Fight Forever」
チャントが。

どちらが勝ってもおかしくない好勝負だったが、最後は戸澤のパッケージジャー
マンを封じ、スクリュードライバーで切り返したドラダの勝利。我らのアミーゴ
が、CWC準決勝へ堂々進出!

▼ 〇飯伏幸太(シットダウン式ラストライド)ブライアン・ケンドリック×

優勝候補筆頭飯伏の前に立ったのは、ベテランケンドリック。ケンドリック
は日本のファンにはスパンキーという名の方が通りが良い、元アイドルレスラー
これは飯伏の楽勝かな、と思っていたら・・・。

とにかくスパンキーが老獪。リング下へのエスケープを繰り返し、リングアウト
を狙う、という昔ながらのプロレスを展開。そして飯伏のハードな打撃に対する
受けっぷりも良い。フィニッシャーは鈴木みのる「逆落とし→フェースロック」
で、コレが決まった時は一瞬大番狂わせが起こったと思った程。

しかし、スパンキーの上手い攻めを凌ぎきった飯伏が、伝家の宝刀・シットダウ
ン式ラストライドを豪快に決め、見事に準決勝進出。ただただ強いな飯伏は。

・・・試合後、満場から「Thank You Brian」の大チャント。
大泣きしながらリングに上がり、スパンキーを抱きしめるブライアン・ダニエル
ソンの姿を見て、ちょっと貰い泣きしてしまった。

来週はザックvsダー、そしてリッチvsTJ
ザックは当然勝つだろうけど、リッチとTJは全く予想が付かない。果たして・・・。