新日本プロレス「POWER STRUGGLE~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~」
をテレ朝チャンネルの生中継で昨日観戦。いろいろな伏線が貼られた重要
な大会だったのだが・・・
まずはサブタイトルのSUPER Jr. TAG LEAGUE 2018決勝戦。
ROPPONGI3KのYOH&SHO、L.I.JのBUSHI&鷹木信悟、鈴木軍の金丸義信
&エル・デスペラードの3wayマッチとなった。
決勝が3wayってのはどうだろう?と最初は思ったのだが、この試合がやた
ら面白かった。全員が自分のやるべきことをしっかり理解しており、時間
が過ぎる毎にヒートアップ。前半でいちばん盛り上がる試合となる。
優勝したのはYOH&SHO。すっかり頼もしくなった2人は、最早新日ジュニ
アの中心選手。ただ、ライガーやサムライの時代であれば、この決勝戦が
休憩前に組まれることは無かった筈。KUSHIDAや高橋ヒロムも含め、現状
の新日ジュニア勢はその時代を取り戻すべく頑張るべし。良い試合するん
だから、きっと大丈夫。
メインはクリス・ジェリコが久々に日本で試合。
自らの保持するIWGPインターコンチネンタル王座をEVIL相手に防衛戦。
入場するだけで大騒ぎになるのだから、さすがにジェリコは大物。EVILも
食らいつくのだが、どう足掻いても主導権を握ることが出来ない。さすが
はY2J、ちょっとやそっとの技巧ではジェリコは崩れない。
必殺技のウォール・オブ・ジェリコをガッチリ決めたジェリコの完勝。
完全なる横綱相撲であり、重ねて来たキャリアの際立つ試合であった。
おそらく来年1.4東京ドーム大会は、内藤哲也vsクリス・ジェリコのイン
ターコンチネンタル選手権になりそう。今の新日本でジェリコの存在感
を上回れるのは、もう内藤しかいない。期待だな、コレは。
しかし、スキャンダラスな事件はほぼ起こらず、終わってみれば試合内容
だけで勝負する重厚な内容。新日本らしくない、と言えばらしくないのだ
が、こういうビッグマッチがあってもいい。良い興行でした!