#過去と現在
プロレスリング・ノア「NOAH DEPARTURE DAY2」後楽園ホール大会。
2 days興行だったのだが、何故だか昨日を見逃した・・・。今日はしっかりと
日テレG+でライブ観戦。
メイン、潮崎豪に丸藤正道が挑戦するGHCヘビー級タイトルマッチ。
さすがにこの二人の闘いは凄まじく、正しく手に汗握る展開となったのだが、
何故だか心に引っかかるモノが・・・。
終盤、丸藤が新技の虎王・改を連発で決め、決定的とも言える場面を作った。
にも関わらず、フォールを悉くキックアウトする潮崎。王者の意地、と言え
ば聞こえはいいのだが、これではタフマンコンテスト。丸藤がどんなに独創
的な技を繰り出しても、これでは「必殺技」にならない。
また困ったことに、試合後に過去の名勝負がオンエアされた。
カードは、2006年の丸藤vsKENTAのGHCヘビー級タイトルマッチ。
残念ながら今日の潮崎vs丸藤は、14年前の試合に遠く及ばない内容だった。
もちろん、14年前の二人だから出来た試合であるのが原因なんだけど・・・。
生まれ変わりが成功しつつあるNOAHが、断腸の思いでも再考すべきなのが、
結果安売り状態になってしまっている「技」の生かし方だと思う。根本的に
コレを解決するためには、王座戦線の入れ替わりを一刻も早く完成させなけ
ればならないと思う。
具体的には、現王者の潮崎と拳王、清宮、中島といった若い世代だけでGHC
戦線を回すこと。つまり、しっかりした世代交代を実現しなければならない。
・・・本当に寂しいのだが、以前のNOAHを引き摺らざるを得ない丸藤や杉浦は、
ここでメインから退くべき。NOAHをしっかり残すためにも・・・。