#外苑前ハッピーエンド
新日本プロレス・サマーストラグルの最終戦は神宮球場大会。
通常なら数万人の収容が可能な会場であり、今の新日本プロレスなら
2万人近くの観客を集めることが可能であったハズ。しかし、観衆は
約4,700人。もちろん、コロナの影響である。
午後5時開始、全6試合。
夜の帳が下りたのはセミファイナルの途中であり、前半は屋外会場なら
ではの明るい雰囲気。その中でも気を吐いたのは鈴木みのる。52歳の
古豪は、15も若い鷹木信悟に真っ向勝負を仕掛けた上で完勝し、2度目
のNEVER王座戴冠。いやぁ、カッコイイわ・・・。
メインはIWGPヘビー&IWGPインタコンチネンタルの二冠戦。
前王者の内藤哲也が、現王者のEVILに挑んだのだが、ここは内藤が自力
を発揮しリベンジ。新日本にスッキリした結末を久々にもたらした。
圧巻だったのは、勝利者マイクの後の演出。
神宮球場の空に数十発の花火が放たれた。神宮外苑に花火。この意味は
プロレスだけに止まらない。CS放送でこのシーンを観て、不覚にも涙を
流してしまった。
いろんな意味で、新日本プロレスに「ありがとう!」を言いたい。
僕史上「サイアク」とするしかなかった2020年の夏は、あの花火で
強烈に印象深いモノに変わったのだから。
プロレスはいつ何時如何なる場所でも、必ず僕を助けてくれる。
誇りに思う、本当に。