ギラギラ幸福論 黒の章

#世界一性格の悪い男


▼ギラギラ幸福論 黒の章 / 鈴木みのる(Kindle版)

【白の章】から続く鈴木みのるインタビュー集
2019年から先の話題かと思いきや、これまでの書籍でカバーしきれなか
った「KAMINOGE」のインタビューをまとめたモノらしい。従って年代は
多岐に渡っている。

続きモノを期待していたのでちょっと残念ではあったのだが、新生UWF
藤原組パンクラス時代の話が出てくるところがポイント。昔のことをあ
まり喋らない鈴木だが、ただ懐かしさに訴えるのではなく、しっかり近年
の動きと絡めたエピソードにしていることに思わず感心してしまった。

ここ2〜3年の新日本プロレスは、しっかりと新陳代謝が進んでおり、僕と
同年代の選手は皆「窓際」に追いやられている。功労者と言って過言の無
永田・天山・小島あたりも基本は前座であり、それがやや寂しかったり
するのだが、鈴木だけは違う。今もしっかりタイトル戦線に絡むし、一度
は外されたG1クライマックスにも再び出場している。こうなったら鈴木が
どこまで第一線で活躍出来るか、最後まで見届けたいと思う。

諦めちゃいけないんだよな、本当は・・・。解ってはいるんだけど・・・。

“GOD” MIYAZON

#100年に一人の天才


本日オンエアの「全力!脱力タイムズ」驚愕の内容。
今春から90分尺の歌番組に生まれ変わるので今日はそのパイロット版
放送する、という嘘仕掛け。ゲストはみやぞん。司会の有田哲平が出番直
前のみやぞんに曲のタイトルだけ伝え、みやぞんはソレを即興で披露する。
おそらくみやぞんは慌てふためくことになるだろう、という企画だったの
だけど・・・。

・・・前からちょっと感じていたが、この男、天才
いや、むしろと呼んでも過言の無いくらい、音楽的な才能に溢れている
無茶ぶりで「涙のソーシャルディスタンス」「涙のうまい棒サラミ味」
「涙の管内閣」「全力!脱力MUSIC TIMESのテーマ」の4曲と、オマケで
ダブルブッキング謝罪ソング(^^;)を披露したのだが、どれもこれも即興と
思えないほどの名曲。普通にレコーディングしてCDにしたら、絶対に売れ
そう。しかも、管内閣に関してはなんとピアノ弾き語り。いやぁ・・・。

あの有田が完全敗北を認めた程の才能。この人、もしかしたらとんでもな
い方向に化けるかもしれない。今後が楽しみだなぁ、本当に。

ギラギラ幸福論 白の章

#世界一性格の悪い男


▼ギラギラ幸福論 白の章 / 鈴木みのる(Kindle版)

名著「プロレスで〈自由〉になる方法」続編
こちらも雑誌「KAMINOGE」の連載をまとめたモノで、時期的には著者の
鈴木みのるがNOAHのリングを去って新日本に戻って来た2018年頃の話題
が中心となっている。

鈴木みのるの口調は明らかに皮肉に満ちており、普通の人が読んだ場合は
けして気持ちの良い表現では無い気がする。誤解を恐れずに言うと、多く
の人が「お前何様?」的な感覚を持つと思うのだが、鈴木みのるという男
をずっと観て来た我々は全く文句が言えない。いや、もちろん鼻に付く発
言は多々あるのだけど、それでもそれらを完全に否定することが出来ない。

とにかく鈴木みのる、本人はけして周囲にそう言われたくないだろうけど、
間違い無く「頑張っている」。この世には僕を含めてこの単純なことが全
く出来ないヤツが殆ど。それが解るからこそ、鈴木の発言には「説得力」
が溢れる。ぐうの音も出ない程に。

コレは紛うこと無きプロレス本。でも、「現状維持を目指したら緩やかに
落ちて行くだけ」とか、「世界一になるのを諦めることを止めた」とか、
誰かの人生に影響を与えそうな言葉を幾つも発見出来る。もし可能ならば、
僕も鈴木みのると同じような気持ちで残りの人生を過ごしたいのだが・・・。

この本は上下巻であり、まだ【黒の章】を残している。
次を読み終わった時、もしかしたら啓発されている可能性アリ。
やっぱ鈴木ってすげぇわ・・・。

ROMANCE

#宮本浩次 #魔性


▼ROMANCE / 宮本浩次(通常版)

案の定、年末から下手すれば毎日聴いている宮本浩次カバーアルバム
全楽曲のオリジナルは全て女性ボーカル。コレらをエレカシ・宮本が、
完全に独自の世界観にアレンジ最高に痺れるアルバムに仕上がっている。

このアルバム、間違い無く僕の2020ベスト。いや、もしかしたら2021
もベストになりそう。とにかくハマリ具合が半端なく、家でもクルマでも
電車でも爆音再生しているくらい。

前にもちょっと書いたのだが、このアルバム楽曲のオリジナルの中には、
生理的に好きでない曲が何曲か含まれている。しかし、そんな歌でも宮本
が歌うとやたらゾクゾク来るのだから凄い。

参考までに、↓↓にオリジナルのプレイリストを作ってみたので、さわり
だけ聴いて貰えると良いかも。一部、中島みゆき桜田淳子だけど(^^;)。

これまでカバーアルバムの傑作と言えばRC SUCCESSION「Covers」と、
THE STAR CLUB「God Save The Punk Rock」だったのだが、その2枚に
勝るとも劣らないインパクト。

しばらく邦楽はこのアルバムだけで良い。最高だな、コレは。

Name Land

#ラベルライター


普段は箱に入れてしまってあるのだけど、年に3〜4回のレベルで使用機会
が発生する製品がある。

CASIO・NAME LAND KL-M20
キングジムのTEPRA等と同様のラベルライターで、かれこれ20年くらい
前に購入したモノ。一時期かなりヘビーに使っていたが、不具合・故障が
一切無い、という驚異の品。

PCとUSB接続が可能、という機能目当てで購入。古い製品だけに印刷用の
アプリにアップデートは無い。僕のMacにはWindows XPの仮想環境が未だ
に入っているのだが、その理由はこのラベルプリンターを使うため。

さすがにいろいろ面倒になってきたので、新しい機種を探してみたところ、
今は↓↓こういう便利なヤツが出てるのね・・・。

基本、PCからの印刷でしか使わないから、こういうシンプルなので充分。
コレだとMac用のドライバもある!不満点が一挙に解消出来そう。

カートリッジはたくさん在庫があるから、TEPRAに乗り換えは出来ない。
次にラベルプリンターを使う機会があったら買い換えだな、コレは。