告白 平成プロレス10大事件 最後の真実

▼告白 平成プロレス10大事件 最後の真実 / V.A

プロレス内幕暴露系ムックでお馴染みの宝島社
ところが、最近発行するプロレス関係の単行本、例えば「証言UWF」など
は、暴露本の色合いが少ないかなり良質なモノ。今回の作品も見事にソレ
に該当する、読み応えバッチリの証言集。

興味深かったのは、この手の企画ではなかなか取り上げられることのない
全日本プロレスの話題がいくつかあること。特に秋山準の語る四天王プロ
レスの話があまりに恐ろしい。エスカレートにエスカレートを重ねた結果
が三沢さんの死だとするなら、その原因の一端は間違い無くファンである
我々にもある。正直、いたたまれなくなってしまった・・・。

コレだけでなく、他のどの話題も目の付け所が良い
元Uインターの幹部3名(宮戸・安生・鈴木健)がまさかの再会を果たし
ているし、故・橋本真也さんの夫人であったかずみさんの談話の赤裸々さ
も凄いインパクト。お世辞抜きに、退屈しないプロレス書籍だと思う。

いいと思うな、宝島。
こういう本ならもう毎月出して貰ってもOK。ファンにはオススメです!

キーロックから始めよう!

藤波辰爾が記者会見。
4月20日東京・後楽園ホール4月21日大阪・ATCホールで開催する
自信の団体・ドラディションの二大会にて、“ニューヨークの帝王”こと
ボブ・バックランドの参戦を発表。ゲスト扱いではなく、現役の選手と
して来日する模様。

70年代後半から80年代にかけて、あのWWWF(現在のWWE)で王座にあ
ったのがバックランド。当時からアトラクションに走りがちだったWWWF
を何故信用出来たのかと言うと、チャンピオンがバックランドだったから。
いわゆる昭和のプロレスファンにとって、憧れの存在であった。

王座陥落後のバックランドを、僕は出来るだけ追いかけた。
新生UWF高田延彦と闘った時は札幌だったのでさすがに観に行けなかっ
たが、UWFインターバトラーツに参戦した時は近郊の試合を全て観た。
バックランドが相変わらず僕の憧れのままでいてくれたのが嬉しかった。

晩年、WWEのTV画面にしばし登場したバックランドの姿にはもの悲しい
感じがあったが、藤波さんの団体に参加するバックランドなら、それは
絶対に確認しておくべき。でも、その日は既に仕事の予定が・・・。
かつての帝王ももう67歳、もしかしたらコレが最後のチャンスになるか
もしれないのだが・・・。

藤波さんのコメントは「キーロックから始めたい」
ボブ・バックランドという選手の価値をよく知る藤波さんならではの
コメント。観たいなぁ、この大会。なんとかならないものか・・・。

参考:藤波辰爾、4月ツアーにボブ・バックランド参戦(スポーツ報知)

世界のプロレス

YouTubeのリコメンドにいきなり出てきたお宝映像
1980年代の中盤頃にテレビ東京で放送されていた「世界のプロレス」
怪奇レスラー特集なのだが・・・。

今にして思えば、こういう番組がゴールデンタイム(!)に普通に放送さ
れていた、というのがまず凄い。スマホもネットも無かったあの時代、
僕らは本当に海外のプロレス情報に飢えており、ゴング月刊プロレス
専門誌と、この番組だけが唯一の情報源。とにかく毎週、やたら楽しみ
にしていたことを思い出す。

そして「怪奇レスラー」というカテゴリが壊滅して久しい。
逆に言えばこのジャンルは今完全に空き家であり、それなりに仕事の出来
るレスラーならすぐに入り込めそうな気がするんだけど、無理なのかなぁ、
やっぱり(^^;)。メキシコあたりに居そうなんだけど・・・。

・・・ただ、ワンマン・ギャングは別に怪奇派じゃ無いような(^^;)。

1983-2017

YouTubeのトップで発見した↑↑のビデオ。
1983年から2017年までのプロレスゲームがほぼ全て網羅されている秀逸
な内容のプレイ動画集

結構やってると思ったのだが、この中で実際にプレイしたのは驚くことに
2割に満たなかった。原因は明白で、93年あたりからプロレスゲームでは
なく、バーチャファイター鉄拳を始めとした3D対戦格闘ゲームに趣味
がシフトしたため。

・・・ファイヤープロレスリングあたりはかなり燃えてやったんだけど(^^;)。
2017年WWEのゲームを見ると、なんかもうプレイ出来そうに無いレベル。
どうなのかなぁ・・・。

99.9

TBS日9「99.9 -刑事専門弁護士- シーズン2」のオンエア開始。
シーズン12016年春の放送だから、およそ2年振り。ニュースで読んで
驚いたのだが、この枠のドラマでシーズン2が製作されたのは大ヒットし
「仁」に続いて2作目だそうで。これだけ短いスパンでシーズン2なの
だから、このドラマの信用度は相当高い模様。

主演の嵐・松本潤の相変わらずのクールさが凄く良い。
嵐のメンバーは皆が高いレベルで「役者」をこなしているが、押しつける
ことなく自分の色を表現出来るのは松潤No.1だと思う。

そして我々にとって嬉しいのは、随所でプロレスネタが展開されること。
初回は重要な取引先として「タグチジャパン」という名称の会社が登場し
たし、終盤には現IWGP王者オカダ・カズチカがカメオ出演。
“プ女子”設定の榮倉奈々の出演が無いのは寂しいけど、この設定は生き続
けるらしい。いいねぇ、うん。

今のところ今クールの連ドラの中では、群を抜いて面白い。来週の2話目
からいきなり核心に迫る内容らしいから、もう目が離せない。そして、
ケニー・オメガ棚橋弘至の出演があるのか、要注目!