後楽園ホールで全日本プロレス!

・・・調べてみたら最後にプロレスを生観戦したのは昨年の10月
1年以上プロレスを観ていない、というのはここ30年で初めてなんじゃ
なかろうか? まぁ、配信やらCS放送やらの充実で、会場に足を運ぶのが
やや面倒になっている、というのもあるんだけど・・・。

ということで、久しぶりにホーム・後楽園ホール
団体は全日本プロレス。これまた久しぶりで、最後に全日本を観たのは
2011年、まだ武藤体制だったころ。雑誌等で「最近調子が上向いてきた」
との情報を得ていたので、結構楽しみにしていたのだが・・・。

第1試合からセミファイナルまではかなり面白かった
感心したのは、たくさんの若手が居て、それぞれが必死に試合をしていた
こと。全く知らない選手がたくさん居たのだが、将来がちょっと楽しみな
選手も多々。コレがいちばんの収穫だった。

しかし、メインイベント三冠統一ヘビー級選手権が酷かった(^^;)。
王者のジョー・ドーリングに挑んだのは、元新日本・WWEのヨシタツ
ハッキリ言ってヨシタツは三冠戦どころか、ホールのメインに立つレベル
も無かった、と思う。10分強の中で、これは!と思える動きが一切無い
のだから、もうお手上げ。全く以てジョーが気の毒だった・・・。

久々の観戦でメインがアレだったのは残念だったけど、やっぱりホール、
生で観るプロレスはエキサイティング。今年はたぶんコレが最初で最後の
観戦になると思うけど、来年はちょっとだけ復活しようかな?
・・・頻繁、は無理だと思うけど。

Y2J on NJPW!

5日に大阪で行われた新日本プロレスPower Struggle」。
棚橋vs飯伏のインタコンチ戦やジュニアタッグトーナメントの決勝など、
語るべき試合がいくつかあるのだが、それを凌駕する仰天のニュースが。

Y2Jことクリス・ジェリコ1.4東京ドーム参戦
バレッタを破ってIWGP USヘビー級王座を防衛したケニー・オメガに向
けて、ビデオメッセージを送ったジェリコ。WWEのJapan Tourなどで
たびたび来日はしていたが、日本の団体のリングに上がるのは下手すれ
20年ぶりくらいか? いやぁ、本当にびっくり。

しかし新日本、やるなぁ・・・。
まさかWWEのレジェンドを引っ張ってくるとは、夢にも思わなかった。
AJも中邑もマシンガンも持って行かれたのだから、逆にこういうのが
あっても全然良いと思う。どうせならジョン・シナとかランディ・オー
トンとかの現役ロースターも引き抜いちゃえばいい! やられっぱなし
だったから、正直気持ちいいぞ! 来年は久々にドームに行こう♪

闘魂最終章

▼闘魂最終章 アントニオ猪木「罪深き太陽」裏面史 / 井上譲二

プロレス檄活字シリーズ第三弾
このシリーズ、これまで全4冊が刊行されているのだけど、唯一食指が動
かなかったのがコレ。タイトルからすると、いちばん興味を持ってもおか
しくない本なのだけど・・・。

正直言うと、著者がちょっと(^^;)。
井上譲二とは、プロレスファンならお馴染みの元週刊ファイト編集長
あり、ハッキリ言えばファイトを潰した張本人。まぁ、ファイトが潰れ
たのは井上氏だけの所為では無い、というのは良く解っているのだけど・・・。

単純に、この人の文章の組み立てが好きでは無いのかもしれない(^^;)。
いわゆる「猪木本」としてのレベルはいたって普通であり、ファンなら
誰もがなんとなく知っていることしか書かれていない。それでも、資料
的な価値があるのなら特に文句は無いのだが、時系列があやふやになる
書き方をしていて読みづらいことこの上無い感じ。週刊誌(紙?)の
記事ならともかく、一冊の本になるとさすがにキツい。この人の場合は、
いわゆるコラムだけやっていた方が才能を発揮出来る気がするんだけど、
どうなんだろう?

この本よりも読むべき「猪木本」はもっとたくさんあると思う。
新しくファンになった人が最初に読む本がコレだとちょっとキツいかも
しれない。猪木愛に溢れているところだけは認めるけど・・・。

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高田vs北尾、フラッシュバック!

Amazonプライムで配信中の「有田と週刊プロレスと シーズン2」
先週・今週の2週にまたがったトピックは「高田延彦vs 北尾光司」
いやぁ、本当に楽しめました!

YouTubeに絶対上がってると思ったのだけど、意外と発見出来なかった。
唯一試合のハイライトが収められているのが↑↑このビデオだったので
一応載せておく。まぁ、タイトルがちょっと腹立つんだけど(–X)。そし
て出来れば完全な形でいろんな人に見て欲しい試合。なぜなら・・・。

この試合、僕の見た高田の試合の中でもベストと言える最高のカード。
この時僕は武道館2階で生観戦しており、マジで武道館が揺れたのを
目撃している。試合前に突然ルール変更を要求した北尾に対して怒りを
あらわにし、正直フルラウンド時間切れ引き分けに終わると予想してい
た試合が、衝撃のフィニッシュ。あの時感じたカタルシスは、僕の生涯
でも最高だったかもしれない。

とにかく「有田と週刊プロレスと」は必ずチェックすべき。
ファンにしか解らない筈の話題(高田vs北尾なんてまさに^^;)でも、
有田トークテクがあれば誰でも楽しめる気がする。この番組を毎週
見れば、プロレスファンが相当増えそう。すばらしいです、コレ。

ブッカーKが見た激動の時代

▼ブッカーKが見た激動の時代 / 川崎浩市

昨日書いたライガーの自伝と一緒に購入したプロレス檄活字シリーズ
第四弾。ちなみに第三弾著者との相性の問題(^^;)でまだ買っていない
のだけど、まぁコレが先でも大丈夫かと。

著者は川崎浩市氏。
90年代後半格闘技ブームの頃、ヘンゾ・ハイアングレイシーチーム
ヴァンダレイ・シウバを擁するシュートボクセ・アカデミーの選手を
PRIDEにブッキングしていたことで有名。異名は「ブッカーK」

新生UWFからK-1・PRIDE全盛期までの舞台裏を至近距離から観ていた人
の回顧録。特にPRIDE創世記のエピソードは凄まじくリアルで生々しく、
あの頃の異様なブームの裏が、やっぱりとんでもなかったこと(^^;)が
非常によく解る。そこに登場する某団体の代表者は、いけしゃあしゃあ
新興格闘技イベントの中枢に居るのだが、本気で潰れりゃいい、と思
ってるな、僕は(^^;)。

しかし、この本の本当の見どころはそこではない!
川崎氏が新生UWF・藤原組(メガネスーパー)・リングスでフロントを
勤めていたことはなんとなく知っていたのだけど、まさか新生Uの後に
社長副社長が興した株式会社スペースプレゼンツに関わり、しばらく
そこで働いていた、という驚愕の事実が。今までずっとだったスペー
ス社怪しい業務内容にまで踏み込んでいるのが凄い。

そういう意味で、すれっからし系のプロレスファンは必読の書。
もちろん、それ以外の人は読んでも少しも面白く無いと思う(^^;)ので、
ご注意を!