ROYAL RUMBLE 2018

WWE年間4大PPVの一角「ROYAL RUMBLE 2018」が終了。
今年のロイヤルランブル、日本人ファンとして非常に重要な大会となってしまった。

取り敢えずロイヤルランブルの概要を先に説明しておくと、30人参加の時間差バト
ルロイヤルで、90秒ごとに選手が次々入場。オーバーザトップロープで場外に落ち
た選手が失格となり、勝ち残った選手にWWE年間最大イベント・レッスルマニアで
のタイトル挑戦権が与えられる、というもの。

今年は男子だけでなく、女子も30人参加のランブル戦を開催。従ってメインは史上
初となる女子のランブルだったのだが、時系列をちょっと崩して女子から・・・。

驚いたのは6番目に登場したカイリ・セイン
MYCで優勝こそしているものの、NXTでの試合もそうは多くないカイリが、よりに
よってPPV一軍デビュー。それほど長い間リングに居たワケでは無いが、世界一
美しいと言われるダイビングエルボーを2発も披露。これは2階級特進あるかも♪


勝ち残ったのは事前から本命視されていたASUKA
NXT・WWEを通じて未だ無敗の女王だけに、この結果はある意味当然。この勝利で
レッスルマニアの出場権も獲得したのだから、これは素直に褒めるしか無い。
ただ・・・。

試合後にリングに登場したのはなんと元UFC王者ロンダ・ラウジー
知名度抜群の元総合女王が出てきた所為で、ランブル自体の価値が霞むったらない。
ASUKAはタイトルへの挑戦権を獲得しているが、もしかしたらロンダとのスペシャ
ルマッチをチョイスするかも。う〜ん・・・。


そして!
男子のランブル戦を制したのはKING OF STRONG STYLEこと中邑真輔。元WWE王者
ローマン・レインズにカウンターのキンシャサを炸裂させた上でリング外に放り出
す、という完璧な勝ち方。

さすがの真輔もこの偉業に大喜び。正直、僕もちょっと涙出たかもしれない(^^;)。
勝利者インタビューでどちらの王座に挑戦するか? と問われた真輔は、全く迷い無
「AJスタイルズ」と名言。東京ドームで我々を興奮の坩堝に叩き込んだあの試合
が、今度はレッスルマニアで実現する。

中邑真輔は、業界最大のイベントでタイトルマッチを行う。
これまでタイトル獲得のチャンスは何度かあったが、ようやく相応しいお膳立てが
整った。これはもう、是が非でも勝利して欲しい。出来ればASUKAの女子王座と
同時に実現してくれれば・・・。

告白 平成プロレス10大事件 最後の真実

▼告白 平成プロレス10大事件 最後の真実 / V.A

プロレス内幕暴露系ムックでお馴染みの宝島社
ところが、最近発行するプロレス関係の単行本、例えば「証言UWF」など
は、暴露本の色合いが少ないかなり良質なモノ。今回の作品も見事にソレ
に該当する、読み応えバッチリの証言集。

興味深かったのは、この手の企画ではなかなか取り上げられることのない
全日本プロレスの話題がいくつかあること。特に秋山準の語る四天王プロ
レスの話があまりに恐ろしい。エスカレートにエスカレートを重ねた結果
が三沢さんの死だとするなら、その原因の一端は間違い無くファンである
我々にもある。正直、いたたまれなくなってしまった・・・。

コレだけでなく、他のどの話題も目の付け所が良い
元Uインターの幹部3名(宮戸・安生・鈴木健)がまさかの再会を果たし
ているし、故・橋本真也さんの夫人であったかずみさんの談話の赤裸々さ
も凄いインパクト。お世辞抜きに、退屈しないプロレス書籍だと思う。

いいと思うな、宝島。
こういう本ならもう毎月出して貰ってもOK。ファンにはオススメです!

キーロックから始めよう!

藤波辰爾が記者会見。
4月20日東京・後楽園ホール4月21日大阪・ATCホールで開催する
自信の団体・ドラディションの二大会にて、“ニューヨークの帝王”こと
ボブ・バックランドの参戦を発表。ゲスト扱いではなく、現役の選手と
して来日する模様。

70年代後半から80年代にかけて、あのWWWF(現在のWWE)で王座にあ
ったのがバックランド。当時からアトラクションに走りがちだったWWWF
を何故信用出来たのかと言うと、チャンピオンがバックランドだったから。
いわゆる昭和のプロレスファンにとって、憧れの存在であった。

王座陥落後のバックランドを、僕は出来るだけ追いかけた。
新生UWF高田延彦と闘った時は札幌だったのでさすがに観に行けなかっ
たが、UWFインターバトラーツに参戦した時は近郊の試合を全て観た。
バックランドが相変わらず僕の憧れのままでいてくれたのが嬉しかった。

晩年、WWEのTV画面にしばし登場したバックランドの姿にはもの悲しい
感じがあったが、藤波さんの団体に参加するバックランドなら、それは
絶対に確認しておくべき。でも、その日は既に仕事の予定が・・・。
かつての帝王ももう67歳、もしかしたらコレが最後のチャンスになるか
もしれないのだが・・・。

藤波さんのコメントは「キーロックから始めたい」
ボブ・バックランドという選手の価値をよく知る藤波さんならではの
コメント。観たいなぁ、この大会。なんとかならないものか・・・。

参考:藤波辰爾、4月ツアーにボブ・バックランド参戦(スポーツ報知)

世界のプロレス

YouTubeのリコメンドにいきなり出てきたお宝映像
1980年代の中盤頃にテレビ東京で放送されていた「世界のプロレス」
怪奇レスラー特集なのだが・・・。

今にして思えば、こういう番組がゴールデンタイム(!)に普通に放送さ
れていた、というのがまず凄い。スマホもネットも無かったあの時代、
僕らは本当に海外のプロレス情報に飢えており、ゴング月刊プロレス
専門誌と、この番組だけが唯一の情報源。とにかく毎週、やたら楽しみ
にしていたことを思い出す。

そして「怪奇レスラー」というカテゴリが壊滅して久しい。
逆に言えばこのジャンルは今完全に空き家であり、それなりに仕事の出来
るレスラーならすぐに入り込めそうな気がするんだけど、無理なのかなぁ、
やっぱり(^^;)。メキシコあたりに居そうなんだけど・・・。

・・・ただ、ワンマン・ギャングは別に怪奇派じゃ無いような(^^;)。

1983-2017

YouTubeのトップで発見した↑↑のビデオ。
1983年から2017年までのプロレスゲームがほぼ全て網羅されている秀逸
な内容のプレイ動画集

結構やってると思ったのだが、この中で実際にプレイしたのは驚くことに
2割に満たなかった。原因は明白で、93年あたりからプロレスゲームでは
なく、バーチャファイター鉄拳を始めとした3D対戦格闘ゲームに趣味
がシフトしたため。

・・・ファイヤープロレスリングあたりはかなり燃えてやったんだけど(^^;)。
2017年WWEのゲームを見ると、なんかもうプレイ出来そうに無いレベル。
どうなのかなぁ・・・。