Shinsuke on Smackdown Live!

レッスルマニア33のレビューも書かないうちに、ビッグニュースが飛び込む。
いわゆるレッスルマニアウィークのラストに当たるスマックダウンライブ
収録で、元NXT王者中邑真輔がなんの予告も無く登場。

ミズのプロモをぶった切り、いきなりバイオリニストが演奏を始める、という
あまりにも特別すぎる演出。中邑はテーマソングに乗ってゆっくりリングイン
し、「イヤオッ!」をやっただけ。いやぁ、すげぇわ・・・。

オーランドの観客は大熱狂で中邑の1軍昇格を歓迎。
NXT収録の時と同様・・・いや、それ以上のテーマソング大合唱。この扱いは
AJベイラーの上を行く。もしかしたらかなり早い段階で、WWE王座戦線
に絡むかもしれない。現王者はランディ・オートン。ハッキリ言えば「格」
については既に中邑の方が上かも。

・・・アントニオ猪木に続き(この件文句は受け付けない)、日本人WWE王者
が誕生するかも。ここ数ヶ月間の間は、WWEから目が離せなくなりそう!

Thank You , Undertaker!

フロリダ州オーランドで行われたWWE・WrestleMania 33
年間最大のプロレスイベントは今回も見どころ満載だったのだけど、全体の
観戦記を書く前に、まずはこちらの話題から。


メインに組まれたローマン・レインズとの一戦に敗れたアンダーテイカーは、
一人残されたリング上でゆっくりコスチュームを外した。テイカーは一切の
言葉を発していないのだけど、これは「引退表明」と取って間違いない。

花道をゆっくり進み、最後に一瞬だけリングを振り返る。
おそらくこれは、アンダテイカーの歴史の中でも屈指の表情だったと思う。

お疲れ様でした!
90年の新日本プロレスと94年のWWFマニアツアー、そして2015年の
レッスルマニア31で、アンダーテイカーという唯一無二の選手を目撃出来
たことは、僕の自慢です。

「Try me, I’ll make you famous!」は、一生語り継がなければ・・・。

NXT TAKEOVER ORLANDO

レッスルマニアを明日に控え、前日は恒例のNXT TAKEOVER
今回の開催地、フロリダ州オーランドはNXTのホーム。会場のアムウェイ
センターは超満員。毎回フルセイルアリーナ(NXTのTV収録会場)に集ま
るコアな観客はもちろん、レッスルマニアウィーク全世界から観客が。
この規模感は凄いな、やっぱり。

メインイベントは前王者中邑真輔ボビー・ルードに挑戦するNXTタイ
トルマッチ。ここ3ヶ月で王者らしさの増したルードの成長度合を確認する
ため(^^;)のマッチアップな気がするのだが、これは・・・。

結果から言えば、今回は王者・ルード完勝。フィニッシュとなったグロ
リアスDDTトルネード式からスイッチして垂直落下、という説得力に溢
れたもの。が追いつかないことが問題視されていたルードだが、これで
中邑が居なくなったあとのNXTを牽引出来そうな予感。

NXT女子王者アスカエンバー・ムーンを退けてタイトル防衛。アスカ
はやたら強いのだが、他の選手のレベルが全く追いついていかないから、
いつまでたっても昇格出来ないかも(^^;)。あるとすれば、宝城カイリ
紫雷イオなんだけど、もう半年はかかりそう。アスカも大変だ・・・。

ベストマッチはNXTタッグ王座3wayマッチDIYリバイバルの動きは
感動モノだけど、劣化版ロードウォリアーズオーサーズ・オブ・ペイン
はもう少し闘い方を工夫した方がいいかも。会場人気無いしなぁ・・・。

今後の主役候補は、第一試合に登場したSAnityエリック・ヤングと、
ミスターROHのロドリック・ストロング、そして我らがクリス・ヒーロー
ことカシアス・オーノの3名。特に試合巧者のオーノはルードと相性が良
さそう。次のNXT王者の最有力候補かも。

・・・そして、中邑真輔に関しては「お疲れ様でした」と。
NXT本戦やハウスショーにはしばらく出ることになるだろうけど、今回で
NXTはお役ご免、ということで良いと思う。本隊に上がったら、観たいカ
ードが山ほど。vsベイラー、vsAJはもちろん、セス・ロリンズブロック
・レズナーとどう関わるか? まずは明日のレッスルマニアで動きがある
かもしれない。要注目!

オカダ・カズチカvsタイガーマスクW

新日本プロレス・3.6大田区体育館大会「旗揚げ記念日」のメイン、スペシャル
シングルマッチのオカダ・カズチカvsタイガーマスクWNJPW Worldにてよう
やくチェック。周囲からは「凄かった!」の声が多々。それを確認すべく、期待
充分で観戦!

まずはタイガーマスクWの登場時のテロップ
・・・“ゴールデン”を入れちゃマズいだろ、とかちょっと思ったが、虎Wの正体は
既にバレバレ(^^;)。それならまぁいいか、と思い直す。あの人“別名”ってこ
とでいいね、もう(^^;)。

開始前、この2人が睨み合うとさすがに絵になる
両者共に長身マスク(?)も良く、見ているだけで華やかな気分になる。
しかし、旗揚げ記念日のメイン楽しいだけではダメ。果たして・・・。

前半から中盤に渡り、終始ペースを握ったのはIWGP王者オカダ
最近のオカダは、前半に相手のスタミナを奪う時間をたっぷり取る、という
王者の闘い方が板に付いてきた感じ。細かな技をキッチリ決める、という基本
は、以前のオカダに欠けていたモノ。それが出来るようになったのは凄い。


しかし、虎Wも後半戦で怒濤の攻め。打撃を中心とした攻防は確実に王者を上
回っており、説得力も抜群。途中、オカダのエルボーを受けた後に“覚醒”し、
タコ殴りにした上での踏みつけ。まぁ、あの人のパターンだが、それが虎Wの
スタイルでも見事に映える。このキャラも自分のモノにしたかな、飯●

最後にレインメーカーをズバリと決め、27分の熱戦を制したのは王者・オカダ
新日本のメインは最近やたら長くなる傾向があるのだが、決して退屈しないの
が驚異。全日本NOAH四天王スタイルとはまた違った消耗戦はメインに相応
しいとは思うのだけど、ちょっとだけ身体が心配でもある。連発するのはヤバ
いんじゃないかなぁ・・・。

試合後、握手をせずに今後への含みを持たせたのは見事。
タイガーマスクWはいわゆる「企画モノ」だが、中身あの人だからいつでも
本物に化ける。素顔の●伏も良いが、虎Wもなかなか。歴代のタイガーマスク
の中でも、初代に匹敵する力量がある。どこまで続くのかなぁ、コレ。

他の試合は改めてチェックするつもり。
確かに凄かった。こういう試合してれば、そりゃあ客入るよな、新日本(^^)。

タイガーマスクW<実写版>、オカダと前哨戦!

新日本プロレス・NEW JAPAN ROAD 3.1後楽園ホール大会をNJPW Worldにて。
ビッグマッチの「旗揚げ記念日」、その後の「NEW JAPAN CUP」への繋ぎとな
るミニシリーズであり、いつもなら気にしない興行。ところが・・・。

メイン:オカダ・カズチカ&外道 vs タイガーマスクW&四代目タイガーマスク
さすがにコレは面白そう。まぁ、心配な人が1人居る(^^;)のだけど、なるべく
気にしないようにして・・・。


これまでのアニメ仕様を止め、戦闘用マスクを新調した虎W。こういうデザイ
ンになっちゃったら、四虎(小さい方)は本当に居る意味が無い(^^;)。虎Wの
おかげで久々のメインなのに、まぁ刺身のツマもいいとこ。技のキレも正直悪く、
せっかくのチャンスを生かし切れなかったのは残念。もう辞めちゃえばいいのに。

旗揚げ記念日でシングルマッチを行うオカダと虎Wは、終始”予告編”的な動きに。
特に虎Wのゴールデンスターっぽい打撃技のコンビネーションは一見の価値あり。
途中、お約束のW覆面剥ぎシーンもあり、場内は楽しげな大ブーイング。客もち
ゃんと暗黙のルールを解っている。この中に本当に正体が不明な人は1人しかいな
いのだが、誰もその人の正体に興味無いのが残念。マジで辞めちゃえばいいのに。

試合は四虎が外道を抑えて勝利。タイガーマスクコンビが見事に初陣を飾ったが、
このタッグ、第二弾があるかどうか・・・。


まぁ、大田区のオカダ・カズチカ vs タイガーマスクWはかなり期待して良いかも。
考えてみたらあの2人がシングルで闘うのは本当に久しぶり(?)だし、名勝負に
なることは間違いない。本当は観に行きたいんだけど、もうチケット無いんだって。
・・・NJPW World入ってて良かった、ホントに。