NXT TAKEOVER TRONT

NXT TAKEOVER TRONT on WWE Network
WWEの4大PPVの一画「SURVIVOR SERIES」に併せて行われたNXT
ブランドのビッグマッチ。メインはNXT王者中邑真輔に、前王者の
サモア・ジョーが挑んだリベンジマッチ

何人ものバイオリニストが演奏するテーマソング「Rising Sun」
観客の大合唱が止まらない中を、いつものように滾りまくって入場する
中邑は、もう完全なる米国のトップスターオーラがもの凄い・・・。


そして、試合はNXTの頂上決戦に相応しい内容。
序盤のハードヒットなジャパニーズスタイルは緊張感満点。かつては
TNAROHが米国内で担っていた“闘いのあるプロレス”も、今では
完全にNXTがその覇権を握ってる。

試合はやや反則含みながら、マッスルバスターを豪快に決めたジョー
がタイトル奪還。終始試合をリードした中邑も見事だった。
これぞタイトルマッチ、というお手本のような試合。
本当なら新日本NOAHがこういう試合をしないといけないのだが。

中邑はNXTでシングル初黒星
12月の日本公演でリマッチは決まっているが、もしかしたら中邑はこの
まま王座に返り咲くことは無いかもしれない。つまり、RAWSmack
への昇格、ということなんじゃないだろうか?

現実問題として、今の中邑真輔がそのままWWE王者になったとしても
少しも不思議では無い。この異常とも言える人気が持続している今こそ、
一軍のスケジュールに合流して欲しい。もしかしたら、もしかするぞ・・・。

THE ORIGINAL LOS INGOBERNABLES

新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2016」が後楽園ホールで開幕。
通常、年末のこのシリーズは1.4ドーム大会への「繋ぎ」の意味合いが強く、
正直なんの興味も無かったのだが、スポーツナビの記事を観てぶったまげる
急遽、NJPW Worldにてチェック!

内藤哲也のパートナー「X」の正体は、なんとメキシコ・CMLLのルーシュ
オリジナルLos Ingobernablesが日本で実現してしまったのだから、驚く
より他無い。

そしてルーシュ、相変わらず恐ろしく強い選手
終盤、棚橋に見舞ったルーシュドライバーは抜群の破壊力。殆どに何もさせ
ずに棚橋&ジュース完勝しちゃったのだから凄い。

オリジナルL.I、もしかしたら“お荷物”と揶揄されたこのシリーズ自体を変え
てしまうかも。賛否両論はあるが、やはり内藤只者では無い
棚橋と言えど、ここから巻き返すのは難しいんじゃなかろうか?

更に今回のワールドタッグリーグには、“BAD ASS”ことビリー・ガンも参戦。
パートナーがヨシタツっつーのがちょっとアレだけど、WWE・ATTITUDE
中心選手の一人を新日本のリングで観られるのは至極の幸せ。どうせなら、
“ROAD DOG”とセットの“NEW AGE OUTLAWS”として観たかったけど・・・。

2016年のワールドタッグリーグ、侮れない。ちょっと注目しとこう!

Road to POWER STRUGGLE in KUMAGAYA

いろんな事情(^^;)があって、新日本プロレス熊谷市立市民体育館大会を観戦。
何故にわざわざ熊谷?という質問があれば、それは個別で受けるのでその時に。

考えてみれば、プロレスの地方大会を見るのは本当に久しぶり。
無理に思い出してみたら、おそらく91年・FMWの木更津倉形スポーツ会館
実家に帰った折、開催を知って従兄弟と観に行ったのが最後だと思う。
もちろんこの場合、“地方”名古屋・大阪・福岡などのビッグマッチはカウ
ントしていないのでご了承を。

しかし、僕のプロレス生観戦歴は紛うことの無い地方大会がその最初。
最初は市原臨海体育館の全日本プロレス、同じ場所で新日本プロレス数回。
あとは同じく木更津あたりで新日本を何回か。全て中学生までの話で、高校
入学と同時に東京へ戻ったので、その後は都内のビッグマッチを限りなく
観戦する“バカスタイル”に移行した、というワケ。

そういうことで、ある意味新鮮な地方大会。
平日ということでかなりナメていたのだが、用意された座席はほぼ埋まり、
2階席にもそれなりに人が。公式サイトの発表は902名だったのだが、コレ
はおそらく実数。一昔前なら、余裕で3,000人満員と発表されてたと思う。
今の新日本の動員力はホンモノ、だと思う。


試合内容は良くも悪くも現在の新日本プロレス。
「Road to POWER STRUGGLE」と銘打たれているだけあり、11.3大阪大会
に向けた煽りシリーズの体。しかし、手を抜いているという感じは一切無く、
棚橋とオカダはスターだったし、内藤は旬のカリスマであった。そして会場
には子どもの姿も多く見られ、ノスタルジックな気分にも・・・。

こういう機会は今後そうそう無いと思う。地方興行、たまにはイイな♪

STAR BATTLE JAPAN 2016

本当に久しぶりに後楽園ホールへ。
ここに来るのは今年4月の王道旗揚げ戦以来。物心が付いてからこれだ
け長い間プロレス観戦から遠ざかったのは下手すれば初めて(^^;)かも。

メキシコのプロレス団体・AAAが12年ぶりに団体ごと日本に上陸。
ライバルのCMLL新日本と提携し、毎年1回必ず日本で興行を打つの
だが、オポジションであるAAAは本当に久しぶり。観客のノリもやっ
ぱりCMLLとはちょっと違う。こっちの方がプロレスっぽい感じ。

注目はセミとメインの2試合。
セミファイナルは今年のトリプレマニアメインイベントと同じカード
で、前回勝利したサイコ・クラウンに雪辱を期すパガノが挑んだハード
コアマッチ。両者とも間違い無くヘビー級なのに、動きが速いこと!!

サイコはあのブラソ・デ・プラタの息子。つまりCMLLのマキシモの兄
に当たるレスラーで、おどろおどろしいマスクの割にコミカルで激しい
プロレスが特徴。対するパガノは見るからに大日本系の危険人物(^^;)。
声援を集めるサイコを振り切り、パガノがリベンジを果たすッ!

メインは日墨混成の豪華トリオが実現。
元WWE王者レイ・ミステリオJr.NOAH丸藤正道王道と組み、
ペンタゴンJr.テハノJr.ブライアン・ケイジと闘う好カード。
大中小の3人、同じコーナーに居るだけで絵になる♪

一方、AAAルード軍のキーマンはセロ・ミエドことペンタゴンJr.
王道に初来日した時から注目していたのだが、この選手相変わらず凄い
跳び技などの派手さは無いが、迸る雰囲気は正しくプロレスラー
まるでダイナマイト・キッドの試合を観ているかのよう。

フィニッシュはファンタスティック・フリップからのボディプレス
ミステリオがケイジをフォール。この2人にしか出来ないフィニッシュ。
場内は大爆発

最後は3人でこんなポーズも。
プロレスの面白さが詰まった、最高のメインイベント。なんなら、あと
20分くらいやってくれても全然良かった気がする。

終了後にマイクを持った曙は、来年AAA大会開催を宣言。コレに観客
も大歓声で応える。こりゃあ来年が楽しみになって来たぞ・・・。

最初から最後まで、本当にすばらしい興行。
しばらく観戦から離れていた所為もあるのだが、こういう試合なら何度
でも見たい。実現してくれたAAAと、NOAH・ZERO1・王道・WAVE
感謝。そして誰よりもミステリオJr.ペンタゴンJr.に感謝だ!

週プロ for Kindle

1983年の週刊化より1号も買い逃していない週刊プロレス。長期で海外に
行った時も誰かに頼んでおく、などして必ず購入せねばならない雑誌
最近は買い忘れがあってもAmazonあたりでバックナンバーを扱っており、
そういう場合はネットで購入出来る状態が出来上がっている。

んで、先週発売の1873号を買い忘れ、今回もAmazonで購入しようとした
ら、なんとKindle版が出てるじゃないですか!!! せっかくなのでコッチ
を購入してみた。

↑↑はiPad版Kindleでスクリーンショットを撮ったモノ。
見開き表示の写真に繋ぎ目が無い、というのは非常に新鮮。もしかすると
キレイさでは紙の雑誌を上回るかもしれない。

↑↑はモノクロページ。やっぱり文字が少し小さいが、そこは手軽に拡大
出来るのが電子書籍の強み。拡大で文字が荒れることは全く無く、グラビア
ページでも好きな写真を好きな大きさで表示出来る。
・・・あれ、コレってかなり便利かも。

今度から週プロ電子書籍版を購入しようかなぁ・・・。
昔は全号取っておいたのだけど、今は読んだら捨てる状態。これなら保管
困らないし、発売日も基本紙の雑誌と同じ。良いことずくめだな、こりゃ。

よし、来週から週プロはKindle版で。2000号は電子で迎えよう!

▼週刊プロレス No.1873(Kindle版)