WRESTLE KINGDOM 16・2nd Day

#njwk16day2 #njwk16


新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16」二日目。
今回のレッスルキングダムは1/8横浜アリーナを含めて3大会行われる
ので念のため。動員は正直芳しくなかったが、今日も熱戦に次ぐ熱戦
この内容なら今年の新日本は大丈夫な気が・・・。

最初のピックアップはセミファイナルIWGP USヘビー級選手権
チャンピオンKENTA前王者棚橋弘至が挑んだ。なんと、ノーDQ

かつてのECWを彷彿とさせるジャンクヤードマッチ竹刀・ラダー・テ
ーブル・イス・ゴミ箱はもちろん、棚橋はアコースティックギターまで
投入。タナ、こういう試合の方がイキイキしてる気が。

ビッグラダーからテーブル上の棚橋にフットスタンプを狙ったKENTA、
蘇生した棚橋にラダーを揺さぶられ、リングのゴミ箱上に落下、大流血
逆に脚立の上に立った棚橋は、テーブルクラッシュ式ハイフライフロ
をズバリ。

やっぱりタナはベルトがあった方が絵になる。
新年に棚橋が勝つと、その年は良い年になっている傾向あり(^^;)。
よかったよかった!

そしてメイン、昨日王座に就いたオカダ・カズチカが、自ら“リアル王者”
を名乗るウィル・オスプレイの挑戦を受けたIWGP世界ヘビー級選手権
いろいろケチの付いたIWGP世界王座だが、少なくともこのカードは鉄板

中盤までは完全にオスプレイのペース
跳び技はもちろん、パワー・テクニック・インサイドワークの全てに於
いて、フィジカルで上回るハズのオカダを凌駕。誤解を恐れずに言えば、
やっぱり【新日本プロレスのチャンピオン】にいちばん相応しい選手は、
ウィル・オスプレイであると思う。

しかし、オカダもしっかり意地を魅せ、タイミングの良いカウンターで
オスプレイに対抗。サスケスペシャルで場外に飛んできたオスプレイを
捉えてツームストンを放った場面と、掟破りのストームブレーカーを完
璧に決めた場面には、思わず唸ってしまった。

最後の最後までどちらが勝ってもおかしくない展開だったが、なんとか
レインメーカーを決めたオカダが薄氷の初防衛。この2人の試合なら、
本当に何度でも観たい。

試合終了後にマイクを握ったオカダ、一瞬感極まる場面も。
「声援の中でプロレスをやりたい」という台詞で、瞬間的に貰い泣き
てしまった。僕はプロレスを観に行って声を出さずに観戦出来る自信が
無い。だから近い将来、以前のように声援が許されるようになった時、
リングサイドに駆けつけたい、と心から思う。

冒頭に書いたとおり、レッスルキングダムTo Be Continue
1月8日・横浜アリーナで、久しぶりにプロレスファンの琴線を刺激しま
くる試合が待っている。買うぜ、PPV!

WRESTLE KINGDOM 16・1st Day

#njwk16day1


今年もイッテンヨン新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 16」初日。
まず最初に。今日のドーム大会はいろいろな意味で2021年度新日本の
ベストと言える興行。試合内容はもちろん、カード編成試合順、そし
て観客の観戦状態などを含めた総合的な評価。久しぶりに「新日本プロ
レスを観た!」という気分になった。

本当は全試合触れたいところだが、まずはセミファイナルIWGPジュニ
アヘビー級選手権王者エル・デスペラードBOSJ覇者高橋ヒロム
が挑んだ試合。

デスペもヒロムも全くブレない『現在の新日ジュニアスタイル』を展開。
試合開始から終了まで、殆ど動きが止まらず、観客を魅了し続ける極上
の闘いを展開。久しぶりに感動でボォ〜っとしたほど。

試合はデスペの初防衛に終わったが、結果云々よりもあの2人がドームで
最高の試合をした、というのがポイント。これまで絶対無理だと思ってい
たけど、もしかしたら近い将来、ドーム興行のメインがジュニア、という
のも起こりうるかも、と本気で思った。

そしてメイン、IWGP世界ヘビー級選手権
王者にして2021年プロレス大賞MVP鷹木信悟に、G1覇者オカダ・カ
ズチカが挑んだ試合。セミの印象が凄く、もしかしたら喰われちゃうんじ
ゃないか、とか心配したのだが・・・。

主導権を握ったのは明らかに王者の鷹木。オカダの攻めをパワーで凌ぎ、
終盤にはオカダのお株を奪うレインメーカーポーズまで。ところがここか
らオカダの様子が変わり、一進一退の激烈な攻防へ。

両者フィニッシュを狙うが、決まったのはオカダのレインメーカー
迷走したIWGP世界ヘビー級戦線を見事な説得力で制し、初の世界王者
なった。

ドームは今年も2連戦、オカダは明日ウィル・オスプレイとの防衛戦。
しかしオスプレイは未だに自分が王者だと主張しており、オカダを暫定
王者扱い。黙らせるには、明日しっかりオカダが勝つしかないのだが、
個人的にちょっと複雑。オスプレイの言うことももっともだ、という気
がするので・・・。とにかく、明日はIWGP世界ヘビー級問題に終止符が打
たれそう。

もう一つ。
柴田勝頼成田蓮との試合で復活。キャッチレスリングルールを直前で
通常のルールに変更し、とにかくプロレスのリングに帰って来てくれた。
こうなったらもう、柴田を信じるしかない。完全復活を心から待つ!

・・・加えて、今日のドーム大会の様子を観ていて感じることがあった。
長くなりそうなので、その件は場所を改めて。

BOSJ & WTL 2021 FINAL

#njbosj #njwtl


開幕戦で書いた通り、すっかり興味の無くなった新日本年末恒例の
【BEST OF THE SUPER Jr.】・【WORLD TAG LEAGUE】二本立て
昨年はどちらもやたら盛り上がったのだけど、このトーンダウンぶりは
2021年の新日本迷走を物語っているかのよう。

WTL後藤洋央紀&YOSHI-HASHIEVIL&高橋裕二郎を破って優勝。
このカードを決勝に持ってくる、ということ自体が迷走の極地(^^;)。
全力でプッシュしたEVILがイマイチブレイクせず、よりによって後藤
が優勝。ドームで後藤の相手をするザックタイチ気の毒になる。
YOSHI-HASHIは頑張ってるとは思うのだけど・・・。

BOSJ高橋ヒロムYOHを破って二連覇
しかし、途中のSHOの乱入が中途半端に終わったのはどうかと思う。
EVILと違い、SHOはヒールとしてしっかり客に認められているから、
ここはバッドエンドに振ってSHOが優勝すべきだった。デヴィット
の時はソレが出来たのになぁ、とか思った。

コレは観るべきところが無いまま終わる、と思ったけど、SHO乱入後
ヒロムとYOHの攻防でようやく救われた感。最後を新日ジュニアら
しいカタチで締めたのは、ヒロムの意地かと。

・・・試合後のヒロムのこの表情を見て、少し悔しくなった
ヒロムの必死さ暑苦しさは、もっと評価されて良いハズ。焦点の定
まらないシリーズになんとか一貫性を持たせたのはヒロムやデスペラ
ード、そしてヒールに徹したSHO功績。コレには報いを与えるべき。

とにかく新日本、ドームまでになんとか立て直して欲しいところ。
このままじゃ来年ちょっとヤバイ気がするので。

NJPW vs NOAH Again

#対抗戦


新日本プロレスプロレスリング・ノア合同記者会見

2022年、横浜アリーナで行われる「WRESTLE KINGDOM 16」にて、
新日本とNOAHが久々にクロスすることに。今回は交流戦ではなく、完全
【対抗戦】モード。プロレスでここまでゾクッと来るニュースは本当に
久しぶりである。

ちょっと前までは「勝負にならない」と感じるところまで差の付いた両団
体の規模だが、ここ1年で状況は激変した。新体制で試合内容も観客動員
数も上げて来たNOAHに対し、ややこれまでの勢いが削がれて来た感のあ
る新日本。ここでの対抗戦開催は、どちらの団体にも起爆剤になり得る。

しかし、重要になるのは『勝ち負け』かと。
ここで負けた方の団体は、2022年が地獄になる可能性も。特に新日本は
地力をしっかり示す必要があり、結果如何では考えたくない事態に陥るか
もしれない。新日ファンとして、「NOAHに煮え湯を飲まされる」のは、
正直もうたくさんなので。

どんなカードになるか、今から楽しみ。
横浜は・・・行かなきゃならないだろうなぁ、来年。

Theme One

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
ハードロック/ヘビーメタル系では「神」と称されるドラマーソロ作品

Theme One by Cozy Powell.
コージー・パウエルジェフ・ベック・グループでブレイクし、全盛期
レインボーMSGホワイトスネイク等で驚愕のプレイを魅せてくれ
ドラムヒーロー。上記のバンドは極く若い頃に結構聴いていたが、さ
すがにソロワークまでは押さえていなかったのだが・・・。

大好きだったこの曲が、まさかコージーのソロだったとは・・・。
ちなみにこの曲、国際プロレス時代に大木金太郎入場テーマとして使
用し、平成になってからバトラーツ石川雄規もテーマとして使用して
いた曲。つまり、コージーを意識するずっと前から知っていた、という
こと。

改めて聞き返してみると、確かにドラムが明確に強調されたミックスで
コージーのプレイなことは明白。この歳になってこの事実を発見出来た
のは、こないだ紹介した「昭和プロレステーマ曲大事典」のおかげ。

そう考えると、もっと掘り出すべき曲やアーティストがありそうな予感。
良い本買ったな、マジで。

▼Over The Top / Cozy Powell