2020・G1-30 at 広島サンプラザホール vol.2(11/19)

#G1 #広島サンプラザホール(2)


『G1 CLIMAX 30』、広島2連戦の2日目。
昨日のBブロックと比較すると、派手では無いが、が注目しそうな粒の揃っ
たカードが並ぶ。後楽園ホールでやっていたら、ちょっと観に行きたくなるよ
うな感じ。やっぱり今回のメンツはAブロックの方がいいかも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×高橋裕二郎<6敗>【Brain Buster】<3勝3敗>石井智宏
オカダ・カズチカ<4勝2敗>【Quick(Ebi)】<2勝4敗>ジェフ・コブ×
ウィル・オスプレイ<4勝2敗>【Storm Breaker】<3勝3敗>鈴木みのる×
ジェイ・ホワイト<4勝2敗>【Bladerunner】<3勝4敗>タイチ×
×飯伏幸太<4勝2敗>【Last of The Dragon】<3勝3敗>鷹木信悟


[本日のピックアップ]


今日はどれにしようかかなり迷ったのだけど、やっぱりメインかな?
もし10年前に実現していれば、大きな話題になったかもしれない初対決。

飯伏幸太vs鷹木信悟
インディ育ちだが、その頃から突出していた2人が、新日本プロレスのリン
グでメインイベント。しかもG1。それだけで感慨深い。

ペースは鷹木。飯伏はやや受けに回る展開が多くなったが、ここまでの経験
でその姿に余裕が見える。同い年・同年デビューだが、現実は飯伏が一歩先
を行く状況。取り敢えずその「格」を、鷹木は壊しにかかった。

次第に消耗戦となり、前半飛ばした鷹木がやや劣勢に。しかし飯伏も受けす
ぎたのか、攻撃の迫力に欠ける。それでも絶好のタイミングでボマイエを決
め、仕上げのカミゴエを狙ったのだが・・・。

カミゴエの膝を抱え込んだ鷹木が、起死回生のラスト・オブ・ドラゴン
これがズバリと決まってしまい、勝利は鷹木の元に転がり込んできた。

おもしろかったが、やはり2人がもっと若いウチに観たかったかもしれない。
無茶をする頃の2人なら、もっと殺伐としたとんでもない試合になった気が。
しかし、この2人はまだ内容を高めて行ける筈。今後の展開に期待する。

・・・今日の結果で、4勝2敗4人に。残りのカードを考えると、Aブロックを
制覇するのはジェイオスプレイ。本命はジェイだけど、個人的にはオスプ
レイを推したいところ。終盤どうなるか、マジで目を離せなくなってきた。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 広島サンプラザホール vol.1(10/19)

#G1 #広島サンプラザホール(1)


『G1 CLIMAX 30』、今年は広島2連戦
Bブロックには広島カープを愛して止まない内藤がおり、更に同率首位を走っ
ている状況。残念ながら今年のカープは非常に弱いのだが(^^;)。
昨年G1でKENTAに惜敗してる棚橋、メインでリベンジマッチが組まれている。
他の誰に負けても構わないけど、KENTAにだけは負けて欲しくない、という
のが本音だなぁ・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×矢野通<3勝2敗>【Goto-Shiki】<2勝3敗>後藤洋央紀
SANADA<2勝3敗>【Rounding Body Press】<2勝3敗>ザック・セイバーJr.
EVIL<3勝2敗>【Evil】ジュース・ロビンソン<3勝2敗>×
内藤哲也<4勝1敗>【Destino】<1勝4敗>YOSHI-HASHI×
棚橋弘至<3勝2敗>【Texas Clover Hold】<2勝3敗>KENTA×


[本日のピックアップ]


・・・ということで、今日のピックアップはもちろんメイン

棚橋弘至vsKENTA
これまでの二人の歴史を考えると、対戦成績が棚橋の0勝1敗という事実が悔
しすぎる(^^;)のだが、一応今の勢いはNJCUSAを制したKENTA。今回のG1、
ここまでの戦績は両者共に2勝2敗。お膳立ての出来た状態ではある。

ノラリクラリで試合のペースを作ろうとしたKENTAだが、さすがにエース
ゲームメイク権を渡さない。ただし、自分がやられまくる、といういつもの
スタイルで。僕はそんな棚橋が大好きなのだけど、ここ2〜3年は本当にコン
ディションが悪そうで、そういうシーンがマジで心配になる。

こういう試合になると、逆にイキイキするのがKENTA。おそらくこの試合が
KENTAの新日本ベストバウトと言っても良い。改めて、棚橋の引き出しの奥
深さを感じずにいられない試合となった。

が、今日は絶体絶命のピンチを脱した棚橋が、ハイフライアタックからフィ
ニッシュに選んだのはテキサスクローバー。あのKENTAをタップさせたのだ
から、昨年からのモヤモヤが一気に晴れた

試合後のエアギター、バックステージのコメントも、非常に棚橋らしい感動
的なモノ。新日本プロレスのメインは、やっぱり棚橋弘至がいちばんしっく
り来る。

セミでは、なんとあのYOSHI-HASHIが今日も名勝負
今年のG1、優勝戦線とは関係の無いところで何かが起こるかもしれない。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 高松市総合体育館(09/19)

#G1 #高松市総合体育館


『G1 CLIMAX 30』、本日の四国・高松大会リーグ戦折り返しの日。
ちょっと高松のファンが羨ましいくらい強烈なカードが組まれている日であり、
優勝を目指す選手はこの先に土が付くと致命傷になる。ここまで五分のオカダ
は、レインメーカーと化して以来最大の正念場かも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×高橋裕二郎<5敗>【Last of The Dragon】<2勝3敗>鷹木信悟
ジェフ・コブ<2勝3敗>【Tour of The Island】<3勝2敗>ジェイ・ホワイト×
×鈴木みのる<3勝2敗>【Quick(Ebi)】<3勝2敗>オカダ・カズチカ
石井智宏<2勝3敗>【Brain Buster】<3勝2敗>タイチ×
×ウィル・オスプレイ<3勝2敗>【Kamigoe】<4勝1敗>飯伏幸太


[本日のピックアップ]


今日のメインは「世界的に鉄板」飯伏vsオスプレイだったのだが、残念な
がらこれまでの彼らの試合を超えることは出来ず(いい試合だったけど)。

なので今日のピックアップはセミ石井智宏vsタイチ
今日の時点で3勝1敗、同率首位を走っているタイチと、ようやく巻き返しに
入った石井。この2人が闘うとなると、容易に展開が予想出来るのだが。

・・・良い意味で予想通り、いや、予想を完全に超えたゴツゴツ展開
石井のこういう展開は特に驚かないのだが、相対したタイチがそのゴツゴツ
完全対応。石井から見れば、前回の鷹木戦を上回る消耗戦になった。

意地の張り合いを制したのは石井
ただ、この試合を含め、今回のG1の裏MVPタイチで決まりな気がする。
レフェリーのブラインドをついた姑息な反則こそ多いモノの、第三者の介入
はほぼ無く、どの試合も8割を真っ向勝負している。こういう本格派のヒール
は本当に貴重だと思う。

・・・リーグ戦は4勝1敗で首位に立った飯伏3勝2敗5人が追う展開。5敗目
を喫した裕二郎にはもう望みは無さそうだが、2勝3敗3人にもまだ目が。
中盤に入って10人中9人にチャンスがある、っていうのは凄いなぁ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at アオーレ長岡(08/19)

#G1 #アオーレ長岡


『G1 CLIMAX 30』、今日は新潟に飛んで、Bブロックの公式戦。
アオーレ長岡は仕事で一度行ったことがあり、その広さにビックリした覚え
がある。いつもなら満員になる会場なだけに、入場者数制限がちょっともっ
たいない気がする。今日の注目はセミメインで組まれている同一ユニット
対決だが、果たして・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


ジュース・ロビンソン<3勝1敗>【Quick(Ebi)】<3勝1敗>矢野通×
ザック・セイバーJr.<2勝2敗>【Europium Cratch】<1勝3敗>後藤洋央紀×
棚橋弘至<2勝2敗>【High Fly Flow】<1勝3敗>YOSHI-HASHI○
×KENTA<2勝2敗>【Evil】<2勝2敗>EVIL
SANADA<1勝3敗>【Rounding Body Press】<3勝1敗>内藤哲也×


[本日のピックアップ]


バレットクラブ対決ズンドコとなり、ロスインゴ対決が思った程でも無か
った今日、まさか2大会連続であの男をピックアップするとは・・・。

棚橋弘至vsYOSHI-HASHI
初戦のジュース戦はともかくとして、EVIL戦SANADA戦で評価の上がって
いるYOSHI-HASHI、今日の対戦相手はエース・棚橋。いくら調子が良いとは
いえ、どうしてもYOSHI-HASHIがどこまで出来るか?がポイントになる。

若い頃から風車の理論を実践している棚橋。相手がどんなにショッパくても、
それなりの内容を残す名人なのだが、今日のYOSHI-HASHIは棚橋の掌を一瞬
ハズレたかもしれない。

ゲームメイクはもちろん棚橋だと思うのだが、終盤のYOSHI-HASHIのたたみ
込みあわや!、という場面を幾つも作った。他の選手なら「なるほど!」
と思うところなのだが、なんといっても相手はあのどうしようもなくダメだ
ったYOSHI-HASHI。いや、申し訳ないんだけど。

しかし結果はこのG1で初めてハイフライフローを決めた棚橋の勝利
棚橋はおそらく世界王者時代のニック・ボックウィンクルリック・フレア
のようなスタイルを望んでいると思うのだが、ベビーフェイスでそれをや
るのはかなり困難。選手寿命を縮めないといいんだけど・・・。

棚橋が星を五分に戻し、2勝2敗につけている選手が4名となった。
が、あくまで僕の推しはSANADA。この後全勝すればブロック制覇もあり得
るんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 後楽園ホールvol.2(07/19)

#G1 #後楽園ホール(2)


『G1 CLIMAX 30』、後楽園ホール2日目。
今年のG1、決勝戦を除く日程は全18日、各ブロック9日ずつなので、今日か
中盤戦に突入することになる。2敗以上の選手はもう負けられない状況なの
だが、その中にオカダが入っているのがちょっと意外な感じ。さて今日は・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


鈴木みのる<3勝1敗>【Gotch Style Pile Driver】<4敗>高橋裕二郎×
飯伏幸太<3勝1敗>【Kamigoe】<1勝3敗>ジェフ・コブ×
オカダ・カズチカ<2勝2敗>【Money Clip】<3勝1敗>タイチ×
ウィル・オスプレイ<3勝1敗>【Storm Breaker】<3勝1敗>ジェイ・ホワイト×
石井智宏<1勝3敗>【Brain Buster】<1勝3敗>鷹木信悟×


[本日のピックアップ]


今日のメイン、リーグ戦の成績が振るわない鷹木石井の一騎打ち。
この試合をメインに持ってくる、という狙いは解らなくも無いのだけど、個人
的にはもう少しリーグ戦の星取を考慮した試合順の方がいいなぁ・・・。

今日のピックアップはウィル・オスプレイvsジェイ・ホワイト
すっかり大物感が漂って来たジェイだが、このG1で別人のような身体を作っ
てきたオスプレイも全く見劣りがしない。今の新日本の二大外国人エース
と言い切って問題無いと思われる。

態度は悪い(^^;)が、年の割にオーソドックスオールドスクールなレスリン
グを展開するジェイが試合をリード。緩急の付け方が絶妙な上に、観客をイラ
イラさせる才能に満ちているため、試合が妙に盛り上がるから凄い。

しかし、一回り大きくなりながらもスピードが全く衰えていないオスプレイ、
ノラリクラリのジェイを向こうに回して躍動。スピードはもちろん、全体的
パワーでもジェイを上回った。驚愕、と呼んで差し支えない。

外道の乱入をモノともせず、ヒドゥン・ブレイドからのストーム・ブレイカー
を決め、オスプレイが完勝。オスプレイ、とんでもない選手に育ってくれた。

出来ることなら、今年のG1はオスプレイに取って貰いたい、と思っている。
今のオスプレイはかつての外国人エース、プリンス・デヴィットAJスタイ
ルズケニー・オメガよりもポテンシャルは高い。早いうちにIWGP王者
なるべき。

・・・今日の大会で全勝は消え、全敗高橋裕二郎のみ。
腰の調子が悪そうなオカダはおそらく消えるから、ブロック突破候補はジェ
イ・飯伏・オスプレイの3人に絞られた感。タイチはどうだろうか・・・。


[本日までの星取表]