New Japan Cup 2020・3rd Day

#NJC2020


NJC2020・3日目
会場は間違いなく後楽園ホールなのだけど、やはり今日も無観客
実は全カードが発表された時点で、僕がいちばん注目していた試合
今日の3日目に組まれていた。

本日のカード
SANADAvs田口隆祐SHOvs鷹木信悟飯伏幸太vsザック・セイバーJr.
タイチvs棚橋弘至の4試合。今日も左側が勝者なのだが、メインで棚橋が
タイチに敗れる、というハプニング。しかし今日の注目は第三試合で組ま
れた因縁の一戦であった。

NEVER二冠王鷹木信悟に挑んだのは、ROPPONGI 3KのSHO勝ち逃げ
する形でヘビー級に転向した鷹木に並々ならぬ闘志を燃やしていたSHOが、
どこまで意地を魅せるか?がポイントだったと思うのだが・・・。

一貫して主導権を握り続けたのは、なんとジュニアのSHO。
あの鷹木を相手に怯むことなく真っ正面から立ち向かい、力負けしない、
という信じられない試合展開。しかし鷹木も意地を魅せ、最後はパワーで
押さえ込みにかかった。しかし・・・。

必死の鷹木を完璧に覆し、勝利したのはSHO
鷹木の側から見れば、自分の持ち味を全て出し切りながらも上を行かれて
しまったのだから、この上無い屈辱。タイトルホルダーとしては、このま
ま黙っているワケには行かない状況に追い込まれた。

SHOはこの試合でプロレスラーとしてのグレードが一つ上がった
現IWGPジュニアタッグ王者ではあるが、こうなったらもうヘビー級転向
を宣言した方が良い。今のSHOなら、誰とでも良い勝負をしそうなので。

New Japan Cup 2020・2nd Day

#NJC2020


NJC2020・2日目
今日も無観客で行われたトーナメント一回戦4試合だが、個人的に注目
していたカードが一つ。NJPW WORLDにてライブ観戦。

本日のカード。
石森太二vsゲイブリエル・キッド金丸義信vs上村優也永田裕志vs
鈴木みのるオカダ・カズチカvs外道の4試合。左側が勝者。もちろん
注目はセミファイナル、永田vs鈴木同級生対決

何年ぶりかの一騎打ち。この二人のシングルはおおよそでハズレが無く、
毎回熱くさせて貰うのだが、今年はある意味で二人にとって正念場
二人ともG1出場権を無くしており、正直メインストリームから外れた
ところで落ち着いている。年齢から考えればしょうがないことなのだが、
二人とも“絶対に”もう一花咲かせたい筈。

プロレスラーとしても、そして格闘家としても、永田は鈴木の一つ上を
行っている、とずっと思っている。体格はもちろん、レスリングの技術、
キックも。なんなら関節技の技術ですら五分な気がする。

にも関わらず、鈴木みのると永田裕志には大きな差が見て取れる。
鈴木はファンからずっと必要とされ続けているが、一方の永田はどうか?
と問われると、ハッキリと言葉にし辛い。どうしてここまで差が付いて
しまったのか、この試合を観るとよく解るような気が・・・。

勝者永田。ここまでの勝率もきっと永田の方が良いのだが、永田は
この熱を持続する力に徹底的に欠けている感。このままだと、鈴木戦の
時にしか輝けないプロレスラーになり、フェードアウトして行く可能性
も・・・。

だから、永田に出来ることはただ一つ
二回戦、オカダ・カズチカ戦勝利し、NJC2020の覇者となること。
・・・それが凄く難しいことは、解っているのだけど。

New Japan Cup 2020・1st Day

#NJC2020


昨夜復活を遂げた新日本プロレスが、春の本場所「New Japan Cup」
を、遅ればせながら開催。海外在住の選手が参加出来なかった代わり
に、ヤングライオンジュニア勢が多数参加。トーナメント表を見る
限り、NJCの歴史上、いちばん面白い気が。

本日のトーナメント一回戦は4試合。
真壁刀義vs辻陽太矢野通vs邪道高橋ヒロムvs本間朋晃、メインは
石井智宏vsエル・デスペラード左側勝者で、二回戦に進出したの
だが、いちばん印象に残ったのはやはりメインイベント

驚いたのはタフネス・石井に負けない圧力で立ち向かったデスペラー
力強さ。そもそもジュニアヘビー級で帰国した頃から?マークを
付けていた僕。この試合を観る限り、それが間違いで無いことを改め
て認識した。

いっそのこと、このままヘビー級に転向すればいい、とすら。
今の新日本を眺めると、テクニカルに3カウントを奪う小柄なヘビー級
は完全に空き家。デスペなら、そこに座れそうな気がするなぁ・・・。

・・・とにかく、今回一推しの1人、高橋ヒロムは勝ち上がった。相手に
よっては決勝進出も充分にあり得る気がする。今後の展開が楽しみ!

NJPW is BACK!

#Together Project Special


新日本プロレスが遂に復活の狼煙。
明日開幕するNEW JAPAN CUP 2020の前夜祭的なイベントとして行わ
れたのは「Together Project Special」と銘打たれた無観客試合

冒頭に新日本本隊の選手が入場し、選手を代表して棚橋弘至が挨拶。
しっかりと言葉を選びながらも、嬉しさを隠しきれないタナの姿を観て、
思わず涙腺が緩んだ

子どもの頃から擦り込まれている新日本プロレスを、こんなに長期間観
ないことは無かった。タナの言う「プロレス貯金」は、あっという間に
満期を迎えていたらしい。久しぶりの新日本を、存分に楽しんだ。

一試合ごとの解説は避けるが、ほぼ全てがNJC前哨戦
ヘビーとジュニアが入り乱れる無差別なトーナメントは初めてだが、こ
れまでのどのNJCよりも心が躍っている

期待するのは高橋広夢とR3KのSHO。彼らのどちらかがもし決勝に進む
ことがあれば、こんなにエキサイティングなプロレスは無い。
こんな時だからこそ、必要なモノ。それが新日本プロレスだと思う。

明日よりNJC2020開幕!

新日本プロレスV字回復の秘密

#NJPW


▼新日本プロレスV字回復の秘密 / 新日本プロレスリング(株)(Kindle版)

2015年発行の本。
この作品に限らず、プロレス関係の書籍が続々とUnlimited扱いに。コレも
コロナの影響なのかと思うと、ありがたいあやら悔しいやら(^^;)。

新日本プロレスが完全に息を吹き返し、日本のプロレス界で一人勝ち状態
入った頃に書かれた作品。棚橋中邑の奮闘が実を結び、オカダの登場で完
全に復活した新日本プロレスのV字回復の軌跡を振り返ると共に、将来的な
展望が描かれる。内容はややビジネス書籍っぽいのだが、その雰囲気がすれ
っからしのプロレスファンの心を打つ、という感じ。

結論から言えば、5年前に読んでおくべき本であった、と(^^;)
なぜならここで描かれる「将来」とは、2020年を指しており、そうなると
今現在その「結果」が解ってしまう。残念ながら新日本プロレスリング株式
会社の年商は100億に届いていないし、コロナ禍という未曾有の事態も起こ
ってしまった。何故だかそれが、悔しくてならない

しかし!
まもなく復活する新日本プロレス、あと5年もすればここに書いてある数値
を高い確率でクリア出来るかもしれない、と言っておこう。この状況で新日
本プロレスが観られない、というのは苦痛以外の何物でも無かったのだから。

そして2025年には「新日本プロレス大躍進の秘密」という本がきっと出る。
ソレを読んで偲びたいなぁ、を。