“Road Warrior” Animal

#IRON MAN #暴走戦士


80年代中盤に世界のプロレス界を席巻した重要人物が、また一人逝った。

アニマル・ウォリアー
ホーク・ウォリアーとのタッグ「THE ROAD WARRIORS」で活躍。「秒殺」
呼ばれた試合スタイルには賛否両論があったが、際だったキャラクターと鍛え
上げられた肉体・パワーは世界中が認めるところ。NWA・AWA・WWEに加え、
全日本マットでもタッグ王座を獲得。テレビ東京「世界のプロレス」の主役で
もあった。

本名はジョセフ・マイケル・ロウリネイティス、死因は今のところハッキリし
ていないが、心不全の可能性が。享年60

46歳という若さで亡くなったホークと、たった14年しか変わらないなんて・・・。
ウォリアーズの単純で解りやすい強さは、ある意味でプロレスの象徴と評価す
べき。そんな功労者が、こんなに早く逝くのは寂しすぎる。

落ち着いたら、ホークとのタッグの復活を。
ロード・ウォリアーズが暴れ回る姿を、もう一度観たい。
また必ず、どこかで。

2020・G1-30 at 北海きたえーる vol.2(04/19)

#G1 #北海きたえーる(2)


『G1 CLIMAX 30』、本日も札幌北海きたえーる大会。
もし僕が札幌に住んでいたとて、初日・2日目のどちらかしか観戦に行けない
としたら、間違い無く初日を選ぶ(^^;)。今日の勝敗予想全部ハズレていれ
ば、ある意味で成功なのだけど・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×SANADA<2敗>【GTR】<1勝1敗>後藤洋央紀
×棚橋弘至<2敗>【Uragasumi】<2勝>矢野通
×KENTA<1勝1敗>【Pulp Friction】<2勝>ジュース・ロビンソン
EVIL<1勝1敗>【Evil】<2敗>YOSHI-HASHI×
×ザック・セイバーJr.<1勝1敗>【Destino】<2勝>内藤哲也


[本日のピックアップ]


昨日とは逆に、どれをピックアップするかは全部観てから考えよう、と思って
いたのだが、残念ながらメイン以外に取り上げるべき試合が無かった(^^;)。

内藤哲也vsザック・セイバーJr.
ザックのスタイルがやや苦手と思われている内藤、片やザックは前IWGP王者
のEVILを下して勢いに乗っている状況。今回はザックに分がある、と思って
観ていたところ・・・。

ザックのヨーロピアンスタイルキャッチレスリングに、日本流の関節技
メキシコのジャベを駆使して堂々と渡り合う内藤。首筋への一点集中攻撃な
ど、場面によってはグラウンドでザックの上を行ったのだから立派。

ザックも「芸術」としか言い様の無い卍固めで逆襲し、残り時間2分まで粘
ったのだが、最後の最後で内藤のデスティーノがズバリ。王者の貫禄を見せ
つけ、リーグ戦2連勝を飾った。

Bブロックはもう波乱とか起こらなくていい気がする(^^;)。
今日の勝敗予想は悉くハズレたが、いちばんハズレて欲しかったセミのみ
的中。YOSHI-HASHIはこのままだと来年のG1も外されるぞ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 北海きたえーる vol.1(03/19)

#G1 #北海きたえーる(1)


『G1 CLIMAX 30』、本日は札幌北海きたえーる大会。こちらも2連戦の初日。
今回のG1、カードが発表された段階で、最注目に値する大会、と僕が判断し
たのが今日。公式戦全5試合、ただの一つも捨て試合が無い上、今後の新日本
を展望する上で重要な試合2つも組まれているのだら!


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×鷹木信悟<2敗>【Tour of The Island】<1勝1敗>ジェフ・コブ
×高橋裕二郎<1敗>【Cobra Cratch】<1勝1敗>オカダ・カズチカ
タイチ<2勝>【Black Mephisto】<1勝1敗>鈴木みのる×
ウィル・オスプレイ<2勝>【Storm Breaker】<2敗>石井智宏×
ジェイ・ホワイト<2勝>【Bladerunner】<1勝1敗>飯伏幸太○


[本日のピックアップ]


メインも重要だけど、今日のピックアップは観る前からほぼ決めていた
休憩明け・第四試合に組まれた、タイチvs鈴木みのる。どうしてこんな重要な
カードが4つめなのか、理解に苦しんだのだが・・・。

ロートル扱いを受け、昨年のG1からエントリーを外された鈴木だが、NEVER
王座を奪うなどして戦線に復活第三世代や真壁は爪の垢を煎じて飲んだ方が
いいと思う。

「鈴木軍」を名乗りながら、今現在この軍団のリーダーは間違いなくタイチ
ある意味でコツコツと今の地位を作り上げたタイチはその立場を渡したくない
し、鈴木も子分に頭を越されるのは死んでも嫌な筈。両者の意地正面衝突
る、ゴツゴツした怖い試合となった。

試合を制したのはタイチ
それもゴッチ式パイルドライバーを切り返し、ブラックメフィストを決めた上
での完璧な勝利。良い意味でも悪い意味でも、鈴木軍はコレで一区切りがつく。

・・・そして本日はウィル・オスプレイにも驚愕。次の次あたりの東京ドームで
メインを張るのは、オスプレイを於いて他に無い、とすら思った。今年のG1、
Aブロックとんでもない結果になるかも・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.2(02/19)

#G1 #大阪府立体育館(2)


『G1 CLIMAX 30』、大阪大会は開幕2連戦。今日はBブロック5試合が行わ
れたのだが、昨日に比較すると若干カードが弱いような気がしないでもない。
・・・言っちゃあなんだけど、消化試合と思われるモノが2つ(^^;)。まぁ、ハッ
キリどれ、とは言わないけど。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


ジュース・ロビンソン<1勝>【Pulp Friction】<1敗>YOSHI-HASHI×
矢野通<1勝>【Ringout】<1敗>SANADA×
KENTA<1勝>【Game Over】<1敗>後藤洋央紀×
×EVIL<1敗>【Europium Cratch】<1勝>ザック・セイバーJr.
内藤哲也<1勝>【Destino】<1敗>棚橋弘至×


[本日のピックアップ]


2日目も好勝負連発のG1。今日は出来るだけメイン以外からピックアップしよ
うと思ってたのだけど、そういうワケには行かなかった。

内藤哲也vs棚橋弘至
タナを「特別な存在」に置いている僕としては、相手が誰であろうと棚橋の負
けるところを観たくない、というのが本音。体つきは相変わらず見事だけど、
実力・説得力飯伏・内藤といった後輩たちが既に上を行っているのだから、
それもしょうがない。

今日の棚橋からも、残念ながら「勝てそう」なオーラを感じなかった。代わり
に最近の棚橋から感じる「悲壮感」が如実に出る展開。悲壮感を醸し出したと
しても、勝てば全てがチャラになるのだが、結果を言うと今日も棚橋は負けた

・・・が、今日はそんな棚橋が初めて魅力的に見えた。やっていることはキャリ
ア相応に老獪なのだが、雰囲気がまるで新人選手のよう。その所為か、いつも
よりこちらの感情移入が激しく、最後まで本気で応援してしまった。

勝利した内藤、試合後のコメントまで余裕。二冠王だから当然なのだけど、
今後に足を引っ張られそうな選手が多々居るのがポイント。逆に棚橋はココ
開き直ることが出来れば、残り全勝という可能性も大いにある。
ダメだとは思うけど、それでも期待したい・・・。それが100年に1人の逸材の
真骨頂のような気がする。次も負けたら、もう諦めるけど(^^;)。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.1(01/19)

#G1 #大阪府立体育館(1)


今年は9月開催となった新日本プロレス『G1 CLIMAX 30』
文字通り30回目の記念大会なのだけど、第1回を生で観ている僕からすると
さすがに年齢を意識せざるを得ない(^^;)。あと何回観られるかなぁ・・・。

そして今年はコロナ禍によるボリューム縮小版で、基本的にはA・B両ブロック
公式戦”のみ”と、アンダーカード数試合が交互に行われる日程。カンタンに
言うと、Aブロックの選手が試合をしている日はBブロックの選手は休める、と
いう、結果的にコンディションに配慮したスケジューリングになっている。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


ウィル・オスプレイ<1勝>【Storm Breaker】<1敗>高橋裕二郎×
タイチ<1勝>【Black Mephisto】<1敗>ジェフ・コブ×
鈴木みのる<1勝>【Gotch Style Pile Driver】<1敗>石井智宏×
×鷹木信悟<1敗>【Bladerunner】<1勝>ジェイ・ホワイト
飯伏幸太<1勝>【Kamigoe】<1敗>オカダ・カズチカ×


[本日のピックアップ]


最初に言わなければならないのは、今回のG1開幕戦は近年稀に見る当たり回
全試合ピックアップすべき大会なのだが、敢えて選ばなければならないのであ
るのなら、新日本のメインを張るに相応しい2人の試合をチョイスせざるを得ず。

飯伏幸太vsオカダ・カズチカ
今年の1.4ドームのメインイベントのカードが、G1開幕戦で実現。2人とも身体
をしっかり作った状態。特に飯伏の見た目がヤバイくらい研ぎ澄まされている。

試合の主導権は終始オカダが握っていた。オカダ・カズチカ、実はかなりオー
ルドスクールであり、派手な技を殆ど使わないまま試合を組み立て、それでい
て観客を唸らせることが出来るようになっている。かつての棚橋をアップグレ
ードしたかのようなスタイルは、新日本のトップに相応しいと思う。


だが、今回は飯伏がそれにしっかり対応アバンギャルドだった飯伏なのに、
今日の試合は緩急の付け方が抜群。オカダの変形コブラクラッチを再三喰らい
ながら、しっかりカミゴエまで持って行った。


飯伏、大一番を見事に突破。
これで優勝に近づいた気もするが、おそらくAブロックの台風の目は、見事な
ヘビー級の体格に変貌し、裕二郎に完勝したウィル・オスプレイな気がする。
10/5の高松び注目!


[本日までの星取表]