2019-2020の新日本プロレス

↑↑、昨日の新日本プロレス・東京ドーム大会オープニングで上映され
2019年度(2020/01のドーム大会含む)の興行スケジュール

4月ニューヨーク・MSG大会は既に発表されていたので驚かなかったが、
G1の開幕戦テキサス州ダラス8月には英国ビッグマッチが行われる、
という大胆な海外戦略に度肝を抜かれた。

しかし、本当に「え〜!!」と声を出しておののいたのが、終盤「覚悟は
出来ているか?」のナレーションの後に発表された2020年1月東京ドー
ム大会。なんと、1月4日・5日2日間開催。いくらなんでもコレは強気過
ぎる気がするんですけど(^^;)。

おそらく、どちらか1日はイベント扱いになる気がするのだが、コレは一歩
間違うと大変なことになりそう。2019年の新日本、いろんな意味で正念場
応援はするけど、本当に心配。杞憂に終わってくれるといいんだけど。

参考:【新日本】2020年は「東京ドーム大会2連戦」(東京スポーツ)

WRESTLE KINGDOM 13 in TOKYO DOME

新日本プロレス「WRESTLE KINGDOM 13 in TOKYO DOME」
今年は開催2日前にいちばん安い席を購入し、会場で生観戦。というのは・・・。

棚橋弘至ケニー・オメガに仕掛けた「イデオロギー闘争」の結末を、自分
の目で確認しなければならない、と思ったから。棚橋と同様ケニーも大好き
な選手だが、タナがクリエイトしたこの命題は本当に重い。さすがはエース、
すれっからしのファン会場に足を運ばざるを得ない状況をまんまと創り出
してしまった。

ちなみに先に言っておくと、大晦日に書いた全10試合予想のうち、外した
のは2つ。もしかしたらオブザバで働けるかもしれない(^^;)。取り敢えずは
3試合をピックアップしてレビュー。

▼第1試合 NEVER無差別級選手権試合
×(王者)飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイ(挑戦者)○
※オスプレイが王座奪取


第1試合から20分を超える消耗戦。飯伏がペースを掴めない、というより、
終始試合を制圧してみせたオスプレイ完勝、と言って良い内容。試合後、
全く動かなくなった飯伏は担架で運ばれた。大事でなければ良いけど・・・。

▼第8試合 ダブルメインイベント・IWGPインターコンチネンタル選手権試合
×(王者)クリス・ジェリコ vs 内藤哲也(挑戦者)○
※内藤が王座奪取

新日本では1年に数試合しかしていないジェリコだが、存在感は抜群。同じ
年代の選手の多くがリタイアしたり、現役を続けていてもレジェンド枠に入
っちゃったりしてるのだが、ジェリコだけは「現役感」を醸し出していると
ころが凄い。


しかし今回はさすがに負けられない内藤。慣れないノーDQルールを見事に
逆手に取り、インタコンチの白いベルトでジェリコを殴打した上での勝利。
今や懐かしさすら感じるインタコンチのベルト、今後はどうなるのか?
内藤の手腕に期待!

▼第9試合 ダブルメインイベント・IWGPヘビー級選手権試合
×(王者)ケニー・オメガ vs 棚橋弘至(挑戦者)○
※棚橋が王座奪取

この試合が無ければ、おそらく会場に来ることは無かった気がする。
棚橋はもちろんだが、ケニーもドームのメインに相応しいレベルに短期間
で駆け上がって来た。二人が向き合った時の緊張感は大したモノ。2階席
までビンビンに伝わってきた。


大技の応酬ももちろんあったのだが、ゲームメイクをしたのはエース・棚橋
ケニーの破天荒で危険な技悉く殺したのは、序盤から中盤にかけて足・腕
を丁寧に攻撃した棚橋の技巧に他ならない。

絶体絶命のところまで追い込まれながら、最後に決まったのはタナのハイフ
ライフロー。届くワケは無いのに、後半10分は声を枯らして応援してしまう
始末。僕のようなすれっからしですら、こうなってしまうのだから・・・。

棚橋がドームで「愛」を叫ぶのを聴いたのは、いつ以来なんだろう?
この多幸感を醸し出せるプロレスラーは、世界広しと言えど棚橋弘至ただ1人
100年に1人の逸材が日本に居てくれた奇跡を、心の底から感謝する。
すげぇな、って。

2019・イッテンヨンを予想!

新日本プロレス1・4東京ドーム大会、「WRESTLE KINGDOM 13」
チケットの売り上げはかなり良いらしく、昨年の枚数をかなり上回っている
とかいないとか。で、大晦日まで引っ張っちゃったんだけど、取り敢えずは
全カード(第0試合とNEW JAPAN RUMBLE除く)を予想。昨年は「当たる」
と言っておきながらほぼ外したので、今回は慎重に!

▼第1試合 NEVER無差別級選手権試合
(王者)飯伏幸太 vs ウィル・オスプレイ(挑戦者)

いきなり予想の難しいカード(^^;)。
これはどちらが勝利しても今後の展開が面白くなるからであり、こういうの
がいちばん読めない。いきなり願望だけになるが、ここはオスプレイの勝利
を予想。飯伏にはもう1ランク上のタイトルを早々に狙って欲しいので。

▼第2試合 IWGPジュニアタッグ選手権試合 3WAYマッチ
(王者)金丸義信&エル・デスペラード vs
(挑戦者)YOH&SHO vs (挑戦者)鷹木信悟&BUSHI

金丸&デスペは良いチームだが、勢いで言えば勝つのは挑戦者のどちらか。
しかし3チーム共実力は拮抗しており、抜け出すペースを作ったチームが
勝利すると思う。ということで予想は若いYOH&SHOで。

▼第3試合 ブリティッシュヘビー級選手権試合
(王者)石井智宏 vs ザック・セイバーJr.(挑戦者)

正しく「剛と柔」を体現した試合。
鉄板で良い試合になることは解っているのだが、ここはザックが王座を取り
返す、ということで。イギリスのタイトルだし(^^;)。

▼第4試合 IWGPタッグ選手権試合 3WAYマッチ
(王者)タンガ・ロア&タマ・トンガ vs
(挑戦者)SANADA&EVIL vs (挑戦者)ヤング・バックス

推しはもちろんヤング・バックスなのだけど、来年は来日回数が減る(^^;)、
と思われるYBにベルトを持たすワケに行かない気が。そうであるのならココ
はLIJ勢に期待。SANADA&EVIL勝利で。

▼第5試合 IWGP USヘビー級選手権試合
(王者)Cody vs ジュース・ロビンソン(挑戦者)

これも上と全く同じ理由でジュースの勝利を予想。そもそもUS王座ってすっ
かり影が薄い感じだし、ジュースがコレを取ってROHあたりで何度も防衛戦
を行う、というのが理想。Codyもいい選手なんだけどなぁ・・・。

▼第6試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合
(王者)KUSHIDA vs 石森太二(挑戦者)

IWGPジュニアの価値をドームの後半に組まれるまで取り戻したKUSHIDA。
実力は認めているし、王者の風格も随分出てきたのだが、ここは太二が取っ
てくれないと今後のジュニアが動かない。責任重大だぞ、太二!

▼第7試合 スペシャルシングルマッチ
オカダ・カズチカ vs ジェイ・ホワイト

帰国翌年以来、初めてメインストリームから離れたオカダ。前哨戦でもジェ
イに完全に遅れを取っている状況だが、ココで勝たなければ本気で今後の立
場が危なくなる。順当にオカダ勝利で。

▼第8試合 ダブルメインイベント・IWGPインターコンチネンタル選手権試合
(王者)クリス・ジェリコ vs 内藤哲也(挑戦者)

ここはもう予想とか願望とかの話ではなく、内藤に勝って貰わないと困る(^^;)。
ジェリコは大好きな選手だけど、年に1回か2回しか新日本で試合しない選手
が王者、というのはなんかイヤ(^^;)。インタコンチは重要なベルトだと思っ
ているので、ここは内藤に踏ん張って欲しい。

▼第9試合 ダブルメインイベント・IWGPヘビー級選手権試合
(王者)ケニー・オメガ vs 棚橋弘至(挑戦者)

逸材が東京ドームのメインに帰ってきた!
ケニーは立派な王者だが、棚橋こそが新日本のエース。もう何年もドームで
愛を叫んでいない僕としては、そろそろあの多幸感をもう一度味わいたいと
ころ。そして「新イデオロギー闘争」と呼ばれるかなり最高な事前の舌戦に
ついても、正解が棚橋の理論であって欲しい。勝て、タナ!

・・・という予想。
今回のドーム、お世辞抜きでレッスルキングダム史上最高のカード編成だと
思います、ええ。さすがに今回は現場に行くべきな気がするんだけど、どう
なのかなぁ・・・。見やすいのはTVなんだけど(^^;)。

証言1・4

▼証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 / V.A

宝島「証言」シリーズ最新作。
こないだまで”証言UWFシリーズ”だった気がする(^^;)のだけど、まぁ
応用の利きそうな企画だし、今回のテーマもなかなか興味深いのでOK。

テーマは「橋本真也vs小川直也」
1999年1月4日、新日本プロレス・東京ドーム大会で行われたあのあま
りにも歪な試合に焦点を当て、各方面の関係者へのインタビューから引
き出した「証言」が、淡々と綴られている。下記が証言者。

第1章:小川を「取り巻いた」男たち
佐山聡、村上和成、ジェラルド・ゴルドー、X(元猪木事務所スタッフ)

第2章:橋本を「守った」男たち
山崎一夫、藤田和之、安田忠夫、加地倫三(テレ朝ディレクター)

第3章:橋本を「見守った」レスラーたち
前田日明、武藤敬司、大仁田厚

第4章:橋本vs小川「至近距離見」の目撃者たち
金沢克彦、辻よしなり、田中ケロ、上井文彦、中村祥之、永島勝司、
橋本かずみ

・・・面白かったのはやっぱりこの手の本に普段出てこないテレ朝加地プ
ロデューサー元実況アナ辻よしなり氏の談話。二人はテレビ局からの
視点を大いに語っており、共に橋本に対する「愛」を感じる内容。生前の
強くて豪快で面白かった橋本真也を、懐かしく思い出せた。

これに対し、小川に好意的な証言をしている人がほぼ居ない、というのは
少々寂しい気も。やり方の問題こそあれ、橋本が最後に輝いたのは、やっ
ぱり小川の存在あってのこと。橋本と小川ではキャラ人間力に大きな差
があるのは否めないが、それでも少しだけ小川直也を認めてあげて欲しい
と思っちゃう僕はヘンなのかなぁ(^^;)。

とにかく、“UWF”という文字が外れ「証言」だけになったことで、掘り下
げられるテーマが増えた気がする。SWSインディの本が出たら読むな、
きっと。

brother × NJPW

プリンタの情報を得よう!として見ていたブラザーのサイトで、面白い素材
配布中。題して「brother × 新日本プロレスリング」。注目は「年賀状」
のカテゴリにある↓↓このデザイン。

左上のくまモンは僕が熊本グリーンランドで撮影した写真。
この部分がちゃんと透明で処理されているPNG形式で配布されており、
Photoshopレイヤーを使用するとカンタンに合成できる。

テンプレートとして配布するのならこの形式がいちばん良いなぁ、と思った。
ちなみに同様のデザインでオカダ・カズチカバージョンもあったのだけど、
僕はやっぱり棚橋弘至で(^^;)。

まぁ、年賀状を作る気は毛頭無い(^^;)。せめてココでご挨拶を。
・・・正月にもやるけど(^^;)。

参考:brother × 新日本プロレスリング(brother official)