New Japan Cup 2020・8th Day(Semi Final)

#NJC2020


NJC2020・8日目。今日の準決勝BS朝日生中継金曜夜8時にプロ
レスが帰ってきた件に関しては、アッチの方に書いたので興味のある方
はご参照ください。

本日のカード。
オカダ・カズチカvs高橋ヒロムEVILvsSANADA左側が勝者。

開催発表以来、ずっとNew Japan Cup 2020の主役で在り続けたのは、
IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム。贔屓目無しで言って、ファン
の話題はヒロムの活躍に集中。ここまで3試合、どれも違った色を魅せた
上に、体格のハンデを背負ったまま勝ち上がって来た

迎え撃つオカダこそ、本当の意味で正念場
誰もがヒロムを応援する中、それでも負けの絶対に許されない闘いに臨ま
なければならない。そのプレッシャーを考えると、気の毒になるほど。

ヒロムはここでも真っ向勝負をチョイス。体格で完全に上回るオカダに対
し、勝つ気満々の態度を最後まで崩さない。タイムボムが決まり、最後に
狙ったタイムボム2が炸裂していれば、NJC2020の主役はヒロムのまま継
続するところだった。

このシリーズでオカダが拘ってフィニッシュに使用している変形のコブラ
クラッチ。ここまでレインメーカーを出さずに来たオカダだが、今日は何
発かのレインメーカーを出した上でこの技を極めた。そうせざるを得なか
ったくらい、ヒロムはオカダを苦しめた、と評価する。

決勝はオカダvsEVIL
こうなって来ると、残念ながら優勝はオカダ以外あり得なくなった気が。
観客の居る大会場のメインは、内藤vsオカダでなければならない、と思う。
来週の大阪二連戦、果たして・・・。

New Japan Cup 2020・7th Day(BEST8)

#NJC2020


NJC2020・7日目。昨夜は故あって(^^;)帰宅が遅くなってしまっため、
NJPW WORLDにてアーカイブを確認。準々決勝まで来てしまうと、さす
がに展開が読めてくる・・・と思ったのだけど。

本日のカード
高橋ヒロムvs石井智宏EVILvsYOSHI-HASHIオカダ・カズチカvs石森
太二SANADAvsタイチ。左側が勝者。今日注目すべき試合は、なんと
第一試合で行われたこの試合しかなかった

IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロムが、ヘビー級の石井智宏に挑ん
だ一戦。リング上で並び立った両者を見ると、ヒロムの方が若干背が高い
ことが解る。コレがちょっと意外な感じがした。

パワーファイターの代名詞のような石井を向こうに回し、ヒロムが選択し
たのはなんと真っ向勝負。スピードでかき回すことも出来たハズなのだが、
何か期するモノがあったのか、と。

そして、なんと試合を始終リードしたのはヒロム。今回のNJC、ヒロムの
一回戦・二回戦はほぼスカッシュマッチで、キッチリした内容の残せない
系の試合だった。対する石井はデスペラード・真壁とのゴツゴツした闘い
を制して上がってきたのに、今日大きく見えたのはヒロムの方。

終盤には信じられない力強さを魅せ、強烈な変形フェイスバスタータイ
ムボム2を投下。結果、あの石井から完璧な3カウントを奪ったヒロムが、
準決勝進出一番乗りを果たしてしまった。

・・・当てちゃったなぁ、準々決勝(^^;)。
もし準決勝でヒロムがオカダに勝つようなことがあれば、今年のNJCは
過去イチで大爆発すると思う。取り敢えず明日、BSテレ朝・金曜午後8時
生中継に大注目!

New Japan Cup 2020・6th Day(BEST16)

#NJC2020


NJC2020・6日目二回戦最終日NJPW WORLDにて。
今日から3日間連続配信なのだが、何故に準々決勝に対して差が付くよう
に日程を組んだのか、ちょっと解せないところもあるのだが・・・。

本日のカード
YOSHI-HASHIvsBUSHISANADAvsSHOタイチvs飯伏幸太、メインは
EVILvs後藤洋央紀。左側が勝者。ラインナップを観る限り、正直今日は
カードが薄い感。しかし、注目は2試合あった。

まずは第二試合L.I.JSANADAに挑んだのは、鷹木を破って勢いづく
ジュニアのSHO。さすがにSANADAが一方的に勝つ、と予想していたの
だけど・・・。

鷹木戦同様、一回り大きいSANADAに正面から挑むSHO。その闘いぶり
は完全にジュニアを超えており、今すぐにでも石井を中心としたゴツゴ
ツ系の輪の中に入っていけそう。もしかしたら、3年後のエースSHO
なるかもしれない、とか思った。

もう一つ、セミに行われたタイチvs飯伏は、タイチの充実ぶりが如実な
試合に。アイアンフィンガーの使用こそあったものの、最初から最後ま
で完全にタイチが試合を支配した感。

タイチはこれでIWGPタッグ王者をシングルで連覇したことになる。
この事実は非常に重要。仮に決勝へ進めなかったとしても、大阪での
ビッグマッチに主役としての出番がある。なんなら優勝してくれても
いいのだが、準優勝で止まりそうな気配も(^^;)。

ということで、ベスト8以降の予想・・・というか願望

○高橋ヒロムvs石井智宏× 、○オカダ・カズチカvs石森太二× 、
○SANADAvsタイチ× 、 ○EVILvsYOSHI-HASHI (準々決勝)
○高橋ヒロムvsオカダ・カズチカ× 、 ○EVILvsSANADA×(準決勝)
○高橋ヒロムvsEVIL×(決勝)

・・・実際はオカダの優勝かも。とにかく注目!

大谷晋二郎

#試練に次ぐ試練


東スポのニュースにて、プロレスリングZERO1の記事を読んだ。
5月30日付けで高岩竜一、7月1日付けで日高郁人・佐藤耕平が退団する。
さらに、組織変更があったばかりなのに運営会社の代表も退陣するとか。

ゼロワンの経営が安泰では無さそうなのは傍目から観ていてもなんとな
く解った。正直、もうコレ以上団体としての伸びしろは無い気もする。
残念ながら、淘汰されるべき団体だと思っていた。でも・・・。

・・・心に引っかかっているのは、大谷晋二郎という選手の存在。
もし大谷がゼロワンに移籍せず、新日本プロレスに在籍したままだとし
たら・・・と考えると、いたたまれない気持ちになってしまう。

橋本真也を慕い、それまでのキャリアを捨てて付いていった。そして、
橋本が遠い世界へ行ってからも、ずっと「ゼロワン」という名前を守り
続けてきた。その生き方は男として本当に尊敬出来る。尊敬出来るが故
に、今の状態が本当に切ない。

もうやるべき事は全てやったんじゃないかなぁ、大谷・・・。
正直、イチプロレスラーとしての幸せを今こそ追求して欲しいのだが。

リングの記憶 第三世代

#Blank Generation


▼リングの記憶 第三世代 / 天山広吉・小島聡・永田裕志・中西学(Kindle版)

新日本プロレス「第三世代」と呼ばれる4人共著。各人へのインタビ
ューで構成されており、おそらく中西学引退を機に発売された作品。彼
らとは完璧に同年代なのだけど、残念ながら思い入れは皆無(^^;)。
Unlimitedでなければ読むことも無かった気がするのだが・・・。

そういう状態で読み始めたので、内容に全く期待などしていなかったのだ
が、驚いたことにコレがなかなか面白い。特にこれまであまり語られるこ
との無かった天山&小島、略してテンコジの章が秀逸で、それぞれの性格
が如実に表れる内容。一度新日本を離れた小島の微妙な嫌われぶり(^^;)
すら微笑ましい。

これに対し、あまりインパクトが無かったのが永田のインタビュー(^^;)。
どこかで読んだような焼き直し感満載のコメントに終始するのだが、それ
もある意味で永田らしいのかもしれない。

中西のインタビューは・・・。
基本的に笑えるのだが、頸椎損傷からカムバック、引退までの流れの部分
は読んでいて切なくなった。特にキャリア終盤、思うように動かぬ身体で
納得のいかない闘いを繰り広げざるを得なかった中西の心境を思うと、思
わず涙が。もっと評価されても良いレスラーだったかも・・・。

コレ、もしかしたら紙の本で買い直す可能性あり。
今後、各人が引退した場合、それぞれに著書を出しそうな気はするが、こ
の4人での共著はおそらく最後。保存版にするべき内容、と評価します。

とはいえ、残りの3人には出来るだけ長く現役を続けて欲しいなぁ・・・。