(アントン)マテ茶

#闘魂の遺伝子


ウチから歩いて30秒のところに出来たスーパーで、ちょっと懐かしい飲み物
を見つけ、ほぼほぼ買い占めた(^^;)。それが↓↓コレ。

マテ茶。数年前にコカ・コーラ・ボトラーズからペットボトルが販売されて
おり、愛飲してたのだが、いつの間にか消えた(–X)。で、ティーバッグタイ
プが売ってたので、思わず手を出した。

マテ茶に愛着があるのは、このお茶を日本に入れたのが我が神アントニオ
猪木だったから。その昔、猪木さんが新日本プロレスと別枠で経営していた
アントン・トレーディングは結構凄い会社で、南米食料品・調味料を多々
輸入していた。有名なところではタバスコスペアリブ。今では誰もが使っ
ているタバスコは、猪木さんが居なければ日本に無かった調味料である。

マテ茶は昭和の頃に新日本プロレスを観に行くと、ノベルティとして3〜4個
のティーバッグが貰えた。商品名は「アントン・マテ茶」。未だにマテ茶を
そう呼んでしまうのは、古くからのプロレスファンの性かもしれない。

とにかく懐かしのマテ茶、冷やして毎日飲んでいる。
これもまた闘魂の遺伝子。マテ茶を飲んで、元気になろう!なんつったって、
元気があればなんでも出来るのだから。

SUMMER STRUGGLE in JINGU

#外苑前ハッピーエンド


新日本プロレスサマーストラグルの最終戦は神宮球場大会
通常なら数万人の収容が可能な会場であり、今の新日本プロレスなら
2万人近くの観客を集めることが可能であったハズ。しかし、観衆は
約4,700人。もちろん、コロナの影響である。

午後5時開始、全6試合
夜の帳が下りたのはセミファイナルの途中であり、前半は屋外会場なら
ではの明るい雰囲気。その中でも気を吐いたのは鈴木みのる52歳
古豪は、15も若い鷹木信悟真っ向勝負を仕掛けた上で完勝し、2度目
NEVER王座戴冠。いやぁ、カッコイイわ・・・。

メインはIWGPヘビー&IWGPインタコンチネンタル二冠戦
前王者の内藤哲也が、現王者のEVILに挑んだのだが、ここは内藤が自力
を発揮しリベンジ。新日本にスッキリした結末を久々にもたらした。

圧巻だったのは、勝利者マイクの後の演出
神宮球場の空に数十発の花火が放たれた。神宮外苑に花火。この意味は
プロレスだけに止まらない。CS放送でこのシーンを観て、不覚にも
流してしまった。

いろんな意味で、新日本プロレスに「ありがとう!」を言いたい。
僕史上「サイアク」とするしかなかった2020年の夏は、あの花火で
強烈に印象深いモノに変わったのだから。

プロレスはいつ何時如何なる場所でも、必ず僕を助けてくれる
誇りに思う、本当に。

妻たちのプロレス

#ランキングしてはならない


▼妻たちのプロレス / ターザン山本・福留崇広

久しぶりのプロレス本だが、最初は購入を躊躇した
何故ならば、著者の一人が元週プロ編集長・ターザン山本だから(^^;)。
若い頃はともかくとして、年齢を重ねるとただただ鼻につくターザンの
文章。コレにカネを払うのはどうかと思ったのだけど、結局購入したの
はもう一人の著者が「さよならムーンサルトプレス」を書いた福留崇広
だったから。

プロレスラー5人の「妻」を主役の据えたノンフィクション集。
登場するのは、力道山・高山善廣・剛竜馬・葛西純・藤波辰爾、そして
ジャイアント馬場の5名の奥様方。うち4名は僕の中で「超一流」の評価
が付いているのだが、残り1名は残念ながらそうではない(^^;)。まぁ全員、
プロレス史に残る人たちなのは確かなのだが。

とにかく興味深く読んだのは、藤波夫人の伽織さんと高山夫人の奈津子
さんのエピソード。現在も闘病を続ける高山さんの奥様の力強さに感動
したし、長州に踏み台にされかけた時代の藤波さんの様子を語る夫人に
強烈なシンパシーを感じた。

コレは完全に目の付け所、つまりは企画の勝利。
プロレスラーの妻、という切り口はわりとありそうだが、人選を工夫し、
複数を組み合わせることで味が出る、という相乗効果はすばらしいと思う。

・・・ただ、福留氏だけで良かった気がするなぁ、著者は(^^;)。
馬場夫人を描いたターザン山本の文章は、気持ち悪いを通り越してかなり
バカっぽい。中学生のポエムでももう少し良い気がするんだけど(^^;)。

ちなみにファンなら一目瞭然だが、超一流でない選手の名前は敢えて書か
ないことにしようかと。さすがにちょっと気の毒なので。

ジャイアンvsジャイアン

#njsst


新日本プロレス・サマーストラグル後楽園ホール2日目
さすがに今日は2日後に迫ったシリーズ最終戦、神宮球場大会の前哨戦で攻
める日。どれもそこそこおもしろかったのだが、いちばん印象に残ったのは
親子ほどの年齢差のある↓↓この2人の絡み。

神宮で鷹木信悟の持つNEVER無差別級王座に挑戦するのは、鈴木みのる
今のプロレス界、現状で50台に到達した選手は何人も居るのだが、鈴木の
存在感圧倒的。その鈴木が、脂の乗りきった状態の鷹木をターゲットに
した、というのがポイント。

鈴木と全く同じ年齢の僕が言うのもなんだが、鈴木みのるのクソ憎たらし
芸術の域。なんといっても、試合中は完全に鷹木に肩入れして観てし
まうのだから凄い。

実際のところ、神宮でいちばん楽しみにしているのはこの2人のタイトル
マッチ。おそらく本番も鷹木を応援すると思うが、最後は鈴木がもう一度
ベルトを巻く姿を観たい、というジレンマ(^^;)。いいなぁ、このカード!

KOPW2020

#njsst


新日本プロレス・サマーストラグル後楽園ホール大会
神宮決戦まであと3日、カードも出揃っているので基本は前哨戦オンリー
の煽り大会となるのだが、今回はちょっとだけ毛色の違う編成に。

オカダ・カズチカの提唱した「KOPW2020」の予選4試合が行われる。
参加する8名がそれぞれルールを持ち寄り、ファン投票でルール決定。
勝ち残った4選手が29日の神宮大会で4wayマッチを行い、初代王者
決定する、という趣向。

最初は「ハァ?」と思ったけど、実際始まってみるとこれがバラエティ
に富んで非常におもしろい展開に。その中で、単純に「良い試合」
なったのが↓↓コレ。

サブミッションマッチと銘打たれたSHOvsSANADAの一戦。
勝敗はギブアップのみ、3カウントによるフォールは認められない、と
いう非常に男らしいルールSHOどこまでやれるのか?がポイントだ
と思っていたのだが・・・。

・・・感服
ヘビー級のSANADAを相手にパワー負けせず、緻密な計略でジワジワ
追い込む、という「ザ・レスリング」。正直、もうSHOはジュニアに括
っておくのは本当に勿体ない。すぐにでもヘビー級戦線で活躍できそう。

試合はそれでも始終SHOの上を行ったSANADAが勝利したが、試合後に
思わず拍手するほどの白熱した試合。他の試合と「おもしろさ」の種類
が違う試合をした2人は、もっと評価されるべきだと思う。

しかし、KOPW2020はなかなか魅力的
決勝の4wayに興味を繋いだオカダ、やはり只者では無い、と改めて。
ちょっと楽しみだなぁ、神宮。