CMLL FANTASTICAMANIA 2017

年に一度の“ルチャの祭典”「CMLL FANTASTICAMANIA 2017」が本日の
後楽園ホール大会にて最終戦。今年も大阪を皮切りに愛媛京都名古屋
東京×3全7大会が開催されたのだが、NJPWWorldやSAMURAI、テレ朝チ
ャンネルでオンエアされたのはその中の4大会のみ。昨年は全大会オンエア
してたのに・・・。

今日の注目はなんといってもセミ前に組まれたロス・インゴベルナブレスvs
新日本正規軍+アトランティスの8人タッグマッチ。
我らが大陸王子・アトランティスは昨日の後楽園でLIJにめった打ちにされた。
今日はそのリベンジマッチだったのだが・・・。

まぁ、内藤哲也率いるLIJの勢いが凄い。メキシコのロス・インゴベルナブレ
ス本隊からルーシュを迎え、充実極まる内容で正規軍を蹂躙。レジェンドで
あるアトランティスにも殆どいいところを取らせず、圧倒的に勝利した。

こういう変則的なシリーズでもキッチリ存在感を魅せるLIJ、大したモノ
反対に、棚橋弘至があまりにも元気が無いのが気になる。正月からずっと
逆風の中に居るエースの姿は、あまりに悲しい。なんとか浮き上がれない
ものか・・・。

そして、CMLLのルチャはさすがに高品質
昨年後楽園ホールで生観戦したAAAも掛け値なしにすばらしかったのだが、
老舗には老舗にしか出せない良さがある、ということを改めて認識した。
来年は見に行こうかなぁ、やっぱり・・・。

WRESTLE KINGDOM 11 in TOKYO DOME

新日本プロレス・WRESTLE KINGDOM 11 in TOKYO DOME
今年もライブ観戦は止めて、自宅にてテレ朝ch2のライブ放送にて。

あまりに悲しい結末だった。
今年の注目はセミファイナルに組まれたインターコンチネンタル選手権
王者の内藤哲也棚橋弘至が挑戦する、という、これまでと真逆のパターン。


内容は「これぞプロレス」、という力の入ったモノ。両者共によく攻め
そしてよく受けた。しかし、試合の主導権を終始握っていたのは王者の内藤。
この1年、新日本の主役を張り続けた2016年プロレス大賞MVPは、恐ろしい
レベルのプロレスラーに成長していた。

残念ながら、今の新日本はメインイベンターとしての棚橋を必要としない
だろう。確かに2017年はオカダ・内藤が両輪であるべきだし、そうならな
ければいろいろヤバい、と理解はしている。ただ、こうも完璧な形で棚橋が
弾かれる展開は、正直見ていて辛かった。というか、ちょっと泣いた


この後は辛いんじゃないか?と思われたメインのIWGPヘビー級選手権
しかし、挑戦者のケニー・オメガも、王者のオカダ・カズチカも、やっぱ
只者では無かった40分を超えるハードコア戦のようなタイトルマッチ
は、もしかしたらオカダのベストバウトかもしれない。CSの放送時間に
収まらないメイン。慌ててNJPW Worldで続きを観戦する事態に。

タフマッチを制したのは、王者のオカダ・カズチカ。敗れたケニーも見事だ
った。2017年の新日本は、オカダ・ケニー・内藤の3人で充分に回せるハズ。
棚橋の巻き返しはあるのか? そこを考えると、少しだけ胸が痛い。

今年のドームおみくじは、文句無く「大吉」と言いたいところなんだけど、
満身創痍のままメインストリームから外れた男に自分が重なってしまう。
その分だけ割り引いて「中吉」で。タナが巻き返せれば、きっと僕も・・・。

そして、見事なリングアナウンスを魅せた我らが「平成の怪物」安田顕
内藤拳を合わせず握手を求めた姿に感心した。彼もまた気合いの入った
プロレス者。格好良かったぞ、ヤスケン

2017年のイッテンヨンを予想!

日本プロレス界最大のイベント、新日本プロレス1・4東京ドーム大会
「WRESTLE KINGDOM 11」の全カードが確定。メインイベントを決める
ファン投票等は開催されず、すんなりIWGPヘビー級王座戦がメイン。
結構おもしろそうなカード編成となったので、注目カードをいくつか予想
してみる。

▼第1試合 テレビアニメ「タイガーマスクW」スペシャルマッチ
タイガーマスクW vs タイガー・ザ・ダーク

ポイントはタイガー・ザ・ダーク「中の人」の人選。ココにとんでもない
選手を持ってくれば、かなりの名勝負になる可能性もあるのだが、ここはW
の勝利を予想。何気にこの試合、楽しみ♪

▼第7試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
(王者)KUSHIDA vs 高橋ヒロム(挑戦者) 

1年頑張って来たKUSHIDAには申し訳無いが、この試合は凱旋帰国のヒロム
が勝つべき。前哨戦でのファイトには本当に未来を感じた。公約通りヒロム
は一発で王者となり、2017年にジュニアの主役になるべき。注目!

▼第9試合 IWGPインターコンチネンタル選手権試合
(王者)内藤哲也 vs 棚橋弘至(挑戦者) 

散々だった2016年を払拭するには、ここで棚橋が王者になるしか無いのだ
が、それによって内藤の勢いが止まることの方が怖い、というのが今の新日。
正直言えばタナに勝って欲しいのだが、内藤の防衛かなぁ、ココは。
そうなると棚橋に先は無くなっちゃうんだけど・・・。

▼第10試合 IWGPヘビー級選手権試合
(王者)オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ(挑戦者) 

年頭のこの試合をどう持って行くか?で、今年の新日が決まる。
2017のイッテンヨンには、棚橋・中邑が居ない。オカダにもケニーにも
メインイベンターの資格はもちろんあるが、どちらが2017年の主役を張る
のか、しっかりと見届けたい。予想は思い切ってケニーの王座戴冠

今年のドームはそこそこイケそうな感じ。後はどれだけ客が入るか?なんだ
けど、果たして? 今年は行かずにNJPW WORLDで観戦だな、きっと。

Road to TOKYO DOME

新日本プロレス年内最後の興行となる「Road to TOKYO DOME」
2連戦の後楽園ホール大会をNJPW WORLDでチェックした。その名称通り、
1.4東京ドーム大会への最後の煽り。

個人的に気になっているのがエース・棚橋弘至の調子の悪さ。
インターコンチネンタル選手権を闘う内藤に比べ、圧倒的に覇気の足りない
状況。メインストリームに棚橋の居ない新日本はどこか物足りない感がある
ので、なんとか「神ってる」内藤を攻略して欲しいのだけど・・・。

そして、凱旋帰国の高橋ヒロムが大化け。
新人時代から見ている選手だが、遠征前は正直愚直さと根性だけが取り柄の、
出世出来そうに無い選手だと思っていたが、どうやらその考えは引っ込める
必要があるかも。何よりもこの不貞不貞しい表情。何かやってくれそう。

今年の1.4、おそらくNJPW WORLDでの観戦になると思う。中邑AJも居な
い新日本が、どれだけの観客を集められるか要注目。そしてタイガーマスクW
として試合をするあの選手・・・。そろそろ戻って来てもいい頃合い。そちらに
も期待!

THE ORIGINAL LOS INGOBERNABLES

新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2016」が後楽園ホールで開幕。
通常、年末のこのシリーズは1.4ドーム大会への「繋ぎ」の意味合いが強く、
正直なんの興味も無かったのだが、スポーツナビの記事を観てぶったまげる
急遽、NJPW Worldにてチェック!

内藤哲也のパートナー「X」の正体は、なんとメキシコ・CMLLのルーシュ
オリジナルLos Ingobernablesが日本で実現してしまったのだから、驚く
より他無い。

そしてルーシュ、相変わらず恐ろしく強い選手
終盤、棚橋に見舞ったルーシュドライバーは抜群の破壊力。殆どに何もさせ
ずに棚橋&ジュース完勝しちゃったのだから凄い。

オリジナルL.I、もしかしたら“お荷物”と揶揄されたこのシリーズ自体を変え
てしまうかも。賛否両論はあるが、やはり内藤只者では無い
棚橋と言えど、ここから巻き返すのは難しいんじゃなかろうか?

更に今回のワールドタッグリーグには、“BAD ASS”ことビリー・ガンも参戦。
パートナーがヨシタツっつーのがちょっとアレだけど、WWE・ATTITUDE
中心選手の一人を新日本のリングで観られるのは至極の幸せ。どうせなら、
“ROAD DOG”とセットの“NEW AGE OUTLAWS”として観たかったけど・・・。

2016年のワールドタッグリーグ、侮れない。ちょっと注目しとこう!