内藤哲也、今年もMVP

第44回・東京スポーツ新聞社制定「2017年度プロレス大賞」発表。
MVP2年連続新日本プロレス / ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
内藤哲也。今年は最初から最後まで主役の座に居座った内藤の受賞に、異論は全く
無い。いまや何をやってもファンに許されるのだから、当分の間は内藤の天下が続
くのでは?と思う。1.4ドームでも、きっとIWGP王者になるんだろうなぁ・・・。

しかし、2011年からずっとMVPを独占する新日勢
もちろん、古くからの新日贔屓を自負する僕からすると本当に嬉しいのだが、ここ
まで「一強」の状態が続くとちょっと不安な気分にも。他団体勢はもっと頑張れ!
次回はDDTとか大日本からMVPが出ると刺激的なんだけど・・・。

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

▼2011年の棚橋弘至と中邑真輔 / 柳澤健(Kindle版)

柳澤健のプロレスノンフィクション「XXXX年の○○」シリーズ
復活しながらもあっという間に休刊の憂き目にあった雑誌・ゴングに掲載さ
れた同名の連載を大幅加筆(そもそも最終回が掲載されてない筈)、単行本
としてまとめられたモノ。

今や日本のプロレス団体で「一強」と呼ばれる新日本プロレス
しかし、ゼロ年代と呼ばれる2000〜2009年までの暗黒期は、我々の記憶に
新しい。物心ついた頃から人生の一部となっている新日本プロレスが、もう
どうにもならないところまで追い込まれた。僕ですら「消滅」が本当にあり
得ると思っていた。でも・・・。

・・・新日本には、棚橋弘至と中邑真輔が居た
二人とも新日本の歴史をほぼ否定し、新しい時代にマッチする団体にシフト
チェンジしようと懸命にもがいた。その姿勢はいわゆる“すれっからし”と呼
ばれる我々のような世代を盛大にカチンとさせたのだが、彼らは関係無い、
とばかりにブレずに突っ走った。その様をずっと見させられた僕らは・・・。
知らない間に彼らに魅了された。気が付けば、新日本の未来を彼らに託して
いた。なんとか出来るのは、お前ら2人だけだ、と。

その後。
新日本は見事にV字回復を果たし、オカダ・内藤・飯伏という次の世代を担
う選手も登場した。全ては棚橋・中邑のお膳立て。これだけ愛社精神に溢れ、
自分たちが出来ることの全てをやり尽くしたプロレスラーを、僕は彼ら2人
の他には知らない。

キーワードは「ストロングスタイル」
新日本の象徴と言うべきこの言葉に、違う方向から敢然と立ち向かった2人
偉大なプロレスラーの軌跡を、いろいろな人たちに知って欲しい。プロレ
スファンだけでなく、中小企業の社員、経営者なども。最高の人材適所
与え、モチベーションを刺激すれば、最悪の状況からも復活出来るのだから。

驚くべきことに「XXXX年の○○」シリーズでいちばん印象深い作品となった。
柳澤健という希有な作家に感謝すると共に、100年に一人の逸材キング・
オブ・ストロングスタイルに敬意を表したい。最高でした!

THE COBRA PV

Amazonプライムビデオで新しく配信された「有田と週刊プロレスと」、今週
のネタは“悲運のマスクマン”、あるいは、“謎のアストロノーツ”など、数多く
の異名を持つザ・コブラデビュー戦

有田氏曰く、「途中からプロモーションビデオになった」ことで伝説になった
デビュー戦、vsデイビーボーイ・スミス。これは僕もよく覚えている試合なの
だけど、間違い無く新日本の黒歴史(^^;)。まさかこのVTRは無いだろ、と思っ
てたのだが、普通にYouTubeにあった(^^;)。

問題のPVは07:17あたりから(^^;)。
改めて見れば、そこまでしょっぱい試合では無い気がするのだけど、そこは
やっぱり編集の力か? ダイジェスト部分無しで1試合観たら、やっぱり辛いの
かもしれない。

一応コブラの名誉の為に言っておくと、名勝負もあった。
最初の小林邦明戦、巴になったダイナマイト・キッド戦や2回目のスミス戦等、
新日本プロレスワールドあたりで探せると思うので、是非みて欲しい。

・・・間違っても最初のブラック・タイガー戦は観ないで欲しい(^^;)。

Y2J on NJPW!

5日に大阪で行われた新日本プロレスPower Struggle」。
棚橋vs飯伏のインタコンチ戦やジュニアタッグトーナメントの決勝など、
語るべき試合がいくつかあるのだが、それを凌駕する仰天のニュースが。

Y2Jことクリス・ジェリコ1.4東京ドーム参戦
バレッタを破ってIWGP USヘビー級王座を防衛したケニー・オメガに向
けて、ビデオメッセージを送ったジェリコ。WWEのJapan Tourなどで
たびたび来日はしていたが、日本の団体のリングに上がるのは下手すれ
20年ぶりくらいか? いやぁ、本当にびっくり。

しかし新日本、やるなぁ・・・。
まさかWWEのレジェンドを引っ張ってくるとは、夢にも思わなかった。
AJも中邑もマシンガンも持って行かれたのだから、逆にこういうのが
あっても全然良いと思う。どうせならジョン・シナとかランディ・オー
トンとかの現役ロースターも引き抜いちゃえばいい! やられっぱなし
だったから、正直気持ちいいぞ! 来年は久々にドームに行こう♪

闘魂最終章

▼闘魂最終章 アントニオ猪木「罪深き太陽」裏面史 / 井上譲二

プロレス檄活字シリーズ第三弾
このシリーズ、これまで全4冊が刊行されているのだけど、唯一食指が動
かなかったのがコレ。タイトルからすると、いちばん興味を持ってもおか
しくない本なのだけど・・・。

正直言うと、著者がちょっと(^^;)。
井上譲二とは、プロレスファンならお馴染みの元週刊ファイト編集長
あり、ハッキリ言えばファイトを潰した張本人。まぁ、ファイトが潰れ
たのは井上氏だけの所為では無い、というのは良く解っているのだけど・・・。

単純に、この人の文章の組み立てが好きでは無いのかもしれない(^^;)。
いわゆる「猪木本」としてのレベルはいたって普通であり、ファンなら
誰もがなんとなく知っていることしか書かれていない。それでも、資料
的な価値があるのなら特に文句は無いのだが、時系列があやふやになる
書き方をしていて読みづらいことこの上無い感じ。週刊誌(紙?)の
記事ならともかく、一冊の本になるとさすがにキツい。この人の場合は、
いわゆるコラムだけやっていた方が才能を発揮出来る気がするんだけど、
どうなんだろう?

この本よりも読むべき「猪木本」はもっとたくさんあると思う。
新しくファンになった人が最初に読む本がコレだとちょっとキツいかも
しれない。猪木愛に溢れているところだけは認めるけど・・・。

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