ハードコアサウナ

会員になっている錦糸町・楽天地スパから優待券が。
前回貰ったのは勿体無いことに期限切れに。今回は早めに使おう、という
ことで、ひさびさに男臭いサウナ・楽天地へ。

今回のサウナタイムは12分・12分・15分・16分・10分・12分77分
水風呂はインターバルに3分ずつ5回15分。うちロウリュは2回
もちろん2回とも熱波おかわりまでこなすフルコース

錦糸町でサウナワークをこなす場合、数回浴場から出てゆっくりする場合
が多いのだが、今日は約2時間ず〜っと風呂場に居続けた(^^;)。マッサー
ジ等のオプションの類も一切無し。おかげで終電車に頼ることなくやや早
い時間で帰宅できた! ・・・ハードコアだな、結構。

ところで今日は入浴前・入浴後に体重を量ってみた。
サウナの前と後で2.5kg違う、って結構凄い気がするんだけど(^^;)。
・・・アンドレ・ザ・ジャイアントじゃねぇんだから(^^;)。

これからどんどん暑くなる。
体温調整に難がある僕としては、サウナ&水風呂絶対必要な季節。
それはそれでちょっと憂鬱なのだけど。

「重版出来!」、レベル高いぞ!

TBS火10「重版出来!」、完全にハマった♪
コミック原作のドラマ化は原作の持つイメージに振り回される場合が多いのだが、
今回は全く原作を知らなかった、っつーのが良い方向に走ったかも。

大手出版社に就職し、青年マンガ誌編集部に配属された元柔道少女を、黒木華
瑞々しく好演。最近本当に出番の多い女優だが、役の幅が異様に広く演技力抜群
このドラマの主役はようやく実年齢に近いところだと思うのだが、その初々しさは
まるでデビューしたての女優のよう(^^;)。さらに雰囲気で“柔道経験者”を醸し出
しちゃってるのだから、もう感心するより他に無い。
オダギリジョー・荒川良々・安田顕・小日向文世・生瀬勝久・松重豊・ムロツヨシ
など、脇を固める俳優陣も実力者ばかりで、観ていて安心出来るドラマだと思う。

そして一応出版社と密接な仕事場で働いたことのある僕としては、この題材がイチ
イチ腑に落ちる。ストーリーの展開にも無理が無いし、毎週起こる事件に参加して
いる気分を味わっちゃってるのだから、そのハマりようも想像出来よう♪

TBSのこの枠のドラマとしては、これまでで最高かも。
最終回まで目を離せません、コレ。

Masked Rider “AMAZONS”

基本的に円谷プロ・ウルトラマン派の僕。
もう一方の雄である仮面ライダーシリーズにはイマイチのめり込めないの
だが、「仮面ライダーアマゾン」だけは別。石ノ森章太郎自らが原作に携
わったストーリー、斬新なキャラデザイン、個性豊かな怪人など、ウルト
ラマン派の僕でも認めざるを得ない快作。そんなアマゾンに、完全新作
オリジナルシリーズが誕生している。

「仮面ライダーアマゾンズ」
旧アマゾンのデザインを踏襲した赤い方アマゾンアルファ、今風の造型
緑の方アマゾンオメガ。バイオハザード風の完全に大人向けのストー
リーで、毎回かなりグロテスクな場面が頻発する。特に戦闘シーンのレベ
ルの高さは特筆モノで、オトナの特撮マニアは皆KOされるハズ。

ちなみにAmazonプライムビデオで毎週無料配信中。
AmazonAMAZONSっていうのが洒落が効いてて凄く良い♪

 

81歳いまだまんが道を・・・

▼81歳いまだまんが道を・・・ / 藤子不二雄Ⓐ

2012年に出版された単行本「78歳いまだまんが道を・・・」の文庫版。
著者は藤子不二雄Ⓐ。昭和の時代に生まれた日本国民であれば、誰もが
その名を知っている「生ける伝説」史上最高の漫画家の一人である。

Ⓐ先生の「まんが道」は、僕のバイブルと言って差し支えの無い青春群像劇
の傑作。自らをモデルとした満賀道雄の成長物語であり、ここでの満賀は
あまりにも“等身大”の青年として描かれている。本名で登場する手塚治虫
石ノ森章太郎赤塚不二夫、そして才野茂(a.k.a.藤子・F・不二雄)といっ
天才たちに囲まれ、彼らとの才能の差に苦悩しながらも、しっかりと着実
にまんが道を歩んでいく様に、同じく凡人である我々は何とも言えない共感
を覚え、その世界から離れられなくなる。

そして僕はいつも改めて気付く。
時代が進み、年齢を重ねても薄れないインパクト、そして麻薬に近い中毒性。
そんな作品を未だに生み出し続ける藤子不二雄Ⓐこそが、上記の天才たちの
更に上を行く孤高の天才であることに。

そんなⒶ先生の自叙伝は「まんが道」はもちろん、これまでに数十冊を読ん
でいる。この作品でも他作品で既に知っているエピソードが多々出てくるの
だが、そのたびに「まんが道」で読んだ場面を思い出してニヤッとする。
特に偉人伝の域に達しているトキワ荘時代の記述は秀逸で、このくだりに関
しては同じ話を何百パターン読んでも飽きない自信がある。

この文庫には単行本の刊行から3年分の「まんが道」が長い“あとがき”とし
て掲載されている。こういう形で今も進化し続ける作品を現在進行形で魅せ
てくれる偉大な才能の存在に、感謝の念が絶えない。

Ⓐ先生も今年で82歳
ここ数年ご病気の報なども聞こえてくるが、願わくばあと18年、100歳
では現役を続けて欲しい。いや、もちろんそれ以上でも何の問題も無い。
藤子不二雄Ⓐという偉大な才能は、間違い無く万人が欲するものだと信じて
いるので。

ちなみに「Ⓐ」(まるA)はちゃんと表示されてるのかな?
Ⓐ = Anarchy。僕は最高の敬意を持って、この名前をそう解釈している。

夜夢

▼夜夢 / 柴田よしき(Kindle版)

札幌出張時、羽田空港でオンラインチョイスしたホラー短編集。
行き帰りの行程と滞在中の夜だけで読破。今回の旅にはKindle PWを持って
いかなかったので、全てをiPad版Kindleで読み切った。最近では珍しい。

柴田よしきという作家は当然。語り部が随時変わる形式のホラー全9話
それぞれが独特の語り口で「怖い話」を語るため、同じ作家が書いたとは思え
ないくらいバラエティに富んでいる。ちょっと悪い言い方をするのなら、
“まとまりが無い”と言えなくも無いのだが、どうやら各所で別々に発表された
作品集、とのこと。ソレを考慮すれば、強引だがまとまっている、と評価して
もいいのかもしれないが・・・。

印象に残ったのは「つぶつぶ」
整然と並んだもの、例えばイチゴのつぶつぶ等に恐怖を感じる女性の話だが、
その偏執的な性格がとんでもない方向に発展して行く様はなかなか見事。
ただ、どちらかと言うとホラーの範疇からは若干外れているかもしれない。
そのあたり、少し残念(^^;)。

サックリ読める短編集で、一篇々々はそれなりにレベルが高い。各話に男女
の危ういストーリーを絡めるなどの共通点もあるのだが、やはり“一冊”とし
てのまとまりに難があるため、読む人によってはちょっとばかり喰いたりな
さを感じるかもしれない。

いわゆる長編を読んだらもう少し印象が良くなる気がするのだが・・・。
何かの機会があれば別の作品を読んでみようかな?