Thanks & Good-Bye

5年前にやってきて、主に浅草橋・秋葉原・上野界隈を共に走ってくれた
僕の折りたたみ自転車と、本日お別れ

自宅には既に緑色のマシンがあり、持ち帰っても置き場が無く、無理に
置いたとしても使わずにサビて行くだけ、と判断した結果、このまま
浅草橋に残ってもらうことにした。今日からI社のちょっとした足として
活躍してくれる。ということは、僕もまた乗る機会はあると思う。

取り敢えず黒いボディのカワイイ奴「ありがとう」、と。
そして、5年間も全く劣化しない保管環境を与えてくれた場所にも感謝。
今後の活躍を願っています!

Syncios for Mac

これまで母艦として使用してきたMacBook Prolate2008からmid2009
に変更。乗り換え自体はかなりスムースに進んだのだけど、大問題なのは
iTunesでの音楽の管理ライブラリまでは取り込めても、プレイリスト
消えてしまう。新たに作り直そうとしても、10,000曲を超える手持ちの
データを整理するのは、気の遠くなるような時間がかかる。

そして、Macが変わった所為でiPod代わりに使用しているiPhone4S新た
な曲が追加出来ない、というのも問題。コレをやるには、一度旧Macと
同期を解除し、新たなMacと同期設定しなければならないため、取り込
まれている音楽データが全て消える。非常に困る。

ということで、裏技を模索。
使用したのは↑↑のSyncios for Macというユーティリティ。iTunes抜き
iOS機器の管理が出来る。もちろん新たな音楽データを追加するのも可能な
ので、しばらくはコレで騙せると思うのだけど・・・。

選曲や音源編集・再構成は僕の業務の一部でもある。
先送り状態だけど、いつかはプレイリストの整理を完了させないと、以降
で発注を受けた時に非常に困る。一週間はかかりそうなんだけど・・・。

秋山善吉工務店

▼秋山善吉工務店 / 中山七里(Kindle版)

中山七里作品。
これまでの氏の作品と大きく違うのは、まず表紙のデザイン(^^;)。
いかにも頑固そうな大工然とした爺さんイラスト一発。こういう雰囲気、
他の作家の作品ではよく見られる気がするのだが、コレはどんでん返しの
帝王である中山七里の仕事。内容が全く予想できないまま読み始めた。

突然の火災で家と世帯主を失った母1人・男子2人秋山親子。残された
妻子は夫の実家である秋山善吉工務店に仕方なく身を寄せる。全てを失っ
てしまったにも関わらず、親子それぞれに降りかかる厄災。そんなピンチ
を救ってくれるのは、“昔気質の職人・法被を着た不言実行”こと秋山善吉
一方、警視庁捜査一課敏腕刑事は、火災の原因を放火と疑い始め、秋山
家を追い詰めていくが・・・という内容。

・・・いやぁ、爽快
人間味溢れるヒューマンミステリーといった具合で、人間の弱さ脆さ
そして東京下町の人情味溢れる絆が丁寧に描かれている。特に登場から
衝撃とも言えるラストまで、一貫してヒーローで在り続ける秋山善吉
格好良さ粋さは凄まじいまでの人間力。我々世代の「理想の祖父」像
が、きっちり表現されているのがニクい。

これは是非とも続編を、と期待してしまうのだが、この構成でそれを望む
のはちょっと無理があるかも(^^;)。いや、なんならいろいろ無かった事に
してくれても構わないから、シリーズにして欲しいくらい。

一風変わった感じの中山七里を読みたい人はぜひ。
もちろん代名詞である「どんでん返し」、今回も冴え渡っているので。

DOMINION IWGP INTERCONTINENTAL CHAMPIONSHIP

新日本プロレス・初夏のビッグマッチとしてすっかり定着した
ドミニオン・大阪城ホール大会をNJPW Worldにて。語るべきことが多々
あった大会なのだけど、ここはセミファイナルに絞って触れておきたい。

内藤哲也の保持するIWGPインターコンチネンタル選手権に挑んだのは、
欠場明けの棚橋弘至。東京ドームで内藤の下克上を許し、2017年の上半期
を完全に棒に振ってしまったエースが、現状でいちばん説得力のある王者
とどう闘うのか?が注目された一戦。

賛否両論があるとはいえ、「タイトルを粗末に扱う」というギミックで
中邑真輔以来初めてインタコンチに色を付けた王者の内藤。方法論はとも
かく、IWGPヘビー級戦線とは違った種類の闘いを新日本のもう1つの主軸
にした功績は認められるべき、と正直思う。この試合に関してのお膳立て
全て内藤が作ったモノ。ひさびさに完全なベビーフェースとしてリング
に上がった棚橋は、本当にイキイキと怒っていた

そして、新日本の中でも1・2を争う試合巧者な2人。それぞれ起承転結
作るのが非常に上手く、刻一刻で入れ替わる攻守芸術の域。棚橋の負傷
箇所である腕を攻める内藤ゾクッと来るような笑顔。気がついてみたら、
凄いチャンピオンになっていた。


しかし、今回は全ての局面で棚橋が少しだけ内藤の上を行ったかも。
中邑ポーズからのハイフライフローを決まり手にせず、拷問式テキサス
クローバーホールドフィニッシュに持ってきた、というセンスが凄い。
内藤がタップした瞬間、思わず「おお!」と唸ってしまったほど。

やはり棚橋はベルト姿が良く似合う
出来ることなら、棚橋は中邑・内藤に続き、インタコンチに色を付けられ
3人目の王者として、長くこのベルトを巻いて欲しい。
そして内藤も、もう遠慮無くIWGPヘビー級王座を狙うべき。それも年内
の戴冠を強く願う。今年のドームのメイン、王者・内藤に、誰かが挑む
というのが正しい気がする。内藤は上半期で、そこまでのことをやった
と僕は思っているので。