FREEZE

Amazonプライムビデオで今月19日から配信が開始された松本人志の番組、
「HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE」が、予想通り超絶に面白い

アイデア的にはとっくの昔に誰かが考えていてもおかしくないモノなのだが、
それがやたらと練り込まれた、ある種緻密な番組に進化。今現在の地上波で
はコンプライアンス的にオンエア出来ない内容をふんだんに含んだ、恐ろし
いプログラムとなっている。

改めて言うのもなんだが、やはり松本人志という男はズバ抜けた天才
配信というシバリの殆ど無い世界を手に入れた天才は、ここぞとばかり縦横
無尽に泳ぐ。もしかしたら、松本人志は今後地上波を「仕事」と割り切って
しまう日が来るかもしれない、なんてことを思った程。

Amazonプライムの特性をしっかり生かし、尚且つ「面白い!」と太鼓判を
押せるバラエティ番組は、残念ながら今のところ「DOCUMENTAL」とこの
「FREEZE」、そして「有田と週刊プロレスと」しか発見出来ていないのが
ちょっと寂しい。

例えばビートたけし好き勝手やるプライム番組なんて、すげぇ観たいんだ
けどなぁ・・・。

ロックバルーンは99

YouTubeでちょっと捜し物をしていたら、リコメンドにフワッと登場したビデオ。
本当に何の気無しにでクリックしたところ、そのパフォーマンスに目が釘付けに。

「99 Luftballons / Nena」
1980年代前半「ロックバルーンは99」という邦題で大ヒットした曲。
この曲自体は大好きだったが、日本に於けるNenaはいわゆる「一発屋」であり、
その後リリースされた作品がチャートに上がる事は無かった。ドイツのアーティ
ストなので、殆ど英語で歌わなかった、というのも原因だと思うのだが・・・。

このビデオのNena、まるでハードロックバンドのボーカルのよう。
クレジットが無く、いつの時代のパフォーマンスなのかは定かでは無いのだが、
おそらく最近のライブ。キレイ系だった昔がウソのようなアグレッシブさで、
ステージ上を縦横無尽に走り回り、コール&レスポンスを繰り返すNenaを観て
いたら、何故だか涙が出てきた

僕が勝手に泡沫扱いしていたアーティストは、今もまだパワフルに歌っている
続けていけば、きっと・・・。

▼ORIGINAL ALBUM CLASSICS / NENA

IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦

新日本プロレス「DESTRUCTION in KOBE」神戸ワールド記念ホール大会。
G1終了後最初のビッグマッチ。この夏にG1王者となり、自動的に来年の1.4ドーム
に於ける“IWGPヘビー級王座挑戦権利証”保持者となった棚橋弘至が、自らが指名し
オカダ・カズチカと争奪戦を行った。

「G1公式戦でオカダと引き分けたままではドームのメインに行けない」とした棚橋。
もちろん今のオカダは難敵中の難敵であり、これまで移動したことの無い権利証が
動く可能性は大。それでもオカダを指名した棚橋の心意気が泣ける・・・。


試合は序盤から激しい打撃が交錯する展開に。
優勢となった棚橋は場外へのプランチャを敢行したのだが、この時に古傷のを痛
めた模様。オカダはこの機を見逃さず、非情とも言える足攻め。満足にロープワー
クも出来なくなった棚橋に、勝ち目は無い、と一瞬思ったのだが・・・。

攻められても諦めない棚橋は、終盤になってからなんとペースを取り戻す。
↑↑の体勢でロープ最上段に立った棚橋は、ここからとんでもない方法で必殺技の
ハイフライフローを繰り出した。オカダを蹴落とし、同時に自分も飛ぶ。時間差の
無いフライングボディプレスなんて、初めて見たかもしれない。

最後は正調ハイフライフローを背中・正面と2発決め、オカダから3カウント。
どう考えても不利な試合を執念で自分のモノにした棚橋はやっぱり凄い

見事権利証を防衛した棚橋だが、試合後にG1で棚橋・オカダの両者から勝利を挙げ
ているジェイ・ホワイトが乱入。棚橋ばかりかオカダにもスイッチブレイドを決め、
結託した外道と高笑い。これでおそらく現行のCHAOSは解体せざるを得ない。

変革期なんだなぁ、新日本も。
しかし、最後に凄まじい乱入劇こそあったものの、危険な技に頼らずに観客を熱狂
させる棚橋のスタイルは、昨今のプロレスに対する強烈なデモンストレーション
応援したくなって当然だな、棚橋弘至という選手は。おそらくドームまでのどこか
でジェイの挑戦を受けることになると思うが、まず星を取りこぼすことは無い。
来年のドームは、久々にタナ「愛してま〜す!」が聞けるかも!!

Mr.Yasuyuki Kunitomo

漫画家・国友やすゆきさんが、去る9月20日に逝去。死因は今のところ明らかにさ
れておらず。享年65

・・・ニュースの文字を読んだ瞬間、真っ白になった。
「AD物語」「企画アリ」といった一連の広告関係の作品は、明らかに僕が今の
ような仕事をしている一因。大ヒットし、ドラマ化された「100億の男」以降も、
媒体の特性に合わせたジャンルの作品を多々執筆。「幸せの時間」以降の思い切
ったエロ展開にもワクワクさせて貰ったのだが・・・。

長い間ずっとマンガが好きだった僕だが、実際にお会いして話をさせていただい
た漫画家さんは、国友先生ただ一人。単なるファンの僕の話をニコニコ聞いてく
れ、先生ならではのいろいろなエピソードを話してくれた。元気の塊のような、
すばらしい方だったのに・・・。

先生と一緒に六本木で歌ったHonky Tonk Womanは、僕の宝物です。
本当に、お疲れ様でした。また必ず、どこかで。

参考:「100億の男」国友やすゆきが65歳で死去(コミックナタリー)

▼企画アリ① / 国友やすゆき(Kindle版)

▼AD物語① / 国友やすゆき(Kindle版)

郷海・Satomiラーメン醤油

引き続き宿泊中のファミーイン幕張
確か前々回くらいの滞在から恒例化しているのが、夜の晩餐会をここのレストラン
で済ましちゃう、という荒技。っつーか、なんでこれまでやらなかったのかがやや
不思議な程なのだけど・・・。

ということで、展望レストラン郷海・Satomiラーメン醤油
とにかく、ホテル付帯のレストランとしては間違い無くバカ安、その割りになかな
か美味い一品料理を出してくれるお店。このラーメンは手作り感溢れる普通の醤油
ラーメンなのだが、なんというか、非常に懐かしい味のするラーメン。麺はややク
タッと柔らかいタイプだから好みが別れそうだが、おつまみにもなっているチャーシューがかなり好みの味。

呑んで、〆まで出来て、しかもエレベーター降りたら部屋。
・・・なんか、かなりこの玄人好みのホテルが好きになってきたかも。

参考:ファミーイン幕張(official)