2020・G1-30 at 両国国技館 vol.1(17/19)

#G1 #両国国技館(1)


『G1 CLIMAX 30』、各ブロック共に公式戦残り1試合
今年は3年ぶりの両国3連戦が組まれ、今日はAブロックの最終試合。今日明日
はちょっと点数に拘って状況を解説せねば・・・。

ブロック突破の可能性があるのは、ジェイ・飯伏・オカダの3名に加え、かな
り少ない確率でオスプレイにもチャンスが。ジェイは勝利すれば突破、飯伏は
自らが勝利してジェイが負ければ突破、オカダは自らが勝利して飯伏・ジェイ
が負ければ突破、ということになる。オスプレイの場合、自らがオカダに勝利
し、飯伏・ジェイが負けると直接対決の結果が三つ巴となるため、何らかの形
で決定戦、ということになる。

今日の予想はオスプレイ突破願望が大きく入ったモノ。オスプレイに上がって
欲しいが、かなり厳しい感。そして飯伏の相手はタイチ。何かが起こりそうな
予感が・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


高橋裕二郎<1勝8敗>【Pimp Juice】<4勝5敗>ジェフ・コブ×
鷹木信悟<4勝5敗>【Last of The Dragon】<3勝6敗>鈴木みのる×
ウィル・オスプレイ<6勝3敗>【Storm Breaker】<6勝3敗>オカダ・カズチカ×
×タイチ<4勝5敗>【Kamigoe】<7勝2敗>飯伏幸太
石井智宏<4勝5敗>【Brain Buster】<6勝3敗>ジェイ・ホワイト×


[本日のピックアップ]


今回のG1、Aブロックはとにかく毎日凄かったのだが、今日は興行を通して
100点満点な内容。アンダーカードを含めた全6試合、それぞれに見どころが
あり、全てに触れたいところなのだが、ピックアップは衝撃度MAX第四試合

ウィル・オスプレイvsオカダ・カズチカ
CHAOS同士、お互いを「兄弟」と呼ぶ両者だが、今回オスプレイがヘビー級
に転向してから初の絡み。星取りからも見逃せない重要な試合である。

序盤から飛ばすオスプレイが全篇で主導権を握る。
スピードで完全に上回り、パワーで引けを取らない。正直、今現在の実力では、
オカダよりもオスプレイの方が上なのではないか?と感じるくらいだった。

しかし、さすがにスタミナで上回ったオカダが、終盤やや攻め疲れたオスプレ
イをマネー・クリップ捕獲。万事休すと思われた瞬間、リングサイドには・・・。

オスプレイのガールフレンド、ビー・プレストリーがエプロンサイドでレフェ
リーの気を引いている間に、スーツ姿の大男が乱入。オカダにクロースラム
放つ。正体は・・・グレート・O・カーン。イギリス遠征中の筈の岡倫之である。

グロッギーのオカダに必殺のストームブレーカーが炸裂し、オスプレイ勝利
試合後、なんとオカダにヒドゥン・ブレイドを放ち、CHAOSとの決別を宣言。
ヒールターンの動きだが、会場のファンはどうやらコレを歓迎。次のシリーズ
新しいオスプレイが観れそうでワクワクする。

ジェイの巧技を根性で振り切った石井の試合や、蹴りだけしか技の出ない
様な試合をした飯伏タイチも凄かったが、結局は飯伏が得点数でAブロック
突破。果たして決勝の相手は誰になるのか・・・。EVILじゃないといいけど(^^;)。


[本日までの星取表]


fireTV cube

#Alexa


今年も大旋風を巻き起こして終了したAmazon Prime Day
毎年何かしらを購入してしまうセールなのだが、今年はfireTV買い換え年
いや、なんとなく2年に1回の割合で買い換えているだけなんだけど(^^;)。

で、fireTV cube。これが9,000円しないで買えちゃったのだから凄い。
これまで購入したfireTVの中ではいちばん巨大な筐体。何故にコレにしたか
と言うと、ヘキサコアのCPUと高性能なGPU、何よりもストレージが16GB
ある、というのがポイント。

僕の場合、Amazonプライムビデオの他にたくさんの配信サービスを利用し
ており、アプリとそのキャッシュだけでもストレージを結構使用する。
現在使用しているfireTV8GBのストレージで、残りは既に1GBちょっと
か無いから、これでかなりの余裕が出来ると思う。

あと、Alexaで殆どの機能がボイスコントロール出来るらしいけど、既に
echo spotを使っているから、混乱しそうでちょっと怖い。どっちかの名前
を変えれば問題無いのかなぁ・・・。

そうなると片方がアレクサだから、もう一方はベッキーかな?
ベイリーでもいいけど。取り敢えず、セットアップは明日!

2020・G1-30 at 横浜武道館(16/19)

#G1 #横浜武道館


『G1 CLIMAX 30』横浜武道館大会。
惜しまれつつ閉館した横浜文化体育館の近くでつい最近オープンした会場で、
キャパシティは約3,000人。後楽園ホールを一回り大きくした感じなのかな?
新日本プロレス今日が初めての使用となる。
正直、Bブロックの勝敗には既に興味が無い(^^;)。おそらく棚橋の決勝進出
が無くなったのが原因。何度も書いてるように推しSANADAなのだが、か
と言って棚橋がSANADAに負けるところは見たくない、というのが本音。
さて・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝7敗>【Game Over】<4勝4敗>KENTA
×J・ロビンソン<3勝5敗>【Europium Cratch】<5勝3敗>Z・セイバーJr.
×矢野通<3勝5敗>【School Boy】<6勝2敗>内藤哲也
EVIL<6勝2敗>【Evil】<4勝4敗>後藤洋央紀×
SANADA<5勝3敗>【Rounding Body Press】<3勝5敗>棚橋弘至×


[本日のピックアップ]


今日はG1云々は置いておくことにする。
久しぶりに「ザ・プロレスリング」が展開された。コレを無視してしまった
ら、昭和プロレス者として失格だと思う。

棚橋弘至vsSANADA
2人のプロレス観はおそらくかなり近いのだが、共通しているのは両者共に
藤波辰爾の匂いを強く感じさせてくれること。小手先では無い本物のテクニ
ックを持つ2人だから、鉄板で凄い試合になる、と思っていたけれど・・・。

・・・久しぶりに想像を超えた
スタンドからグラウンドへの流れ、グラウンドでの主導権の取り合い、安易
に出されない打撃など、ある意味でクラシカルな攻防なのだが、それを長々
と見せられても全く退屈しないのだから凄い。

SANADAがこういう試合が得意なことは知っていたが、そこに乗っかった上
である部分を上回って魅せた棚橋のセンスに思わず唸る。終盤、SANADAの
スカルエンド足を使った関節技で切り抜ける、という動きは、おそらく
棚橋にしか出来ない切り返しだった。

気が付いたら残り時間3分。結局予想通りラウンディング・ボディプレス
連発で決まり、若いSANADAの勝利。しかし、最後までどちらが勝つか解ら
ない凄い試合を創り上げた2人に、拍手を贈りたい。

今日の結果を受け、ブロック突破の可能性があるのは内藤・EVIL・SANADA
の3名に絞られた。行きそうなんだけどなぁ、SANADA・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 浜松アリーナ(15/19)

#G1 #浜松アリーナ


『G1 CLIMAX 30』、今日の浜松で巡業はフィニッシュ、後は首都圏での大会
を残すのみとなった。Aブロックで決勝進出の可能性を残しているのは、ここ
までを5勝2敗で切り抜けたオスプレイ・飯伏・ジェイ・オカダ4人に絞られ
ており、今日はそこから誰が脱落するのか?に興味が集中している。個人的に
もう一つ興味がある件があるんだけども。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×ウィル・オスプレイ<5勝3敗>【Tour of The Island】<4勝4敗>ジェフ・コブ
飯伏幸太<6勝2敗>【Kamigoe】<8敗>高橋裕二郎×
×鷹木信悟<3勝5敗>【Black Mephisto】<4勝4敗>タイチ
×鈴木みのる<3勝5敗>【Bladerunner】<6勝2敗>ジェイ・ホワイト
オカダ・カズチカ<6勝2敗>【Money Clip】<3勝5敗>石井智宏×


[本日のピックアップ]


今日もチョイスが難しいくらい好試合が続いた。最初に指摘した通り、今回
のG1はAブロックとBブロックの「人選」にあまりに差があり過ぎ(^^;)。
そんな中で、今日は敢えてこの試合をピックアップしてみて。

飯伏幸太vs高橋裕二郎
両者のリーグ戦戦績を見ればその差は一目瞭然、飯伏に負ける目は無い、と
予想すべき。実際、僕の予想もそうだった。

しかし、期待していたのは裕二郎の起こすサプライズ
度重なるケガからようやくG1に復帰したのに、さすがに全敗では目も当てら
れない。比較対象はBブロックYOSHI-HASHIということになっちゃうのだが、
今回YOSHI-HASHIは試合内容で評価されている上に、1勝を上げている。

試合運びには上手いし、受けっぷりも良い裕二郎。本当ならもっと評価されて
良い選手であり、ジョバーを甘んじて受ける年齢でも無いハズ。だからここで
キャリアに差の無い飯伏を破る、というアップセットを期待していたのだが・・・。

結局、飯伏のカミゴエがズバリと決まり、敢えなく轟沈・・・。
あと1試合残っているとはいえ、コブに凄い試合内容で勝って1勝したとして
も、ほぼ全試合で好印象を残しているYOSHI-HASHIにすら及ばない

冒頭に書いた僕の興味とは、裕二郎が1勝を上げるとしたらココじゃないか?
ということ。あのNO LIMITを動かしていたのは内藤でなくて裕二郎。あの頃の
裕二郎は、「強さ」に於いて群を抜いていたハズ。いつか必ずトップに上がっ
てくると信じているのに、この体たらくでは・・・。

・・・今後の裕二郎はともかく、Aブロック制覇は3人に絞られた。
圧倒的に有利なのはジェイだが、果たしてどうなることやら・・・。


[本日までの星取表]


永遠の最強王者 ジャンボ鶴田

#おそらく最強だった善戦マン


▼永遠の最強王者 ジャンボ鶴田 / 小佐野景浩

G1中はほぼプロレスのトピックで埋まるこのブログ。狭間の移動日くらい
はプロレスから離れれば良いのだけど、今日の書評もプロレスモノに(^^;)。

全日本プロレスの“初代絶対王者”こと、ジャンボ鶴田の評伝。
著者は元週刊ゴング小佐野景浩編集長。業界では「天龍番」として知られて
いた記者が、鶴田の一生を描く、というのがまず面白い。

とにかく、半端じゃない文章量にまず驚かされる。
書かれているのは紛れもなく正確な事実ばかり。週刊ゴングという雑誌がど
れだけ丁寧な取材をしていたかが非常によく解る構成。これに加え、小佐野
さんという超一流の編集者が絶妙なバランスで解説を入れる。こういう書籍
だと鶴田を褒めちぎる内容に終始するのが普通なのだが、否定的な意見もし
っかり記述。きちんと「フェア」な作品になっていると思う。

ジャンボ鶴田の怪物的な強さは、昭和からのプロレスファンなら誰もが認め
るところ。しかし、その認識がついたのは天龍革命以降。もし天龍があのタ
イミングで鶴田に牙を剥かなかったら、僕らがジャンボ鶴田に対して持った
イメージは「善戦マン」で終わっていたハズ。悪い言い方をするのであれば、
「ちょっとマシな木村健悟」くらいのレベルである。

これは、元々怪物的なポテンシャルを持っていながら突き抜けられなかった
男が、どのように覚醒していったのか?を追った物語。だから、正直あまり
ジャンボ鶴田に思い入れの無い僕でも、興味を切らさずにしっかり読了する
ことが出来た。

ジャンボ鶴田が亡くなって、もう20年が経過する。
かなり遅くなったけど、ようやくジャンボ鶴田の一生がしっかりした作品と
してまとまったことを、とても嬉しく思う次第。

・・・そして、関係者の皆様は続いて藤波辰爾の評伝リリースを検討して欲しい。
猪木馬場も、天龍鶴田も、そして前田長州でさえもしっかりした書籍
が存在するのに、藤波の作品が無い、というのは大問題。藤波さんご本人が
元気なうちに、是非!