NEW BEGINNING USA 2021

#njnbg


NJPW WORLD『NJPW STRONG Episode 29』が本日配信。
特殊契約(AEWとの掛け持ち許可)のままIWGP US王座を保持し続けている
ジョン・モクスリーに、挑戦権利証保持歴が半年を上回ったKENTAが挑戦。

いろいろな意味で重要な試合
モクスリーはこれまでアメリカ国内で行われる新日本プロレスのイベントに
は出場出来ない契約だった筈。これが解禁されたことでAEWとのコラボレー
ションも実現し、今後が期待されているのだが、もしKENTAが勝ってしまっ
たら、全てが終わる可能性がある。なので、かなりモクスリーに肩入れして
見てしまったのだが・・・。

・・・正直、内容はけして良くなかった
これは両選手の責任ではなく、無観客の弊害。せめて100人でも観客が居れ
ば、もっと盛り上がった気がするのだが、米国ではまだちょっと難しいのか
もしれない。

結果はモクスリーの防衛
これでまだNJPW×AEWに続きがある目が出たし、ゲスト解説を務めた棚橋
挑戦を表明してくれたのも嬉しい。今年のG1はぜひ出場して欲しいなぁ、
モクスリーには。

CyberFightの重大発表

#NOAH #DDT


CyberFightグループDDTNOAHが共同で記者会見
双方共にビッグマッチ後の定例会見だが、ここで全く予想もしなかった
発表がなされた。

現GHCヘビー級王者、武藤敬司プロレスリング・ノア入団
まさか武藤がココに来て団体に所属するとは、夢にも思わなかったけど、
よくよく考えてみたら「必然」と表現しても良い動き。NOAHにとって
も武藤の入団は今のところメリットしか無く、今後の展開が楽しみにな
ってきた。

そしてコチラは既定路線だが、秋山準DDTプロレス正式入団
KO-Dを戴冠してから入団、というケジメの付け方が見事。選手としては
もちろん、秋山が本格的に新人のコーチを行えば、DDTの若手は今以上
に仕上がり、DDTという団体が実力でもメジャーの一角を占めるように
なる気がする。

NOAHでは「世代交代が進まない」、という否定的な意見もあるとは思う
が、今のところ所属に武藤を凌駕出来るプロレスラーが居ないのも事実。
いろんな意味で武藤を利用しまくり、無理の無いスピードで世代交代すれ
ば良いと思う。

もしかしたらまた【三団体時代】が来るかもしれない。
全日本プロレスが完全に蚊帳の外なのがちょっと気になるけど。

飯伏幸太 vs SANADA

#njnbg


新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA」2日目。
結構長期に渡って行われたニュービギニングシリーズも今日が最終日

メインは飯伏幸太SANADAが挑戦したIWGPダブル選手権
この2人、今の新日本の中でも「試合のセンス」が突出している感。
鉄板で良い試合になる、と確信して観ていたのだが・・・。

期待に違わぬ好勝負
特にSANADAクラシカルなテクニックには毎度唸らされる。丸め込
み系の技であるオコーナー・ブリッジが出るだけで観客のテンション
が異様に上がるのだから凄い。

しかし、試合は飯伏が完璧なカミゴエを叩き込んで勝利。
年明けに王者になった飯伏だが、既に安定感が出て来た感あり。強く
てカッコイイチャンピオン、少なくとも年内は防衛し続けて欲しい。

終わってから気付いたのだけど、この試合は久しぶりに「乱入」とか
「介入」が一切無かった。そういうのもけしてキライでは無いけど、
やっぱりこういう【熱戦】新日本の中心路線であって欲しいところ。

次は内藤インターコンチ王座のみに挑戦。
こういう一工夫は良いと思うな、うん。

HIROMU vs SHO

#njnbg


新日本プロレス「THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA」初日。
今日のメインイベントは、なんとこの2人のIWGPジュニア王座戦だった。

王者高橋ヒロムに挑んだのはSHO
双方共にデビュー当時から観てきた選手だが、まさかこの2人が新日本
のビッグマッチのトリを飾る日が来るとは・・・。ある意味、感無量。

・・・凄い試合だった。
今回どちらを応援していたかと言うと、それは間違いなくSHOなのだが、
残念ながら今のヒロムにSHOが勝てると思っていなかったのも事実。
結果は予想通りではあったけど、35分を超える熱戦で、もしかしたら
SHOが勝つのでは?と思った瞬間が幾つもあった。次以降にチャンスが
あったら、今度はSHOがきっと・・・と思わせてくれた。

にしても、ヒロムのカリスマぶりは本当に恐れ入った。
若手の頃は「熱さ」以外に観るべきところは無く、正直出世は難しいと
思っていたが、その頃が嘘のような活躍ぶり。ヒロムを中心に回ってい
何度目かの新日ジュニア黄金期は、もうちょっと続くかもしれない。

そしてSHOに関しては・・・。
もちろん、極めて近い将来確実に王者になれる器ではあるが、個人的に
はもうヘビー級に戦場を移しても良いと思う。NEVER戦線で鷹木や石井
とガンガンやる方が、SHOには相応しい気がする。

とにかく、2人がどんな道を選んでも応援はさせて貰う。
ヒロムもSHOも、既に新日本の「宝」なので。

LEON SPINKS

#NEON LEON #THE JUNK


WBA・WBC統一世界ヘビー級王者レオン・スピンクス氏が、2月5日
に死去。死因は明らかでは無いが、前立腺癌でかねてより闘病中であった。
享年67

故人に敬意を表し、以下敬称略で記載します。

モントリオール五輪金メダリストであり、プロでの世界王座獲得はあの
モハメド・アリを破ってのモノ。本来なら『伝説』の位置に居てもおかし
くない実績なのにも関わらず、ボクシングから退いた頃の生活は荒れ、一
時はホームレスにまで身を落としたという。

↑↑このアリ戦も「世紀の番狂わせ」と形容された。
確かにアリの動きは鈍く、後日アリ本人も練習不足であったことを認めて
いるが、実はスピンクスの攻めもなかなかのモノ。フロックであったこと
は間違いないと思うが、ラッキーだけでアリに勝つことは出来ない

そんなスピンクスを何故僕らが覚えているのかというと、アントニオ猪木
の対戦相手としてプロレスのリングに上がったから。あの試合は正直酷い
内容だったが、スピンクスは意外なカタチで日本のプロレスと関わりを持
ち続けることになる。

なんとFMWに参戦し、大仁田厚金網デスマッチで対戦する、という、
あまりにトリッキーな復活。しかも、通常のシリーズに全戦参加し、いわ
ゆる「ドサ回り」までこなした。この時期のFMW、僕は何度も会場で観て
いたのだが、この時のスピンクスは動きも良く、プロレスラーとしてしっ
かり成立。ボクシング出身のプロレスラーとしては、今もNO.1だと思う。

ボクシングの元世界王者でありながら、そのジャンクっぷりが際立つ、
あまりに見事な生き様だった。次の機会が出来れば、今度はスピンクスの
ちゃんとしたボクシングの試合が観たい。

だからまた必ず、どこかで。