2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.3(13/19)

#G1 #大阪府立体育館(3)


『G1 CLIMAX 30』、岡山から中一日明けて大阪へ移動。
今年は大阪で開幕2連戦があったにも関わらず、後半でもう1日入れて来た
らちょっと驚いた。両ブロック共にリーグ戦の残りは3試合。全9試合だから、
今日から後半戦ということになる。Aブロックでチャンスがあるのは3勝3敗
以上の成績の選手たちか。今日の段階で裕二郎とコブの優勝の目は無い、と。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


ジェフ・コブ<3勝4敗>【Tour of The Island】<3勝4敗>石井智宏×
×高橋裕二郎<7敗>【Bladerunner】<5勝2敗>ジェイ・ホワイト
ウィル・オスプレイ<5勝2敗>【Storm Breaker】<3勝4敗>タイチ×
飯伏幸太<5勝2敗>【Kamigoe】<3勝4敗>鈴木みのる×
×鷹木信悟<3勝4敗>【Money Clip】<5勝2敗>オカダ・カズチカ


[本日のピックアップ]


どの試合もインパクトを残した大阪ver.3、迷いに迷ったのだが、今日は
敢えて3試合目をチョイスしてみた。

ウィル・オスプレイvsタイチ
ある意味で大器晩成、おそらく今がピークタイチと、鳴り物入りで登場し
今も音の鳴り止まないオスプレイ、ジュニア時代以来の久々の対戦。

今回のG1、僕が裏MVPに挙げているタイチが今日も大活躍。
試合内容に全くハズレが無く、どの試合も観客が異様に盛り上がるのは、間
違い無くタイチの上手さ小憎らしさが突出しているから。今日もオスプレ
イを相手に真っ向勝負を展開したのだから凄い。

あんまりこういうことを言いたく無い(^^;)のだけど、全日本四天王の流れ
を汲むタイチ「受け」には感心する。今日もオスプレイのフルコース
璧に受けきり、見事な負けっぷりで轟沈して魅せた。

オスプレイは点数を2桁に乗せ、同率首位をキープ。もしも次のオカダ戦に
勝利するようなことがあれば、高い確率でAブロックを突破しそう。そうな
ったらおもしろいんだけどなぁ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at ジップアリーナ岡山 (12/19)

#G1 #ジップアリーナ岡山


『G1 CLIMAX 30』、広島からちょっと横に移動して岡山大会
パンチのあるカードは無いのだが、今日の結果如何で優勝戦線に残る人・脱落
する人が決まる可能性あり。現状、3敗以下の選手にはまだチャンスがありそ
うなのだが・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×YOSHI-HASHI<1勝5敗>【GTR】<3勝3敗>後藤洋央紀
ザック・セイバーJr.<3勝3敗>【Heel Hold】<3勝3敗>矢野通×
SANADA<3勝3敗>【O’Connor Bridge】<3勝3敗>KENTA×
内藤哲也<5勝1敗>【Destino】<3勝3敗>ジュース・ロビンソン×
×棚橋弘至<3勝3敗>【Evil】<3勝3敗>EVIL


[本日のピックアップ]


・・・いろいろ熟慮した上で、今日のピックアップは↓↓コレ。

ザック・セイバーJr.vs矢野通
今日の試合、熱戦になった試合は結果に納得がいかないし、結果が予想通り
だった試合は内容的にピリッとせず。消去法でこうなったワケなのだが・・・。

矢野通、おそらく今現在新日本最強のプロレスラーだと思われる。
しかし、本格派として活躍するにはルックスに恵まれず極悪ヒールをやる
には顔が面白すぎる。で、ようやく発見した立ち位置がコミカルファイター
というスタイル。勝っても負けても短時間で試合が終わり、悲壮感は皆無。
それはそれで全然アリなのだけど・・・。

今日の矢野の試合はやや長かった
グラウンド巧者ザックとの丸め込み合戦はやたら見応えがあり、普段の
矢野なら絶対に見せない引き出しをちょっとだけ開けてくれた感。奇想天外
な反則もいいが、こういうテクニカルなせめぎ合いをもっと観たい気が・・・。

最後は切り返し合いを制し、変形ヒールホールドを極めたザックの勝利。
しかし、コレが決まってもしばらく粘った矢野の姿に、隠れた実力者の本来
の姿を観た気がした。矢野通という存在、マジで貴重だと思う。

しかしBブロック、内藤があと3試合残して二桁を超えたのにはビックリ。
まさかこのまま行く、ということは・・・。SANADAを推してるんだけどなぁ、
今回は。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 広島サンプラザホール vol.2(11/19)

#G1 #広島サンプラザホール(2)


『G1 CLIMAX 30』、広島2連戦の2日目。
昨日のBブロックと比較すると、派手では無いが、が注目しそうな粒の揃っ
たカードが並ぶ。後楽園ホールでやっていたら、ちょっと観に行きたくなるよ
うな感じ。やっぱり今回のメンツはAブロックの方がいいかも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×高橋裕二郎<6敗>【Brain Buster】<3勝3敗>石井智宏
オカダ・カズチカ<4勝2敗>【Quick(Ebi)】<2勝4敗>ジェフ・コブ×
ウィル・オスプレイ<4勝2敗>【Storm Breaker】<3勝3敗>鈴木みのる×
ジェイ・ホワイト<4勝2敗>【Bladerunner】<3勝4敗>タイチ×
×飯伏幸太<4勝2敗>【Last of The Dragon】<3勝3敗>鷹木信悟


[本日のピックアップ]


今日はどれにしようかかなり迷ったのだけど、やっぱりメインかな?
もし10年前に実現していれば、大きな話題になったかもしれない初対決。

飯伏幸太vs鷹木信悟
インディ育ちだが、その頃から突出していた2人が、新日本プロレスのリン
グでメインイベント。しかもG1。それだけで感慨深い。

ペースは鷹木。飯伏はやや受けに回る展開が多くなったが、ここまでの経験
でその姿に余裕が見える。同い年・同年デビューだが、現実は飯伏が一歩先
を行く状況。取り敢えずその「格」を、鷹木は壊しにかかった。

次第に消耗戦となり、前半飛ばした鷹木がやや劣勢に。しかし飯伏も受けす
ぎたのか、攻撃の迫力に欠ける。それでも絶好のタイミングでボマイエを決
め、仕上げのカミゴエを狙ったのだが・・・。

カミゴエの膝を抱え込んだ鷹木が、起死回生のラスト・オブ・ドラゴン
これがズバリと決まってしまい、勝利は鷹木の元に転がり込んできた。

おもしろかったが、やはり2人がもっと若いウチに観たかったかもしれない。
無茶をする頃の2人なら、もっと殺伐としたとんでもない試合になった気が。
しかし、この2人はまだ内容を高めて行ける筈。今後の展開に期待する。

・・・今日の結果で、4勝2敗4人に。残りのカードを考えると、Aブロックを
制覇するのはジェイオスプレイ。本命はジェイだけど、個人的にはオスプ
レイを推したいところ。終盤どうなるか、マジで目を離せなくなってきた。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 広島サンプラザホール vol.1(10/19)

#G1 #広島サンプラザホール(1)


『G1 CLIMAX 30』、今年は広島2連戦
Bブロックには広島カープを愛して止まない内藤がおり、更に同率首位を走っ
ている状況。残念ながら今年のカープは非常に弱いのだが(^^;)。
昨年G1でKENTAに惜敗してる棚橋、メインでリベンジマッチが組まれている。
他の誰に負けても構わないけど、KENTAにだけは負けて欲しくない、という
のが本音だなぁ・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×矢野通<3勝2敗>【Goto-Shiki】<2勝3敗>後藤洋央紀
SANADA<2勝3敗>【Rounding Body Press】<2勝3敗>ザック・セイバーJr.
EVIL<3勝2敗>【Evil】ジュース・ロビンソン<3勝2敗>×
内藤哲也<4勝1敗>【Destino】<1勝4敗>YOSHI-HASHI×
棚橋弘至<3勝2敗>【Texas Clover Hold】<2勝3敗>KENTA×


[本日のピックアップ]


・・・ということで、今日のピックアップはもちろんメイン

棚橋弘至vsKENTA
これまでの二人の歴史を考えると、対戦成績が棚橋の0勝1敗という事実が悔
しすぎる(^^;)のだが、一応今の勢いはNJCUSAを制したKENTA。今回のG1、
ここまでの戦績は両者共に2勝2敗。お膳立ての出来た状態ではある。

ノラリクラリで試合のペースを作ろうとしたKENTAだが、さすがにエース
ゲームメイク権を渡さない。ただし、自分がやられまくる、といういつもの
スタイルで。僕はそんな棚橋が大好きなのだけど、ここ2〜3年は本当にコン
ディションが悪そうで、そういうシーンがマジで心配になる。

こういう試合になると、逆にイキイキするのがKENTA。おそらくこの試合が
KENTAの新日本ベストバウトと言っても良い。改めて、棚橋の引き出しの奥
深さを感じずにいられない試合となった。

が、今日は絶体絶命のピンチを脱した棚橋が、ハイフライアタックからフィ
ニッシュに選んだのはテキサスクローバー。あのKENTAをタップさせたのだ
から、昨年からのモヤモヤが一気に晴れた

試合後のエアギター、バックステージのコメントも、非常に棚橋らしい感動
的なモノ。新日本プロレスのメインは、やっぱり棚橋弘至がいちばんしっく
り来る。

セミでは、なんとあのYOSHI-HASHIが今日も名勝負
今年のG1、優勝戦線とは関係の無いところで何かが起こるかもしれない。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 高松市総合体育館(09/19)

#G1 #高松市総合体育館


『G1 CLIMAX 30』、本日の四国・高松大会リーグ戦折り返しの日。
ちょっと高松のファンが羨ましいくらい強烈なカードが組まれている日であり、
優勝を目指す選手はこの先に土が付くと致命傷になる。ここまで五分のオカダ
は、レインメーカーと化して以来最大の正念場かも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×高橋裕二郎<5敗>【Last of The Dragon】<2勝3敗>鷹木信悟
ジェフ・コブ<2勝3敗>【Tour of The Island】<3勝2敗>ジェイ・ホワイト×
×鈴木みのる<3勝2敗>【Quick(Ebi)】<3勝2敗>オカダ・カズチカ
石井智宏<2勝3敗>【Brain Buster】<3勝2敗>タイチ×
×ウィル・オスプレイ<3勝2敗>【Kamigoe】<4勝1敗>飯伏幸太


[本日のピックアップ]


今日のメインは「世界的に鉄板」飯伏vsオスプレイだったのだが、残念な
がらこれまでの彼らの試合を超えることは出来ず(いい試合だったけど)。

なので今日のピックアップはセミ石井智宏vsタイチ
今日の時点で3勝1敗、同率首位を走っているタイチと、ようやく巻き返しに
入った石井。この2人が闘うとなると、容易に展開が予想出来るのだが。

・・・良い意味で予想通り、いや、予想を完全に超えたゴツゴツ展開
石井のこういう展開は特に驚かないのだが、相対したタイチがそのゴツゴツ
完全対応。石井から見れば、前回の鷹木戦を上回る消耗戦になった。

意地の張り合いを制したのは石井
ただ、この試合を含め、今回のG1の裏MVPタイチで決まりな気がする。
レフェリーのブラインドをついた姑息な反則こそ多いモノの、第三者の介入
はほぼ無く、どの試合も8割を真っ向勝負している。こういう本格派のヒール
は本当に貴重だと思う。

・・・リーグ戦は4勝1敗で首位に立った飯伏3勝2敗5人が追う展開。5敗目
を喫した裕二郎にはもう望みは無さそうだが、2勝3敗3人にもまだ目が。
中盤に入って10人中9人にチャンスがある、っていうのは凄いなぁ・・・。


[本日までの星取表]