俺たちの箱根駅伝(下)

#正月の当事者たち


俺たちの箱根駅伝(下) / 池井戸潤(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レビューまで少し間が空いてしまったが、実はほぼ半日で完読してしまった下巻
遂に新年恒例箱根駅伝が開幕、「負け犬の集まり」と揶揄される関東学生連合
チームと、大日テレビのクルーたちによる、“オレたちの箱根”が転がり始めた!

まずは学生連合意地と感動の箱根駅伝
心情描写は10人のランナーたち全員をフォローしており、応援せずに居られない
展開が熱く繰り広げられる。実際の箱根駅伝で学生連合が大活躍する、という例
は殆ど無い。僕にとって箱根駅伝とは、正月に横目で観る程度番組であり、そこ
「学生連合って出場する意味あるの?」と思っていたことも事実。しかし、こ
の作品を読んだことにより、来年の箱根は学生連合に注目せざるを得なくなった
まだ編成は決まっていないと思うが、学生連合チームのメンバーはハードルが上
がったことを覚悟して欲しい。そのくらい熱い物語だった。

そして、大日テレビ箱根駅伝中継チーム
仕事柄、箱根駅伝の中継がどれだけ大変なのかはさすがに解る。レース展開や天
候に左右され、思い描いた通りに番組が進行することは絶対に無い。そういった
「生モノ」の大変さとそれに臨む覚悟、そして“プロフェッショナルの格好良さ”
が切々と伝わって来る。唯一人、最後までヒールを演じねばならなかった編成局
にはちょっと同情してしまうのだけど(^^;)。

これはもう、絶対に映像化すべき作品。
半沢直樹・下町ロケットのチームならキッチリ仕事をしてくれそうだが、やっぱ
り権利は日テレにありそう。日テレのドラマ班は今現在ちょっとアレ(^^;)だが、
それを払拭するためにも、「ちゃんとした原作アリドラマ」を制作して欲しい。
・・・さすがに手を挙げない、ってことは無いよね(^^;)。

20mメジャー

#以外と活躍


僕が仕事現場にほぼ必ず持ち込んでいるモノの一つがメジャー
おおよその場合、ダイソーかキャンドゥで購入した5mスチールメジャー
事足りるのだが、大きな舞台がある時スポーツ系の仕事などをやる場合、
この長さでは足りなくなる。

で、登場するのが20mメジャー
さすがにこの長さのメジャーは百均では買えないのでネットで購入している
のだが、右側が購入以来もう5年以上使用しているSUN UPというブランドの
モノ。20mのわりには軽く持ち運びに便利。弱点は、材質がファイバー
あり、長距離を測る場合に二人で作業する必要があること。

で、新しく導入したのが左側。同じSUN UPブランドでこちらはスチール
途中で曲がったりしないので、ちょっとした計測なら一人で出来るのが便利。
ただし、結構重いんだよね、コレ(^^;)。まぁ、現場によっては持って行かな
い場合もあるから、必要な時に登場、ということで。

ちなみにハンディメジャーの方も一応10m5mを用意している。
10mは重くてかさばるのであまり持ち歩いていない、ということを考えると、
上の20mもどうなることか・・・。

高級フィルムカメラの新製品

#Film


このご時世で非常に驚いたのだが、リコーイメージングPENTAXブランド
新しいカメラの発売をリリース。これがなんと・・・。

35mmフィルムカメラ・PENTAX17
焦点距離25mm(35mm判換算37mm相当)のF3.5単焦点レンズを搭載し、
オートモードの他にゾーンフォーカスでマニュアル操作も可能。フラッシュ
内蔵、そして36枚撮りフィルムで72枚撮影出来るハーフサイズリコーオ
ンラインショップでの販売価格は、税込み88,000円

・・・ちょっと前の僕だったら、一も二もなく飛びついた製品だったかも。
ペンタックスの単焦点、というだけで魅力的だし、見た目も非常に渋い感じ。
所有欲をそそられるのは間違い無いのだが・・・。

さすがにもうフィルムを楽しむのには無理がある(^^;)。
根本的な原因は、フィルムの大幅な値上げと、現像ラボの不足の2点。
特に前者は深刻で、さすがに気軽にフィルムを楽しむことが出来なくなった。

まぁ、フィルムカメラも欲しいモノはそこそこ手に入れたし、年に数回楽し
めればそれでいいのかも。楽しいんだけどね、アレも。

俺たちの箱根駅伝(上)

#正月の当事者たち


俺たちの箱根駅伝(上) / 池井戸潤(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒットメーカー・池井戸潤、約1年半ぶりの新作
テーマはなんと「箱根駅伝」陸上競技モノとしては、ランニングシュー
ズの開発をテーマとした『陸王』があり、今回も企業再生モノかと思った。
ところが・・・。

物語の軸は明確に二つ
一つは箱根駅伝本戦への出場を逃した各大学の代表者たちによる混成チーム
「関東学生連合」のメンバーの、箱根への“関わり方”“拘り”について、熱く
展開される部分。そして二つ目は、お正月の定番として箱根駅伝を中継する、
テレビ局のクルーたち鬼気迫る仕事ぶりを描く部分である。

これまでの池井戸潤を考えるに、二つ目はあってもおかしくない内容。
しかし、一つ目に関しては完全に虚を突かれた。まさか“箱根駅伝のお荷物”
ないしは“思い出作り”と揶揄されている学生連合チームにスポットを当て、
そこに意味を持たせた上で痛快な展開を構築されるとは・・・。

実際のところ、内容はこれまでにも増してやたら熱い。ランナーたち全員の、
そしてテレビマンたち全員の意地信念には心を打たれたし、なんなら感動
涙も流した。まだ上巻なのに、だ(^^;)。

そしてこの物語、フィクションであるのは間違い無いのだが、実際に存在す
る大学名がバンバン出てくるし、箱根駅伝中継の歴史等に事実が多く含まれ
ている。その辺りを留意しながら読むと、更に楽しさが増す、と思う。

ココに登場するテレビ局は大日テレビ。もちろんN●Vがモデルなのだが、
彼らの箱根に掛ける情熱に感服した。実際の●TVも、ドラマとか作らずに
スポーツ中継だけやってればいいのに、とか思った。ナイショだけど。

土曜の夜は僕の生きがい

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
このアーティスト、僕の中では“評価するのが難しい”系の最右翼(^^;)。
もちろん、誰もが知っているミュージシャンではあるのだが・・・。

Saturday Night’s Alright For Fighting by Elton John.
エルトン・ジョンは英国の生んだ著名才能のあるアーティストの一人
であり、セールスも凄まじい。ピアニスト・キーボーディストとしても
世界で5本の指に入るのでは?というテクニシャン。活動歴は長期に及び、
つい最近までライブを行っていた偉人なのだけど・・・。

もちろん僕もその才能は認めているのだが、どういうワケか響く曲が多
く無い。無理に理由を探すのであれば、曲の出来があまりに良すぎ、逆
あざとく見える、ということくらい(^^;)。言いがかり以外の何物でも
無いのだけど。

しかし、この曲に関してはもう単純に「好き」(^^;)。
アップテンポなリズムに、気持ちの良すぎる音の運び。目の前でこの曲
を演奏されたら、口で何かを言う前に身体が動いてしまう、と思う。

“名曲”とは、こういうのを言うんだろうなぁ、と。
誤解の無いように言っておくとエルトン・ジョン、それなりに聴いてま
すので(^^;)。

Goodbye Yellow Brick Road / Elton John