桂歌丸師匠、逝去。
死因は慢性閉塞性肺疾患、2日午前11時43分に横浜市内の病院で死去。
享年81。
師匠の姿を初めて見た時の記憶はもちろん無い。
物心が付いた頃にはもう師匠は笑点の画面の中に居て、それからずっと
普通にテレビに出ている噺家さんとして認識していた。
だから、僕の中では最初から最後まで「最高に面白い爺さん」であり、
落語家・・・いや、落語そのものの代名詞だった。僕が未だに寄席に行こう、
と思うのは、三遊亭小圓遊(4代目)、三遊亭圓楽(5代目)、そして
桂歌丸の3人の影響が大きい。小圓遊師匠も圓楽師匠も早くにお亡くなり
になったが、歌丸師匠はとんでもない力強さでずっとそこに居てくれた。
悲しい。そして、寂しい。コレを書いている今、どんどん涙が湧き出て
きてしまう。全く関係が無いのに、身内を失ったような喪失感は・・・。
謹んでご冥福をお祈りいたし・・・。いや・・・。
師匠、僕はもう一度、高座に上がる師匠の雄姿を観れると思っていました。
それが叶わない、というのは納得が行きません。
だから、追いかけますよ、どこまでも。
それまで冥福は祈りません。また必ずどこかで、名調子を聴かせてください。
師匠は仰いましたよね、「死なない」って。僕は師匠がずっと大好きです。