本日オンエアの「笑点」は、特別編成。
若かりし頃(と言っても既に貫禄があるけど)の歌丸師匠の姿はやっぱ
り凜々しくてカッコイイ。さらに幼き頃の僕を夢中にさせた小円遊師匠
との絡みは、驚いたことに今観ても本当に面白かった。
名司会ぶりを如何なく発揮出来たのは、やっぱり円楽師匠の存在があれ
ばこそ。「黄金コンビ」という代名詞を名乗っていいのは、猪木・坂口
の他には歌丸・円楽という名タッグチームのみ、と僕は思っている。
大喜利のトリを取ったのは、その円楽師匠。
・・・名回答。誤解の無いように、全文を引用させていただきます。
「歌丸師匠!
一緒に回答者だった頃、そして司会になられても、私の悪口を優しく
受け止めてくれて、罵詈雑言にも耐えていただいて、どうもありがと
うございました。最後に一言言わせてください!
ジジイ! 早すぎるんだよ!」
ラストシーンで皆が客席に頭を下げる中、一人だけ中空に向かって手
を振る木久扇師匠。付き合いの長い彼には絶対、歌丸師匠の姿がそこ
に見えていた、と思う。
・・・こんな大爆笑は本当に久しぶり。でも、大笑いしているのに号泣し
ている自分が、本当に不思議だった。これが「笑点」のパワー。歌丸
師匠が完成させた、日本最強の演芸番組の底力である。
あまりにもすばらしいプログラムを、たったあれだけの時間で作り上
げてくれた出演者と制作の皆様、日本テレビにリスペクトと感謝を。
また、来週。