確認すべき爆弾小僧の「血」

週刊プロレスに続き、G SPIRITSでも表紙はダイナマイト・キッド
あの日以来、キッドのことを思い出さない日は1日たりとも無い。

佐山本人も語っていることだが、もしタイガーマスクのデビュー戦の
相手がダイナマイト・キッドで無かったら、と考えると、本当にゾッ
とする。大袈裟な話ではなく、これは紛れもない事実。

例えば二代目タイガーマスクも、後に三沢光晴としてプロレス史に残
る活躍を見せたが、タイガーとしてのデビュー戦の相手はメキシコの
ラ・フィエラ。フィエラも決して悪い選手では無かったが、結局この
デビュー戦が凡戦となったことで遠回りをした。あれだけの選手だっ
たのに、三沢のブレイクはマスクを脱いだ後。やはりプロレスは一人
では出来ない

キッドは、そういう役回りを何度もこなした。
期待のホープと言われる選手に何度も負けたにも関わらず、人気だけ
は上がり続ける。そのうち観客の方が「キッドの負け」を許さないよ
うになってしまったのだから凄い。

『不世出』という言葉が相応しい選手だが・・・。
G SPIRITSの記事によれば、キッドの甥っ子2人が、マーティ・ジョー
ンズのジムでトレーニングを開始しているらしい。まだ10代だが、特
に兄の方は若い頃のキッドに生き写しの風貌。

・・・彼らのデビューを確認したくなった
おそらくあと5年以内に、そんなニュースが届くと思う。
そこまではなんとか、生きてやる!

LUCHA LIBRE ESTRELLA FIESTA

↑↑、ひさびさに絶対観に行こうと思っている大会。
2019年3月14日・後楽園ホール「LUCHA LIBRE ESTRELLA FIESTA」

“聖者二世”こと、エル・イホ・デル・サント13年ぶりの来日。サントに
加え、フェルサ・ゲレーラ(12年ぶり)、シルバー・キング(11年ぶり)、
ミステリオソ(24年ぶり)、タケダ(29年ぶり)など、旧ユニバーサル
出場していた懐かしのエストレージャたちが大挙来日する。
お馴染みのレイ・ワグナーケンドーも参加。ボラドールに至っては、なん
とこれが初来日だと言うのだから驚く。

もちろんみんなもうお爺さんだから、いわゆる敬老プロレスになっちゃうと
は思うのだけど、それでもサントの動く姿を見たら間違い無く感動しそう。
この興行、僕はケンドーのマスクで応援するつもり。楽しみだ!!

brother × NJPW

プリンタの情報を得よう!として見ていたブラザーのサイトで、面白い素材
配布中。題して「brother × 新日本プロレスリング」。注目は「年賀状」
のカテゴリにある↓↓このデザイン。

左上のくまモンは僕が熊本グリーンランドで撮影した写真。
この部分がちゃんと透明で処理されているPNG形式で配布されており、
Photoshopレイヤーを使用するとカンタンに合成できる。

テンプレートとして配布するのならこの形式がいちばん良いなぁ、と思った。
ちなみに同様のデザインでオカダ・カズチカバージョンもあったのだけど、
僕はやっぱり棚橋弘至で(^^;)。

まぁ、年賀状を作る気は毛頭無い(^^;)。せめてココでご挨拶を。
・・・正月にもやるけど(^^;)。

参考:brother × 新日本プロレスリング(brother official)

闘魂Vスペシャル伝説

▼闘魂Vスペシャル伝説 / 小路谷秀樹・小島和宏

プロレス関係のMOOKは多々読んでいるのだが、その中でもコレは特殊
フォーカスされているのは1990年代に「VALIS」というブランドから発売
されていたセルビデオシリーズ「闘魂Vスペシャル」。著者の一人として名
を連ねている小路谷秀樹氏とは、そのVALISの社長であり、レンタル全盛時
AV業界を席巻した映像クリエイター。つまり、闘魂Vの制作当事者自らが
同シリーズの秘話を語る、という作品である。

プロレスの中でも相当にニッチな世界なハズなのだが、小路谷監督の談話に
イチイチ頷ける自分にまず驚いた。つまり、僕は闘魂Vスペシャルシリーズ
作品をかなり観ている、ということ。確かに今でもきっと部屋を探せば何本
かのVHSパッケージを発掘出来ると思う。映像メディアといえばVHSしか無
かった時代。当時の販売価格3,800円というのは衝撃だったが、正味30分尺
と考えると、決して安くは無い。当時はかなりの薄給(^^;)。にも関わらず、
こういうビデオに金を惜しまなかった気がする。

小路谷監督の語るところによると、「闘魂Vスペシャル」の素材は、会社を
畳んだ時に新日本プロレスに権利ごと売却しているらしいのだが、新日本内
行方不明になっている(^^;)とか。発掘出来れば確実に配信サービスである
新日本プロレスワールド目玉になる。ぜひ探し出して欲しい。

正直、かなり楽しめました! いい企画だな、このMOOK。

飯伏幸太、NEVER無差別奪取!だが・・・

盛岡で行われた新日本プロレス「ワールドタッグリーグ優勝戦」をタイムシ
フト視聴。当初の予想は惨憺たるモノだったのに、思った以上に盛り上がっ
リーグ戦。しかし今回はそこではなくて・・・。

セミファイナル・NEVER無差別級王座戦
王者後藤洋央紀飯伏幸太が挑んだタイトルマッチ。後藤と飯伏のSNS上
でのやり取りが話題になり、前評判が変な風(^^;)に高かった試合。

コレも思った以上の好勝負だったのだが、結果は順当飯伏の勝利
基本、後藤に対してあまり良い感情を持っていない僕だが、さすがに要所々
々で負けすぎ(^^;)。この結果、後藤の東京ドームでのカードが消えてしまっ
たのだから、さすがに気の毒(^^;)な気もする。

飯伏はヘビー級転向後、新日本シングル王座獲得。
だが、飯伏ほどの選手が最初に取るタイトルが今のNRVERで良いのか?とい
う疑問が残る。盟友のケニーはインターコンチ・US・IWGPヘビーという3つ
大関・横綱級のタイトルを取っているのに・・・。

幸いなことに東京ドームで飯伏のNEVERに挑戦するのはウィル・オスプレイ
飯伏vsオスプレイはなかなかの好カードであり、この組み合わせの実現が無
かったらいろいろヤバかった気がする。

後は飯伏がこの鬼っ子みたいなタイトルをどう処理するか?
拘って防衛して価値を上げるのか、早々に返上してメジャータイトルを狙う
のか、注目したい。出来れば前者がいいんだけどなぁ・・・。