九州じゃんがら・こぼんしゃん全部入り

先週K-1観戦終わり、ちょっと懐かしいお店に行ったので記録をば。
最初にラーメンを特別な食べ物として認識させてくれたお店である。

原宿・九州じゃんがらこぼんしゃん全部入り。
博多ラーメン特有の細麺に、熊本ラーメンのコク深いスープが特徴。

20台の頃はもうホントにコレが大好きで、赤坂じゃんがらに毎夜の
ように通っていた時期がある。特にこのこぼんしゃんは圧倒的に好き
で、替え玉2回(^^;)した覚えも。さすがに今回は1回だったけど。

1986年から存在する原宿店は、いろいろ思い出深いお店でもある。
年を取った今はさすがに毎日は無理だけど、時々強烈に食べたくなる
のは長い年月が経過した今でも変わらないな、やっぱり。

参考:九州じゃんがら 原宿1階店(RDB)

ふたつの名前

▼ふたつの名前 / 松村比呂美(Kindle版)

読みたい作家の新刊が今月末まで出ない事が判明。
ということで「読むモノに困ったらKindleストアで松村比呂美作品」を実践。
今回はシンプルなタイトルの作品を選んでみた。ちなみに長編

高齢者向けの結婚相談所でチーフを務める20台前半の女性が主人公。
仕事はもちろん、父母と同居する家庭も順風満帆。全く問題の無い幸せな生活
を送っているのだが、時折正体の解らない「不安」が襲う。主人公がその正体
を探り始めた時、全ての歯車が悲しく動き出す・・・というお話。

いろいろな要素が絡み合った作品なのだが、主題は「人間の正義」だと思う。
間違い無く正しいことをするために、法を犯さざるを得なかった人たちの苦悩
と葛藤が痛いほど良く解り、場面によっては苦しくなる程。当然展開は重苦し
いのだが、気がつくと読了していた、というくらい読みやすい。この作家の
文章は、そういう魅力に溢れていると思う。

そして「高齢者の恋愛・結婚」というテーマに踏み込んでいるのも注目すべき。
もう間もなく、否応無くそういう立場に立つ僕としても、考えさせられる点の
多い佳作であった。

まだ3月も初旬。松村作品、もう2、3読むことになりそう。

K-1 WGP 2016 IN JAPAN -65kg日本代表決定トーナメント

代々木第二体育館で行われた『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN・-65kg日本
代表決定トーナメント』を観に行った。
現在のK-1・-65kg階級は、ゲーオ・ウィラサクレック絶対王者として君臨。
本日のトーナメントで日本代表が決まり、ゲーオを含む世界トーナメント
出場出来る、というモノ。

個人的に注目してた木村”フィリップ”ミノルは一回戦で野杁正明に1RKOで完敗。
もう一人の優勝候補、左右田泰臣山崎秀晃に不覚を取り、2RKO負け。
フィリップはともかくとして、左右田は本当にらしくない試合を展開。実力的に
は抜きんでているハズなのに、何かがおかしかった。非常に残念である。

ベストバウトは文句無く準決勝のHIROYA vs 野杁正明
昨年末のRAIZINでいきなりハジけたHIROYAは、今後K-1・Krushの台風の目
なるかもしれない。K-1甲子園での特別扱いでファンからヒートを買いまくって
いたHIROYAだが、今日のような試合を続けて行けば絶対にファンは離れない
野杁の強烈過ぎるローとヒザを喰らい続け、スタンドでめった打ちになりなが
らもダウンを拒否し(スタンディングダウン)、果敢にやり返すHIROYAには、
昔の甘さは一切無かった。というか、ちょっとファンになったかも。
今後はすげぇ応援するつもり。

優勝はなんと山崎秀晃。実力者なのは解っていたが、今回は運も味方に付けて
堂々のトーナメント制覇。決勝を闘った野杁は、準決勝のHIROYA戦でスタミナ
を使い果たした感があった。ワンマッチでの再戦を期待したい。

そして、絶対王者のゲーオ・ウィラサクレックはスーパーファイトでオランダの
マサロ・グランダーを迎え撃った。ゲーオのファイトは1度生で観たいと思って
いたのだが、もうローキックとかパンチの速さが肉眼で追えない程。ただ、そん
なゲーオに真っ向から勝負を仕掛け、決定的な場面を作らせずに判定に持ち込ん
だマサロも相当な実力者。日本人がこの2人に勝つには、相当な修練が必要かも。

「K-1」と名の付く大会に、僕が再び足を運ぶことになるとは、夢にも思わなか
った。現在のK-1は一時に比較すれば盛り上がっているとはいえ、会場はまだ第二。
これが両国武道館、そして代々木第一体育館まで進めるように、心から祈る。
やっぱおもしろいな、キックって。

心臓入れ替えのような補修

ずっと挙動不審だったリビングPC1号機
自作ベースの中古デスクトップを購入し、HDD増設したりビデオカード変えた
りいろいろやってきたのだが、ブルーバックは頻発するわPIO病は多発するわで、
通常使用がほぼ出来ない状態に。OSがXPのまま、というのも不安があったので、
取り敢えずSSDを購入してWindows7クリーンインストールを試みた。
が・・・。

確実にオカシイ
そもそもWindows7のインストールだけで12時間以上かかる、ってところで
気付くべきだったのだが、どうやらマザーボード系に致命的な欠陥があった模様。
もう捨てちゃおうかなぁ、とか一瞬思ったのだが、モノは試し、でやってみた。

会社の廃棄処分品・Dell Vostro410からマザーボードを引っこ抜き、現在の
パーツ類を組み込んでみた。そもそもこの廃棄マシンももしかしたらマザー不良
かもしれないので、イチかバチかの賭け。恐る恐る電源を入れたら、拍子抜けす
る程すんなりBIOSが起ち上がり、無事にWindows7のセットアップに進んだ。
・・・所要時間30分(^^;)。まぁ、これが普通だよな、本当は(^^;)。

もちろん、その後のWindows Updateやらなんやらで鬼の様な時間はかかったが、
現在非常に健康な状態で稼働。リビングPCの2号機は奇しくも同じVostro410
だから、ナリこそ違うけど全く同じPCが2台ある、というトホホな状態ではある
んだけど(^^;)。スイッチ入れて「DELL」って出るのもなんかなぁ(^^;)。

本日は遺言日和

▼本日は遺言日和 / 黒野伸一(Kindle版)

続けて黒野伸一作品をもう1作。
今度はもうタイトルからして何かあるとしか思えない「本日は遺言日和」
をチョイスしてみた。どんな日和だよ、とやや突っ込みつつ(^^;)。

かんたんに言うと、「遺言書を書くためのツアー」に参加した客数名と
このツアーを企画したイベント会社新人のお話。

なかなか企画の通らなかった新人女性社員。彼女が初めて通した企画書
「遺言ツアー」。美味しいお料理と温泉でリラックスしながら、ゆっ
くり遺言書を書く、という内容で、アドバイザーとして司法書士やカウ
ンセラーも参加する本格的なモノ。しかし、コレに集まった人たちは皆
一癖あって・・・という感じ。

「遺言書」に着目したところがすばらしい、と思う。
基本、死期が迫ってから書く、のが遺言書だと思っていたが、どうやら
そうでは無いようで。そして、コレがある・無いで、遺族の徒労の量が
違ってくる、という事実が非常に良く理解できる。
そして遺言書は、単なる遺産分配用紙ではなく、面倒を見てくれた人た
ちに伝えなければならないことを記しておける重要なアイテムであるこ
とを知った。いや、マジでいろいろ参考になったかもしれない。

ただ、ここに出てくる「イベント会社」っつーのが、なんか普通に腹が
立つ。こういうツアーを考えるのは基本旅行代理店なハズ。となると、
旅行代理店のハウスか。っつーといろいろやられたあの会社を思い出す。
ま、個人的な事だからどうでもいいけど(^^;)。

そしてこの人の本、表紙がいつもステキ
この表紙の風景をちゃんと覚えておいてから読み始めると、いろいろ
グッとくるかもしれない。

遺言について真面目に考えようとしてる人には超オススメ。
そうでない人も、コレを読めばきっと考えたくなる気がするな・・・。