以前レビューした宝島社の書籍「証言UWF 最後の真実」の続編。
宝島のプロレス書籍のわりに読み応えの深い内容だった前作は個人的に評価が
高かったのだが、二匹目のドジョウを狙うにはちょっと早い気が(^^;)。まぁ、
そういうところも宝島っぽくていいんだけど(^^;)。
今回は新生UWF分裂後に出来た藤原組・UWFインターナショナル・リングス・
パンクラス・バトラーツのうち、Uインター・リングス・パンクラスの選手や
関係者たちが「それからのU」を語る内容。UWFに関してはもう出尽くした感
が正直あるが、分裂から各団体の旗揚げ・崩壊(パンクラスのみ存続)までの
エピソードでそれほど詳しいモノは無かった。そういう意味では、目の付け所
が凄く良い。悔しいが、今回もあっという間に読み切ってしまった。
印象に残ったのはこのシリーズ初登場の元リングス・山本宣久と元Uインター
・金原弘光の談話。逆に、この本にボブ・バックランドは登場する必要は無か
った、と思った(^^;)。
前作ほどの衝撃は正直無いが、今作も暴露の香りがしない良質な内容。
こういうテイストで宝島からNOAHや全日本のことを書いた本が出ればいいん
だけどなぁ・・・。