KOPW2020

#njsst


新日本プロレス・サマーストラグル後楽園ホール大会
神宮決戦まであと3日、カードも出揃っているので基本は前哨戦オンリー
の煽り大会となるのだが、今回はちょっとだけ毛色の違う編成に。

オカダ・カズチカの提唱した「KOPW2020」の予選4試合が行われる。
参加する8名がそれぞれルールを持ち寄り、ファン投票でルール決定。
勝ち残った4選手が29日の神宮大会で4wayマッチを行い、初代王者
決定する、という趣向。

最初は「ハァ?」と思ったけど、実際始まってみるとこれがバラエティ
に富んで非常におもしろい展開に。その中で、単純に「良い試合」
なったのが↓↓コレ。

サブミッションマッチと銘打たれたSHOvsSANADAの一戦。
勝敗はギブアップのみ、3カウントによるフォールは認められない、と
いう非常に男らしいルールSHOどこまでやれるのか?がポイントだ
と思っていたのだが・・・。

・・・感服
ヘビー級のSANADAを相手にパワー負けせず、緻密な計略でジワジワ
追い込む、という「ザ・レスリング」。正直、もうSHOはジュニアに括
っておくのは本当に勿体ない。すぐにでもヘビー級戦線で活躍できそう。

試合はそれでも始終SHOの上を行ったSANADAが勝利したが、試合後に
思わず拍手するほどの白熱した試合。他の試合と「おもしろさ」の種類
が違う試合をした2人は、もっと評価されるべきだと思う。

しかし、KOPW2020はなかなか魅力的
決勝の4wayに興味を繋いだオカダ、やはり只者では無い、と改めて。
ちょっと楽しみだなぁ、神宮。

日本懐かし自販機大全

#至福の60秒待ち


▼日本懐かし自販機大全 / 魚谷祐介

最近妙に購入してしまうタツミムック「懐かしシリーズ」
タツミムックと言えばGスピリッツな僕なのだが、その他にもハマれる
書籍をたくさん出してくれていることにまず驚いた次第。

近いうちに最近購入した数冊を紹介しようと思っているのだが、まずは
このやたらマニアックな本から。ここで扱われているのは、主に調理型
自販機うどん・そばラーメンハンバーガートースト温かい
状態ですぐに食べられる、という昭和の自販機群である。

写真を見ているだけでも懐かしさが溢れてくるのだが、中でもいちばん
思い入れのあるのがハンバーガーの自販機。単に自販機内で冷凍のハン
バーガーが加熱されて出てくる、というだけなのだが、どうしたワケか
僕はこのハンバーガーが大好きで、この自販機を見掛けると親にやたら
ねだった覚えがある。

この本のすばらしいところは、現在でもこの手の自販機を置いている店
を紹介してくれているところ。ウチからだと埼玉の奥の方茨城あたり
ならなんとか行動範囲なので、ヒマを見てドライブがてら行ってみたい
気がする。

このシリーズ、完璧にハマった(^^;)。
昭和に生まれて良かった、と思っちゃうんだよなぁ、実際(^^;)。

ミスターデンジャー×3

#またくる ゆるさん


先月、松永光弘氏の著書を読んだおかげで、やたら足を運んでしまって
いる最凶ステーキハウス・ミスターデンジャー。今月に入ってからもう
3度目の訪問になった。

↑↑、現在のデンジャー店頭にディスプレイされているタペストリー
相変わらず凄まじい自虐ネタ(^^;)。しかし、カウント9で立ってくれな
いと我々は本当に困る!

ということで今日もデンジャーステーキ450gセット
ニンニクをたっぷり絡ませたミディアムレア。1ポンドというのは大層
な量だが、この店の場合はその限りでは無いのは常連なら皆知っている。

・・・モノの10分であっという間に完食(^^;)。
この柔らかさ・美味しさは、絶対に他店では味わえないし、セットで
2,550円という価格も驚異的。

近いうちにまた行くことになりそうなのだが、その時は1ポンドオーバー
のセットを注文してみようかと。ないしはジャイアントハンバーグ・・・。

非接触型温度計

#仕方無い


この騒動中、ありがたいことに仕事をいただいていた僕。
受託にあたり、条件として通達されたのが「毎日体温を計る」こと。ま、
このご時世だから当然なのだが。

で、手に入れたのが↑↑の非接触型温度計・OSTEN
測定時間はたった1秒、体温の他にオブジェクトモードがあり、液体や
固体の温度計測が可能。料理の時の油の温度とかも調べられる。

大きな特徴はUSB充電式であること。
他のメーカーから出ている製品はおおよそが電池式であることを考える
と、やたら便利。従来の体温計での測定結果と比較したが、誤差は殆ど
無いくらいの高性能これからの検温は1秒で済むことになる。

・・・問題はコレを受け取ったのが今日(8/23)である、ということ。
実はコレ、クラウドファンディングCAMPFIREで支援購入したモノで、
当初のお届け予定は6月末頃だった。おそらくコロナの影響で通関が遅れ
たと思うのだが、そろそろ検温必須の仕事は終わる(^^;)。

仕方の無いこととはいえ、ちょっと悔しいなぁ(^^;)。
必携品に関してはクラウドファンディングは避けた方がいいな、きっと。

長恨歌

#歌舞伎町ウルトラアンダーグラウンド


▼長恨歌 不夜城完結編 / 馳星周(Kindle版)

馳星周・不夜城シリーズ「完結編」とされる第三巻
「不夜城」「鎮魂歌」はそれぞれ1996年・1977年にリリースされた
作品だが、こちらの「長恨歌」の発売は2004年。7年の間に他の作品で
腕を磨いた作者が、デビュー作に落とし前を付けるために書いた作品・・・
のような気が。

物語の中でもほぼ同様に時間は進んでおり、歌舞伎町中国人マフィア
事情
も様変わりを見せている。戦後隆盛を極めた台湾系は既に淘汰され、
代わって歌舞伎町を牛耳ろうとした上海・北京の二大勢力も既に倒壊
この作品での歌舞伎町は、福建東北出身の中国人が無秩序に暴れ回る
世界となっている。

今回もキーマンは日台ハーフ劉健一だが、その存在が最初から最後ま
でしっかりと「不気味」なモノとして描かれる。おもしろいのは語り部
を務める日本国籍を持つ男の存在。純粋な中国人なのにも関わらず、
中国残留孤児
に化けて日本に渡り、全てが上手く行かずに闇に落ちる、
という設定がすばらしい。

前2作と比べると、圧倒的にエログロの要素が少ない
エログロはこのシリーズの持ち味とも言えるのだが、この部分が抑えら
れているおかげで物語はすんなりと入ってくる。個人的にはこの「マイ
ルドさ」
を評価したい。

完結させるには惜しい作品だが、ラストはもう完結せざるを得ない展開
ここ一週間、極上のノワールを味あわせてくれてありがとう!と言って
おきます。

これで馳星周強化月間はちょっとお休み。来月になったらまた始まりそ
うだけど。